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変形性膝関節症のリハビリ目的は?してはいけない運動や筋力トレーニングも詳しく解説

変形性膝関節症とは主に加齢が原因となる膝の痛みであり、膝関節の軟骨がすり減って炎症を起こし痛みとなる疾患です。変形性膝関節症は非常に多くの患者がいる疾患で、とくに女性の発症率が高いとされています。

原因は加齢のみではなく、体重の増加やO脚、X脚など膝に負担のかかる生活を続けていると痛みが強まります。

ストレッチや筋力トレーニングなどの運動療法である程度の痛みを改善できる疾患ですが、強い痛みが長く続いたりリハビリで改善が見られなかったりなど状況が停滞している場合は手術療法に移ることもある疾患です。リハビリは自宅でできるものも多いため、膝が痛み始めた方はまずリハビリの種類や日常生活で気を付けるべき点をチェックしましょう。

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費用RPR-FD:165,000円〜
培養幹細胞治療:1,287,000円
ヒアルロン酸注射:5,500円〜
APS:400,000円〜
RPR-FD:198,000円〜
RPR-PRO:264,000円〜
幹細胞培養治療:1,100,000円〜
PRP-FD療法:319,000円
脂肪幹細胞療法:1,408,000円
ヒアルロン酸注射:33,000円
診療時間9:00〜18:009:00〜18:0010:00〜19:00
支払い方法現金、クレジットカード、
デビットカード
現金、クレジットカード、
電子マネー、バーコード決済
現金、クレジットカード
おすすめ再生医療等に特化
治療実績22,900例以上
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あらゆる痛みの相談可能
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料金は税込です
目次

変形性膝関節症リハビリの目的

変形性膝関節症はリハビリの継続で痛みが緩和したり進行を止めたりなどのよい効果があります。リハビリのもたらす効果を知ることで継続するモチベーションも上がるため、ここではリハビリの目的について一つずつ見ていきましょう。

痛みの緩和

変形性膝関節症の痛みはリハビリによって緩和します。すり減った軟骨は修復できませんが、正しくリハビリすることで膝関節周りの筋肉も鍛えられて膝に負担をかけないような脚になります。

ストレッチや筋力トレーニングなど運動療法のみでなく、日常生活でなるべく重いものを持たない、膝を大きく曲げる動作を避けることも痛みの緩和に効果的です。

膝が痛い状態で無理に動かすと膝をかばい歩き方が不自然になり、より痛みが強くなる恐れがあるため、自己判断のリハビリは危険です。痛みが出始めたらまずは診断を受けて膝関節の状態を確認しましょう。

変形の進行を止める

変形性膝関節症が悪化する原因として、膝が痛い状態で動かさないまま安静にしていると筋力が衰えていくことが挙げられます。膝関節を支えるためのストレッチや関節の可動域を保つストレッチなど継続してリハビリをおこなうことで進行を止められます。

変形性膝関節症が疑われる場合はまず安静にする必要がありますが、歩かないと筋力が低下して悪化につながることから無理に安静にするのではなく日常生活を続けることが大切です。

膝関節へのストレス軽減

膝関節へのストレスが強いと変形性膝関節症の進行が早まり、痛みが強くなることがあります。とくに膝の軟骨は冷えや肥満でストレスとなりやすく、運動療法で減量したり筋力を付けたり膝の負担を軽くすることが目的ともいえるでしょう。

変形性膝関節症リハビリの種類

変形性膝関節症には主に4種類の有効なリハビリがあります。それぞれに目的が異なるため、自身に当てはまる種類のリハビリを知ることが大切です。

装具療法

装具療法とはインソールやサポーターを使用した治療であり、主にO脚が原因で変形性膝関節症を発症した方に適した方法です。O脚の方は膝関節の内側に体重がかかりやすいため、変形性膝関節症になりやすい傾向にあります。

O脚はストレッチや筋力トレーニングの運動療法で改善されますが、装具を使用することでより膝関節への負担を減らし、体重を適切な方向にかけて骨や軟骨を守ります。またO脚ではなくても、変形性膝関節症の患者は関節の内側に体重がかかりやすく、発症後は軽度なO脚になりやすいともいわれています。

軟骨の状態はレントゲンではわかりにくいですが、O脚による骨の変形はすぐに判明するため、痛みが強くなくても歩き方や装具を使用した矯正方法を知りたい際にもは来院がおすすめです。

薬物療法

薬物療法はその名のとおり薬を服用して痛みをおさえる方法で、湿布や鎮痛剤、関節内注射が薬物療法に当てはまります。変形性膝関節症の改善よりも、日常生活に支障をきたすような膝の痛みの緩和のために一時的に使用される方法です。

改善を目的とするならば、薬物療法を取り入れつつストレッチや筋力トレーニングなどのリハビリで膝関節周りを鍛えていく方法が変形性膝関節症に有効といえるでしょう。

運動療法

運動療法は膝関節や膝関節を支える部分を動かして鍛える方法です。痛みを緩和したり進行を遅らせたりなどの効果があり、変形性膝関節症の初期症状を改善させます。

たとえば膝を曲げて可動域を広げる訓練も運動療法の一つで、可動域を広げることでしゃがんだり正座したり膝を大きく曲げる動作もスムーズにできるようにします。

簡単なストレッチや筋力トレーニング以外にも、痛みが強くない状態ではウォーキング、水中ウォーキングなどの有酸素運動も効果的なリハビリです。痛みが続くとつい膝を動かさなくなりがちですが、脚を動かさないと筋肉が落ちたり膝関節が硬くなったりなどの原因から、より膝への負担が強くなります。

自宅でできる運動療法も多く、継続することで脚が鍛えられて膝を支えられるようになり、痛みの改善や症状の進行を遅らせられます。

手術療法

上記のリハビリで改善が見られずに日常生活を送ることが困難である場合は、人工膝関節に置き換えたり骨を切除したりなどの手術療法の検討も必要です。手術後は運動療法により筋力を取り戻せますが、膝関節に負担をかけないよう再び運動療法で脚の筋肉を鍛えます。

手術によっては以前のように自由に大きく膝を曲げられないこともあるため、手術療法はそれぞれのメリットやデメリットを知ることが大切です。どの手術が適しているかは個人の足の状態で変わるため、診察のもと医師の判断に任せましょう。

変形性膝関節症による手術療法の目的と種類

変形性膝関節症に有効な手術は主に次の3種類で、膝の状態によって適した手術が異なります。

  • 関節鏡視下手術
  • 高位脛骨骨切り術
  • 人工関節置換術

手術療法は、手術療法以外のリハビリで痛みが改善せず日常生活に支障をきたすようになる場合におこなわれます。そのため手術療法の目的は、再び自身の足で日常生活が送れることともいえるでしょう。

膝の痛みを緩和させる

膝の痛みを緩和させて変形の進行を遅らせる手術として、関節鏡視下手術が用いられることがあります。関節鏡視下手術とは膝関節内のすりきれた半月板や軟骨のささくれを手術で取り除き、膝関節内をきれいに掃除していくイメージの手術で、変形性膝関節症の初期症状で用いられます。

ただ日常生活に支障が出るほどの痛みがある場合は、膝関節を人工膝関節に置き換える人工膝関節置換術も検討されます。人工膝関節置換術は痛みの原因となる部分が取り除かれるため、膝の痛みを緩和させる手術のなかでは非常に効果が高いものといえるでしょう。

可動域の維持や改善

痛みを取り除く人工膝関節置換術は、膝の可動域が狭まることがデメリットです。膝の可動域を維持したまま変形性膝関節症の手術する方法には、人工膝関節置換術以外の2種類が有効といえます。

たとえばスポーツが趣味で手術後も続けたい方は、自身の膝関節を残したまま痛みや違和感を解消できる高位脛骨骨切り術がおすすめです。

関節鏡視下手術や高位脛骨骨切り術は痛みが再発する可能性がありますが、運動療法を続けることで膝関節周りの筋力がつき膝への負担を軽減させることもできます。

そのため膝の可動域を改善するためには、手術療法で膝を治療し運動療法が継続できる状態にする方法が有効です。

膝関節を安定させる

関節鏡視下手術や高位脛骨骨切り術は再発する可能性がありますが、人工膝関節置換術は膝の関節部分を置き換えるため、手術後に軟骨が擦り切れたり変形したりなどの心配がありません。

痛みもなく手術前のように安定した歩行が可能なメリットがありますが、膝の可動域が狭まることと20年前後の耐久性があることが大きなデメリットです。人工関節の耐久性を加味して、人工膝関節置換術は60歳以上の方に適応されることが多い手術です。

骨や関節の並びを修正

O脚やX脚により膝の軟骨や半月板が痛んでおり変形している場合は、骨を切って矯正する高位脛骨骨切り術が有効です。高位脛骨骨切り術は人口膝関節置換術を施術するにはまだ年齢が若い方が対象の手術で、40代の方でも適用される手術です。

膝の変形しきっておらず膝関節の外側が傷んでいないことが手術の条件で、脛の骨を切り体重を膝の中央にかかるように調整して固定します。手術後も自身の骨のまま膝の曲げ伸ばしができる点がメリットですが、再び軟骨がすり減ったり変形したりなど再発の恐れもあります。

変形性膝関節症における進行度別のリハビリ

変形性膝関節症のリハビリは症状の進行によって異なります。安静時でも痛みが強い際に積極的に膝関節を動かすことはよくないため、まずは自身の膝の状態を知ってどのリハビリが適したものであるか確認しましょう。

急性期

変形性膝関節症の急性期は、歩かずに安静にしている状態でも膝関節周りが痛んだり腫れたりする状態です。何をしても痛いことが特徴であり、なるべく膝を動かさずに股関節や足関節からリハビリを進めていきます。

ひとまず安静にしたり患部を冷やしたりなど自宅でできる方法がありますが、安静時にも痛む状態であれば薬物療法による治療も効果的です。急性期の痛みは精神的なストレスも溜まりやすいため、一度病院でレントゲンや膝関節の動く範囲などを診察し、治療を受けましょう。

亜急性期

亜急性期は歩いたり膝を曲げたり膝関節に動きがある際に痛む状態で、一度痛くなっても休めばすぐに痛みがおさまることが特徴です。膝を曲げ伸ばして可動域を広げたり膝を支える筋力を付けたり、痛みに応じた適切なリハビリで改善を目指します。

慢性期

慢性期は立つ動作や歩行の1歩目に痛んだり膝の違和感が続いたりなどが特徴で、急性期や亜急性期と比較すると痛みが軽い傾向にあります。しかし痛みにくくても炎症が進行していることが予想されるため、放置すると炎症が悪化し強い痛みになることもあります。

痛みが強くなくても長く続く場合は早めの受診がおすすめです。リハビリでは痛みの軽減のみでなく姿勢調整や改善に向けた積極的な運動療法をおこないます。

自宅でできる変形性膝関節症のリハビリ

変形性膝関節症は自宅でもリハビリが可能ですが、自身の膝の状態がわからずに実行すると症状の悪化につながります。自宅で継続的なリハビリをおこなうにはまずは診察にかかり、主治医や理学療法士と相談のうえで効果的なリハビリを教わりましょう。

ストレッチ

歩いたり座ったり日常生活の動作をスムーズにおこなうには、膝の可動域を広げる必要があります。筋肉を伸ばしてほぐすことが変形性膝関節症におけるストレッチの目的であり、本格的な筋力トレーニングや有酸素運動をはじめる前の準備運動としても有効です。

膝を曲げる際に痛みがあると安静な状態が続きがちですが、膝関節は動かさないと可動域が狭まるため、主治医の相談のもと適度なストレッチも検討しましょう。

筋力トレーニング

変形性膝関節症の方は膝関節周りのみでなく、太ももの内側や外側、足全体の筋肉などさまざまな部位の筋力を付けることが大切です。たとえば太ももの外側を鍛える筋力トレーニングでは、横向きになり上の足を伸ばしてゆっくり上げ、5秒ほど静止してゆっくり下ろすリハビリも有効です。

有酸素運動

歩くことが困難でない場合は、ウォーキングやエアロバイクなどの有酸素運動もおすすめです。ただ膝関節を酷使するとより早く軟骨がすり減ったり体重が適切でない部分にかかり続けて痛みが強くなったりなど、変形性膝関節症の進行が早まる恐れもあります。

目安は、通常のウォーキングであれば1日30分を1週間に2日~3日程度おこなう程度でよいでしょう。またスポーツは膝を過度に動かしすぎることが予想されるため、変形性膝関節症の方は症状が進行し悪化する可能性があります。

食事のバランスを整える

変形性膝関節症を悪化させる原因の一つに肥満が挙げられます。筋力トレーニングやストレッチも適切な体重を保つために有効ですが、変形性膝関節症の方が運動しすぎると悪化する可能性もあるため、効果的なリハビリとして食事のバランスを整えることがおすすめです。

高カロリーな食品を控えつつ低カロリーな食品を献立に組み込み、塩分を避けて薄味の食事を心がける方法が効果的といえます。食事バランスを整えることは膝関節への負担を軽減するのみでなく生活習慣病の予防にも効果的で、実施しても膝が悪化しないため積極的にすべき方法です。

変形性膝関節症の痛みを改善するストレッチ

変形性膝関節症の痛みを緩和するには安静が必要ですが、膝を動かさないでいると症状の改善にはつながりません。筋肉は短期間では身に付かず、簡単なストレッチでも継続することで脚を支える筋肉となります。ストレッチの回数や頻度は膝の状態によって大きく異なるため、主治医や理学療法士に相談のうえ、自宅でストレッチをおこない痛みを改善させましょう。

膝の筋肉を伸ばす

膝の筋肉を伸ばすストレッチは太ももの筋肉が鍛えられて膝の安定性が高まります。たとえば太ももを鍛えるストレッチを一つ紹介すると、膝を伸ばして座り膝の下に丸めたタオルや枕を置きます。片脚ずつグッと膝関節の裏をタオルに押し付けて5秒から10秒ほどそのまま静止して力を抜くことで、膝を支える大切な部分が鍛えられるためおすすめのストレッチです。

膝関節を動かすことがつらい方は、座ったままできて足の裏をほぐせるストレッチが効果的です。ベッドや床に座って両脚を伸ばし、膝に力をいれつつつま先を伸ばし5秒ほど静止しまて、伸ばしたら次はつま先を上に反らせて再び5秒ほど静止します。

ここまでのストレッチを両脚でおこなうことで膝の裏の硬さがほぐされて、脚の腫れ防止や深部静脈血栓症の防止にもつながります。

膝のお皿にある骨の動きをよくする

膝のお皿が硬いと膝の曲げ伸ばしづらくなるため、ストレッチで膝の動きをスムーズにして可動域を広げましょう。両手の親指もしくは人差し指で膝のお皿のふちをおさえつつ、そのままお皿を上下左右にゆっくりと動かします。

軽く圧をかけながらお皿のみ動かすことがポイントで、皮膚を引っ張るように動かしたり激しく動かしたりしないよう気を付けながら試してみましょう。

膝の曲げ伸ばし

膝の曲げ伸ばしをスムーズにするには、膝をゆっくり曲げるストレッチが有効です。脚を伸ばして座りかかとの下にタオルを置き、片足ずつゆっくりと膝を曲げて伸ばします。可能な限り膝を曲げてからゆっくり伸ばしていくことがポイントで、滑りやすい浴槽でもできるストレッチの一つです。

変形性膝関節症の筋力トレーニング

ここでは変形性膝関節症に有効な自宅でできる筋力トレーニングの方法を紹介します。筋力トレーニングの前は膝関節周りに負担をかけないように、ストレッチで筋肉をほぐしてからおこないましょう。

寝ながら可能な筋トレ

寝たままできる変形性膝関節症に効果的な筋力トレーニングの一つに、膝の可動域を広げるリハビリがあります。寝たままの状態で片脚の膝を曲げて膝を上半身に引き寄せて、かかとがお尻に近づくような形にします。そのまま5秒から10秒ほど静止して元の状態に戻し、もう片方の足も曲げましょう。

このとき脚の筋力のみでは上半身まで膝を引き寄せられない方は、タオルを使用して手で引き寄せても問題ありません。また太ももの外側の筋肉を鍛える方法には、横向きに寝て上の足をゆっくり上げて下ろすトレーニングも効果的です。

椅子に座って実施する筋トレ

椅子に座った筋トレで取り組みやすいものといえば、太ももの前側を鍛える運動がおすすめです。片脚を水平に伸ばしながら5秒から10秒ほど静止してもとに戻す動きで、脚を伸ばす際に足首を立てることがポイントです。反復しておこなうことで筋肉がついていくため、継続を意識しつつ取り組みましょう。

床の上で実施する筋トレ

太ももの前側に位置する大腿四頭筋を鍛えるトレーニングとして、床の上でできる方法が有効です。まずは体を横向きにして、上にある脚の足首を持ちお尻に近づける形で曲げます。脚をゆっくり引っ張って、伸びきっていると感じている部分で20秒ほどキープします。片脚を2回~3回ほど繰り返し、終わったら次は反対の脚も曲げましょう。

太ももを鍛える筋力トレーニングは歩行やしゃがむ動作をスムーズにする部分が鍛えられて、膝への負担を軽減する効果が期待できます。ただ比較的膝の動きが大きいトレーニングであるため、痛みが強い方は避けましょう。

変形性膝関節症の改善が期待できる有酸素運動

変形性膝関節症にはウォーキングやエアロバイクなど有酸素運動によるリハビリも効果的です。とくに有酸素運動により改善しやすい体重は健康維持のみでなく、膝への負担を軽減するためにも日常的に管理すべきものといえます。

肥満が原因の一つである場合は、適切な有酸素運動で体重管理しつつ脚の筋肉も付けられるため、変形性膝関節症の改善には非常に効果的ともいえるでしょう。しかし有酸素運動は続けすぎると膝に負担がかかるため、主治医の診断のもとはじめる必要があります。

水中ウォーキング

ウォーキングは変形性膝関節症に効果的な有酸素運動の一つですが、膝関節への痛みや負担が気になる場合は水中ウォーキングがおすすめです。水中は浮力により膝への負担がかかりにくくウォーキングよりも全身の筋肉が鍛えられやすいため、変形性膝関節症改善のために減量したい方にも適した運動です。

ただデメリットは通える範囲にプールがないとできないことといえます。

エアロバイク

外での運動が苦手な方は、天候に左右されず継続しやすいエアロバイクでの運動がおすすめです。エアロバイクはすべての体重がかかるウォーキングと異なり座っておこなうため、膝への負担が比較的少ないことがメリットです。膝を

動かしつつ太ももを鍛えられるエアロバイクは、体重による膝への負荷が心配な場合でも始めやすく、ダイエットにも適しています。デメリットといえば、エアロバイクを購入したりトレーニングジムに通ったりなど費用がかかる点です。

ウォーキング

ウォーキングは特別な器具が必要なく、自宅でその日に始められる運動です。手軽に始められる点が大きなメリットですが、間違った方法で歩くと痛みが出やすく悪化する可能性もあるため、次の注意点をチェックしてから取り組みましょう。

  • ウォーキングの前後はストレッチ
  • なるべく平地を選ぶ
  • 背筋を伸ばしあごを少し引いて歩く
  • ウォーキングシューズを使用

またウォーキング中に姿勢が曲がってしまったり前傾姿勢になったり不安定になりやすい場合は、手に持って歩くと背筋が伸びやすいウォーキングポールを検討しましょう。正しい姿勢で歩くことで膝の中央に体重がかかりやすくなり、変形の進行を止めつつ脚に筋肉を付けられます。

変形性膝関節症の回復に役立つ物理療法のリハビリ

変形性膝関節症には保存療法と物理療法の2種類があり、運動療法や薬物療法のリハビリは保存療法に当てはまります。物理療法とはレーザー治療といった物理的手段を用いて痛みの緩和や体を動かしやすくする治療です。ここではは変形性膝関節症に有効な物理療法であるバイオセラピーついて紹介します。

バイオセラピー

変形性膝関節症のバイオセラピーは、運動療法や薬物療法でなかなか改善効果が見られない方におすすめの治療方法です。バイオセラピーとは自身の血液や脂肪を使用した治療で、入院が必要なく手術療法よりも手軽で体に負担がかからない点がメリットです。

運動療法とバイオセラピーを組み合わせることでより効果を発揮するため、手術はしたくないけれど変形性膝関節症をより早く改善したい方にはおすすめといえます。デメリットはバイオセラピーを取り扱う病院が少なく、地方ではとくに探しにくい点です。

【ランキング】変形性膝関節症の場合は、ひざ専門のクリニックを受診しよう

変形性膝関節症を改善したいという方は、ひざ専門のクリニックを受診してみましょう。無料で相談ができるクリニックもあるので、ぜひ検討してみてください。

1位:ひざ関節症クリニック

東京ひざ関節症クリニックの画像
出典:ひざ関節症クリニック
おすすめポイント
  • 治療実績22,900例以上
  • 膝を切らない再生医療で入院も不要
  • 専門ドクターが丁寧に治療方法を説明

は、切開せずに変形性膝関節症を治療できる専門クリニックです。日帰り通院が可能なため、生活スタイルを維持しながら健康的な膝関節へ近づける点が大きなメリットになります。

22,900例以上の治療実績に加え、すべての医師が整形外科専門医なのも安心できるポイントです。

また自身の脂肪を活用する再生医療「培養幹細胞治療」は、基本的に1回の投与で治療が完結します。

ヒアルロン酸注射の場合は2〜4週間の継続した通院が必要なので、痛みの根元にアプローチする持続性の高い治療が受けられるのはならではの強みです。

MRIを活用した診断体制も整えているため、最適な治療プランで変形性膝関節症の痛みを取り除きたい方はぜひチェックしてみてください。

施術内容ヒアルロン酸注射、PRP-FD注射、培養幹細胞注射、APS再生治療
費用初診:3,300円
MRI検査:8,000円~12,000円
拠点数14拠点
診療時間9:00~18:00
支払い方法現金、クレジットカード、デビットカード
料金は税込表示です

2位:シン・整形外科(旧東京ひざクリニック)

おすすめポイント
  • 入院不要でひざの痛みを根本解決
  • 他の治療と比較し、効果の持続性・痛みが少ないとメリット多数
  • ひざ治療の熟練スタッフへの無料相談あり

は膝治療に特化した専門クリニックです。組織の自己修復を促す再生医療を提供しているため、変形性膝関節症の痛みを効率的に改善できる強みがあります。

とくに注入治療は安全性の高さが評価されており、膝関節の変形を遅らせる効果も期待できる先進医療です。近年はメジャーリーガーの治療に採用されたことでも大きな話題を呼びました。

また治療後には熟練スタッフ指導のもと、痛みが発生しない体を目指せるリハビリがおこなえます。手術やヒアルロン酸注射のみで痛みが改善しないケースは珍しくないため、継続的なケアサポートを受けられる点は大きなメリットです。

「治療内容の安全性を知りたい」「具体的な料金や治療時間が気になる」などのお悩みも無料相談できるので、まずは気軽に自身の症状を伝えてみましょう。

施術内容注入治療、リハビリなどのサポート
費用初診:3,300円〜
MRI検査:8,000円~12,000円
注射治療:198,000円
リハビリ:19,800円〜
アクセス〒104-0061 東京都中央区銀座5丁目 9−15
診療時間9:00~18:00
支払い方法現金、クレジットカード、電子マネー、バーコード決済
料金は税込表示です

変形性膝関節症の方がしてはいけない運動

変形性膝関節症の方は、膝を大きく動かす激しい運動をすると状態が悪化する可能性があります。スポーツを習慣にしている方は痛みが出ても続けられることが多いですが、まずは安静にして膝の状態を改善してから再開することが大切です。痛みが出ている際に運動すると、無意識に膝をかばい適切でないフォームで走り続けてより悪化することも考えられます。

スポーツ

スポーツに関しては、サッカーや野球、バスケットボールなどの球技は避けましょう。球技はただ走るのみでなく、走っている途中で急に止まったり力を入れて踏み込んだり膝に負担のかかる動きの多いスポーツです。膝が弱っているときはウォーキングのやりすぎもよくないため、ストレッチをおこないつつ膝をいたわりながら運動しましょう。

日常の動作で気を付けること

変形性膝関節症の方は、次の動作に注意してください。

  • 正座
  • 和式トイレ
  • ズボンや靴下を脱ぐ
  • 浴槽に足を入れる
  • 雑巾がけ

変形性膝関節症の方は運動時以外にも、膝を曲げる動作に注意が必要です。たとえば座る際は正座を避けて椅子に座ったり布団からベッドにしたりなど、膝を深く曲げる動作を避けることで膝への負担を軽減できます。とくにズボンや靴下を着替える際は椅子に座って脱ぐことで急な痛みによる転倒も防げるため、無理して立ったまま脱がないように気を付けましょう。

ただ立っているのみでも、前後左右のうち体重を一部にかけないことも膝に負担をかけない重要なポイントです。日常の家事でも床の拭き掃除もなるべく立ってできるモップやほうきを使用し、なるべく重いものはもたないなど注意すべき点があります。

また痛みが強い方の足は感覚が鈍っている可能性があるため、浴槽につかる際は痛みの少ない方の足から入れて浴槽内で滑ることを防ぎましょう。

変形性膝関節症に関するよくある質問

ここでは変形性膝関節症に関するよくある質問をまとめました。痛みの緩和や改善方法は膝の状態により大きく異なるため、まずは診断を受けて膝の状態を確認しましょう。

いつから自転車に乗れるの?

自転車をこぐ動作は膝に衝撃が加わりにくいですが、こぎ始めや立ちこぎの動作で膝が痛くなることがあります。一般的なこぎ方で膝が痛み乗れない場合は膝を支えるための筋肉を付ける必要があります。医師からの指導のもとリハビリを継続することが早く自転車に乗れるようになる近道といえるでしょう。

痛みはどの程度で消える?

変形性膝関節症の痛みは運動療法で時間をかけて改善していくほか、薬物療法で一時的に痛みを消す方法があります。運動療法は痛みの緩和効果がありますが時間がかかるため、どうしても痛み続けて歩くことも苦痛である場合は早めに医師に相談して、鎮痛剤や湿布などの処方を受けることをおすすめします。

耐えられない痛みのリハビリは続けるべき?

急性期のように安静時でも痛みが続く場合に始められるリハビリはあります。安静時でも痛みがある場合のリハビリは膝を大きく動かさず、股関節や足関節など膝関節以外のストレッチから始めます。リハビリの継続は痛みの緩和に効果的ですが、膝関節周りに腫れや赤みが出て、とくに痛みがひどい場合は安静にしましょう。

炎症が強まっている状態でリハビリの方法を間違えるとより症状が悪化して治りが遅くなります。痛みが強い際のリハビリは自己判断せず、医師や理学療法士に相談のもと続けるか安静にするか決めることが早く治すポイントでもあります。

まとめ

変形性膝関節症は正しい方法のリハビリで痛みの緩和や症状の改善につながります。一方で間違えた方法でリハビリを続けると治りも遅くなり痛みが強くなる可能性もあるため、膝の痛みが出た場合は診断を受けて正しい運動療法で治療を続けていくことが大切です。

一般的には運動療法や薬物療法で治療を続けますが、痛みが強く出たり膝関節の状態が悪化していたりする場合は手術療法も考えられます。日頃から膝に負担をかけないようにいたわりつつ、脚の筋肉が衰えないようにストレッチや筋力トレーニングを続けて膝関節の健康状態を保ちましょう。

※本記事の情報は2022年12月時点のものです。
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