奥ぶたえから二重にする方法を紹介！メリット・デメリットも解説

奥ぶたえは優しく落ち着いた雰囲気に見えると言われていますが、人によっては目つきが悪く見られたり眠そうな印象を持たれたりしがちです。

奥ぶたえに悩んでいる方の中には、「奥ぶたえから二重にできないのだろうか」と思っている方もいるでしょう。

そこでこの記事では、奥ぶたえを二重にする方法を紹介します。

二重にする方法はさまざまあるため、自身に合った方法を選んでください。

最後には、手術で二重にする方法やおすすめの美容クリニックも紹介しているため、奥ぶたえを二重にしたいと思っている方は、ぜひ参考にしてください。

奥ぶたえとは

一般的には、まぶたの形には一重と二重があります。

奥ぶたえは、二重のラインがまぶたの奥の方に入っているため、一重のように見える状態を指します。

ここでは、まぶたの構造や奥ぶたえと二重の違いについて解説します。

まぶたの構造

まぶたは皮膚・筋肉・脂肪で構成される部位で、「眼瞼挙筋（がんけんきょきん）」と呼ばれる筋肉が収縮することで開閉します。

二重まぶたは、眼瞼挙筋が枝分かれして瞼板（けんばん）と呼ばれる軟骨と上瞼の皮膚についているため、目を開けたときに上瞼皮膚が２か所で引き上げられて、二重になります。

一方、一重まぶたは枝分かれがなく、瞼板１か所で引き上げられるため、二重になりません。

奥ぶたえは、上瞼皮膚が2か所で持ち上げられているものの、ひだが隠れてしまっているため、一重のように見えます。

奥ぶたえと二重の違い

奥ぶたえのまぶたは、二重と同じ構造です。

眼瞼挙筋が枝分かれしており、片方が挙筋腱膜を引っ張ることで皮膚が折り込まれ、二重のラインができます。

奥ぶたえは二重の一種で、二重のラインがまぶたの皮膚の内側にすべて隠れて見えなくなった状態のことです。

目尻の部分は二重に見えていることもありますが、一般的には一重のように見えることが多く見られます。

日本人は、半数以上が一重または奥ぶたえになっていると言われています。

欧米人に比べまぶたの脂肪が厚いため、一重になったり二重が隠れてしまったりしやすいからです。

そのため、奥ぶたえの方が年齢を重ねると、まぶたの脂肪が落ちて二重になるケースもあります。

奥ぶたえから二重をつくるおもな方法

自身で奥ぶたえを二重にする方法には、次の5つがあります。

• 二重のりを使用する
• アイテープを使用する
• 目の周辺をマッサージする
• メイクを工夫する
• 美容クリニックで二重術を受ける

詳しく解説します。

二重のりを使用する

二重のりは、まぶたにのりを付けて奥ぶたえから二重をつくるアイテムで、接着タイプと皮膜タイプの2種類に大きく分けられます。

接着タイプの二重のりは、まぶたを接着して二重をつくります。

のりでしっかりと皮膚をくっつけられるため、一重の方やまぶたが厚めの方におすすめです。

皮膜タイプの二重のりは、まぶたに皮のような膜を張ってまぶたを折り込みます。

まぶたを引っ張らないため自然な仕上がりになることがメリットで、まぶたが薄い方や二重がつきやすい奥ぶたえの方に向いています。

ただし、二重のりは皮膚に負担がかかりやすいため、皮膚が弱い方は注意してください。

アイテープを使用する

アイテープは、二重のラインの下側にテープを貼り付けて二重幅をつくるアイテムです。

テープを貼るだけで二重ができるため、初心者でも手軽かつ簡単に二重をつくることができます。

アイテープには、片面タイプと両面タイプの2種類があります。

片面タイプは上からまぶたをかぶせて二重をつくりますが、まぶたとの接着面が狭いため、まばたきしやすく瞳も乾きにくい点がメリットです。

両面タイプのアイテープは、まぶた同士をテープで貼り付けて使います。二重をキープしやすく、片面タイプでうまくいかない方におすすめです。

目の周辺をマッサージする

二重が奥ぶたえになる理由の1つに、まぶたのむくみがあります。

そのため、目の周辺を適切にマッサージすれば慢性的なむくみが解消され、きれいな二重をつくれる可能性があります。

目頭や前頭筋をマッサージしたり、ホットタオルで血流を促進したりするとよいでしょう。

二重マッサージは、体が温まり肌が柔らかい状態になっている入浴中や入浴後に行うのがおすすめです。

マッサージクリームを使用すると、肌へのダメージを軽減できるうえ、クリームの美容成分により目元のたるみやシワの改善効果も期待できます。

より高い効果を期待したい場合は、まぶたのむくみや脂肪を取り除くマッサージをおこなっているエステティックサロンを利用する方法もあります。

メイクを工夫する

メイクを工夫すれば、普段使っているコスメで二重に見せることができます。

用意するものは、ブラウンのアイシャドウとブラックのアイライナーです。

スティックなどを使ってまぶたを二重の状態にし、二重のラインがついたら元に戻し、ラインまでブラウンのアイシャドウをのせましょう。

次に、先の平らなブラシで二重のラインをブラウンのアイシャドウでなぞっていきます。

目を開けて少し見える程度のアイラインを入れ、濃いブラウンのアイシャドウでぼかしていけば、疑似二重の完成です。

最初は難しいかもしれませんが、慣れてくれば手早く二重をつくれます。

二重のりやアイテープを休みたいときには、メイクで二重にするとよいでしょう。

美容クリニックで二重術を受ける

奥ぶたえを根本的に治したいと考えるのなら、美容クリニックで二重術を受けましょう。

美容クリニックで二重術を受ければ、何もしなくても二重の状態を維持できます。

二重術を受けるためには、まとまったお金が必要です。

しかし、二重のりやアイテープを使い続ける場合でもお金はかかるため、トータルで見れば費用の差が生まれないケースもあります。

二重術の主なデメリットは、ダウンタイムがあることと失敗するリスクがゼロではないことです。

ただし、二重術は、美容整形の中で難易度が特別高いわけではありません。

評判の良いクリニックを選べば、安心して施術を受けることができます。

奥ぶたえから二重をつくる二重マッサージの方法

「奥ぶたえを二重にするマッサージとは、どのようなマッサージなのかわからない」と思う方ために、奥ぶたえが二重になるマッサージの方法を3つ紹介します。

自宅にあるもので簡単にできるため、二重術やアイテムを使用する前に試してみましょう。

• 目頭をマッサージする
• 前頭筋をマッサージする
• ホットタオルを活用する

目頭をマッサージする

目頭の切れ込み部分には、上まぶた側から覆っている「蒙古ひだ」と呼ばれる皮膚があります。

蒙古ひだは西洋人にはほとんどありませんが、日本人は大半が持っていると言われる部位です。

蒙古ひだが張るとくっきりした二重ができにくくなるため、目頭のマッサージで蒙古ひだの張りを解消すると、くっきりとした二重に近づくことができます。

マッサージの方法は、次のとおりです。

1. 蒙古ひだ近くの鼻の根元付近を人差し指と親指でつまむ
2. 少し強い力で30秒程度つまみ続ける

1日1回を目安にし、慣れてきたらつまむ時間を1分程度まで伸ばしましょう。

つまむときには、指が眼球に触れないように注意してください。

前頭筋をマッサージする

眉の上のおでこ辺りに広がっている「前頭筋」は、まぶたのたるみに関係している筋肉です。

前頭筋が衰えてくると眉が下がってくるため、二重になりにくくなります。

前頭筋をマッサージして鍛えることで、奥ぶたえの改善効果が期待できます。

マッサージの方法は、次のとおりです。

1. 人差し指、中指、薬指で眉を上に押し上げて小刻みにほぐす
2. 眉より少し上のおでこ辺りを同様に3本の指でほぐす
3. さらに上の生え際あたりを同様に3本の指でほぐす

1か所につき1分程度ほぐすと効果がアップします。

両手で同時にマッサージしても構いません。程よい力でほぐしていくのがポイントです。

ホットタオルを活用する

まぶたに脂肪がついたり、血流が悪くなってまぶたが腫れたりすると、二重ができにくくなってしまいます。

ホットタオルを活用すれば、血流が促されてくっきりとした二重をつくりやすくなるでしょう。

タオルを使った方法の手順は次のとおりです。

1. 電子レンジやお湯でタオルを40℃程度まで温める
2. ホットタオルを目の上に5分程度乗せる
3. 氷水で絞って冷たくしたタオルを1分程度目の上に乗せる

温かいタオルと冷たいタオルを2～3回ずつ乗せると、温冷効果により血流が促進され、まぶたの中の老廃物が排出されます。

目頭や前頭筋のマッサージをする前に温冷効果で血流を促しておくと、マッサージの効果をより高めることができるでしょう。

奥ぶたえから自力で二重をつくる際に注意するポイント

二重のりやアイテープで二重をつくる際には、次のような注意すべきポイントがあります。

• 皮膚への刺激・触りすぎを避ける
• 二重をつくるには時間がかかる
• 自然な二重のラインをつくるのは難しい

皮膚への刺激・触りすぎを避ける

二重のりやアイテープを継続的に使用すると、接着剤の成分が皮膚を刺激してアレルギー反応が起こり、赤みが出たりかゆくなったりする場合があります。

まぶたが赤く腫れてかゆみや痛みが生じると、肌の角質が破壊されて乾燥しやすくなり、まぶたがかさつきます。

二重のりやアイテープの接着剤は一般的なメイク落としでは落としにくいため、こすってしまいがちです。

その結果、皮脂や角質まで落としてしまい、皮膚が保護されなり、シミができたり固くなったりしてしまいます。

また、皮膚が赤くかぶれてくると、まぶたが腫れて目が小さく見えてしまいます。

自力で二重をつくる場合は、皮膚への刺激・触りすぎに注意してください。

二重をつくるには時間がかかる

自力で二重をつくる場合、まぶたが完全に二重になるまでに、かなりの時間がかかる可能性があります。

二重の癖がつきやすい方は数日で二重になることもありますが、一般的には数年かけなければ癖はつきません。

まぶたは他の部位より皮膚が薄くて伸びやすいため、アイテムを使えば簡単に癖をつけられると思われがちです。

しかし、実際は思うように癖がついてくれない可能性が高いことを覚えておきましょう。

自然な二重のラインをつくるのは難しい

二重のりやアイテープでは、二重の自然なラインをつくるのは困難です。

たとえ奥ぶたえから二重になったとしても、左右非対称になったり幅のバランスが悪くなったりしてしまうことがあります。

アイテムは毎日交換しなければならないため、使用するたびに同じラインで二重をつくらなければなりません。

少しでもラインがずれてしまうと、癖がつきにくくなってしまいます。

また、ラインをうまく作れないと、二重のラインが何本もつき、シワになってしまう恐れもあります。

自力で二重をつくる方法では、自然な二重のラインをつくるのはかなり難しいと言えるでしょう。

美容クリニックで人気の二重術

美容クリニックで奥ぶたえから二重にしてもらう方法には、埋没法と切開法の2種類があります。

埋没法と切開法の施術時間や、費用の相場、ダウンタイムの期間は、次のとおりです。

項目	埋没法	切開法
施術時間の目安	10～20分	20～50分
費用の相場	5～10万円	20～30万円
ダウンタイムの期間	3日～1週間程度	1か月程度

埋没法よりも切開法の方が、施術時間、ダウンタイムが長く、費用もかかります。

埋没法と切開法について、詳しく解説します。

埋没法

埋没法は、極細の糸でまぶたの表面を数か所固定し、二重を形成する方法です。

施術時間の目安は10～20分と短く、施術後は自然な二重に仕上がりますが、半永久的に効果が持続するわけではありません。

メリットは、切開法に比べ施術費が安いことや、まぶたを元に戻せることです。

術後の腫れや皮膚トラブルが少ないため、ダウンタイムの時間を長くとれない方に向いています。

今まで二重メイクをしていた方は施術後も同じように見えるため、整形したことに気づかれにくいでしょう。

デメリットには、簡易的な施術になるため細かいデザインに対応できないことや、医療用の糸が緩んだり取れたりする恐れがあることが挙げられます。

切開法

切開法は、まぶたをメスで切開して二重を形成する方法です。

メリットは、細かいデザインに対応するため、理想的な二重のデザインに仕上がることです。

埋没法はまぶたの状態によっては施術を断られるケースがありますが、切開法は誰でも受けられるうえ、まぶたの脂肪やたるみも取ってもらえます。

切開法のデメリットは、ダウンタイムが長いことです。

メスを入れて切開するため、まぶたの腫れが引くまでに時間がかかり、自然な状態になるまで数か月を要することもあります。

修正が困難な点や、少なからず傷跡が残る点もデメリットです。

二重施術の評判が良いおすすめ美容クリニック6選

ここでは、二重施術に定評があるおすすめの美容クリニックを厳選して6院紹介します。

クリニック選びの参考にしてください。

TCB東京中央美容外科

TCB東京中央美容外科は、二重整形の症例数が業界トップクラスを誇るクリニックです。

二重整形の名医が在籍しているため、優れた技術を持つ先生の施術を希望する方に向いています。

施術でトラブルが起きた場合は、無料で修正してもらえる点も魅力です。

メニューごとに保証も付いており、埋没法を受けた後に二重が取れた場合も無料で施術してもらえます。

湘南美容クリニック

湘南美容クリニックでは、世界的AIテクノロジー企業と共同開発した「SBCAI」で、他人の症例写真でなく自信の顔で最大10段階の二重シミュレーションが可能です。

二重の幅を10段階までシミュレートできるため、自身に合った二重幅がイメージできます。

また、8種類もの二重施術方法があり、すべてのメニューに薬代、麻酔代、保証制度も含まれているため、安心して施術を受けることができます。

品川美容外科

埋没法のメニューの1つ「二重術クイック法」を受ければ、最短約15分で施術が完了します。

リーズナブルな料金で二重をつくれることも、メリットです。

最も人気が高い「二重術ナチュラル法」には、2年間の安心保障が付いています。

二重が戻ったりラインが薄くなったりした場合や、再施術が必要と判断された場合は、無料で対応してもらえます。

東京美容外科

東京美容外科のオリジナル埋没法は、糸の留め方を独自に開発しているため、傷跡が自然で高い持続性があります。

施術前にしっかりとシミュレーションを行い、患者様一人ひとりに合ったラインを提案します。

施術時間も10分で終わるため、まぶたに負担がかかりにくく、腫れや内出血などのリスクも少なめです。

保証期間内であれば契約の点数内で何度でも留め直しができるため、万が一トラブルが起こった場合でも、丁寧に対応してくれるクリニックを探している方におすすめです。

共立美容外科

共立美容外科の二重整形は、痛みがほとんどなく、小さいお子様でも安心して治療を受けることができます。

幅広い世代に人気のある「共立式P-PL挙筋法」は、点と点を結んで二重の線を作るため、自然なラインが長続きします。

二重整形の症例写真は随時更新がなされており、手術前・手術直後・3週間後など細かく目元の変化が確認できるため、施術が初めての方もイメージがわきやすいでしょう。

TAクリニック

TAクリニックは、美意識の高い職業の方から多く支持を受けているクリニックです。

プライバシーの保護を徹底しており、カウンセリングも時間をかけて丁寧におこないます。

学割価格の用意もあるため、学生の方はお得に施術を受けることができます。

LINEでクーポンの配布なども行っているため、気になる方はぜひチェックしてみてください。

二重に関するよくある質問

最後に、二重に関する次の質問に回答します。

疑問を解消して、納得のいく方法で二重を手に入れましょう。

• 一重から二重になる方法はありますか？
• まぶたに脂肪が多いタイプのまぶたでも埋没法できれいな目元になれますか？

一重から二重になる方法はありますか？

奥ぶたえの方だけでなく、一重の方も二重をつくることができます。

奥ぶたえから二重をつくる方法と同じで、二重のり・アイテープを使ったり、メイクを工夫したりすれば、二重になるでしょう。

ただし、不完全ながらも二重ができている奥ぶたえと違い、一重はまぶたの構造がそもそも二重と異なっています。

奥ぶたえから二重にするより、一重から二重にするほうが難しいでしょう。

一重の方が二重にしたい場合は、クリニックで施術を受けることをおすすめします。

二重術を受ければ、一重の方でもきれいな二重をつくってもらます。

まぶたに脂肪が多いタイプのまぶたでも埋没法できれいな目元になれますか？

まぶたに脂肪が多い方でも、クリニックで埋没法の施術を受けることができます。

ただし、脂肪が多いまぶたは皮膚をしっかりと引っ張れないため、時間が経つと元に戻りやすくなります。

まぶたの脂肪の量が多い方は、埋没法よりも切開法がおすすめです。

切開法なら、脂肪取りが必要だと判断された場合、二重の手術と同時に脂肪も除去してもらえます。

その結果、腫れぼったさが改善され、満足度の高い効果を得られるでしょう。

まとめ

奥ぶたえから二重にしたい場合は、アイテム・グッズを使ったりメイクを工夫したりすれば、自力でも二重をつくれます。

また、二重マッサージを行うのも効果的です。

しかし、より確実に二重をつくりたい場合は、クリニックで二重術を受けることおすすめします。

埋没法と切開法のメリットとデメリットを理解し、自身に合った施術を選ぶと、きれいな二重を手に入れることができます。

※本記事の情報は2022年8月時点のものです。
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＜参考＞
TCB東京中央美容外科
東京美容外科
品川美容外科