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【徹底解説】膝の裏に痛みを感じた時に考えられる原因・病気・対策

膝の裏に痛みを感じると、立つのも歩くのも億劫になるものです。膝の裏の痛みが進行するとますます歩くことが辛くなりますから、なるべく早く痛みの原因をつきとめて改善することが重要です。では膝の裏の痛みの原因にはどのようなものがあるのでしょうか。

この記事では膝の裏の痛みについてまとめています。この記事でわかることは次のとおりです。

  • 膝の裏に痛みを生じる原因
  • 膝の裏の痛みにつながる病気・怪我について
  • 膝の裏の痛みを感じたときの受診目安と診療科目
  • 膝を傷めないための対策

膝の裏に痛みを抱えている方、膝が弱い方はぜひ参考にしてください。

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費用RPR-FD:165,000円〜
培養幹細胞治療:1,287,000円
ヒアルロン酸注射:5,500円〜
APS:400,000円〜
RPR-FD:198,000円〜
RPR-PRO:264,000円〜
幹細胞培養治療:1,100,000円〜
PRP-FD療法:319,000円
脂肪幹細胞療法:1,408,000円
ヒアルロン酸注射:33,000円
診療時間9:00〜18:009:00〜18:0010:00〜19:00
支払い方法現金、クレジットカード、
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目次

膝の裏に痛みを感じた時に考えられる原因

膝の裏に痛みを感じると、まず気になるのは原因です。何が原因で傷めてしまったのか、それとも何らかの病気が考えられるのでしょうか。

まずは原因をつきとめることが重要です。誤った治療法ではかえって痛みを悪化させてしまいます。原因にそった適切な治療を行いましょう。

スポーツ・運動によってひざに負担がかかっている

スポーツや運動によって膝に負担がかかると、膝の裏に痛みを生じることがあります。軽ければあまり膝を使わず安静にすることで改善しますが、症状がひどい場合は外科的手術が必要な場合もあるため無理はできません。

スポーツ時の転倒や怪我は早めに病院で診察を受け、適切な処置を行いましょう。はっきりした原因がわからない場合でも、膝の裏に痛みがある間は激しいスポーツや運動を控えて様子をみることをおすすめします。

またスポーツ以外にも仕事で立ちっぱなしの方や、膝の曲げ伸ばしが多い場合も膝にかなりの負担がかかります。膝裏の痛みの原因にもなるため、仕事中でも適度に休憩を挟むことが重要です。

太りすぎ・肥満

太りすぎ・肥満も膝裏の痛みの原因になります。二足歩行をしている以上、膝には常に体重の負荷がかかっています。体重が増えると膝の負担も増すため、痛みを生じてもおかしくはありません。

実際に太っている方の多くは膝に問題を抱えており、坂道や階段、長距離移動などで強い痛みを感じるようです。

体重と膝には密接な関係があり、体重が1kg増えるだけで膝には3~4倍、階段なら6~7倍の負担がかかると言われています。1kg増えるだけでも膝の負担は相当なものです。肥満から膝の裏に痛みを感じる方は、適度な運動で膝周りの筋肉をつけ、体重を落とすことが痛みの改善につながります。

軟骨がすり減り炎症が起きている

加齢によって膝の軟骨がすり減ると膝裏の痛みの原因になります。軟骨には骨と骨の摩擦を防ぐクッションのような役割があるのですが、軟骨がすり減るとクッション性が失われて骨同士がぶつかるため痛みを生じるのです。

また加齢以外にも激しい運動やO脚などの関節の歪み、重い物をよく持つ作業などによって軟骨がすり減ることもあります。さらに運動不足で筋力が低下すると膝を支えきれなくなり、軟骨がすり減る原因になります。

加齢は仕方のないことですが、筋力をつけ正しい姿勢を保つことで軟骨のすり減りを予防することが大切です。

事故などによる外傷

膝裏の痛みの原因には事故などによる外傷も考えられます。大きな怪我なら放置することはないかもしれません。しかし「大丈夫だから」と安易に放置していると、後から痛みが起きるケースがあります

膝の痛みを引き起こす外傷にはじん帯の損傷が考えられますが、打撲で膝に水が溜まっている可能性も放置できません。また昔の怪我が年をとってから痛み始めることもあります。

「古傷が痛む」とよく言いますが、昔の怪我が原因の痛みを完治させることは大変難しいものです。怪我は放置しないことが大前提です。迅速に適切な処置を行い、将来起こりうる痛みを未然に防ぎましょう。

膝の裏に痛みを感じた時に考えられる5つの病気・怪我

膝の裏に痛みを生じる原因には病気や怪我が考えられます。痛みを軽減するためには早めに適切な治療を受けることが重要です。症状が進行する前に病院を受診し、検査で原因を特定することをおすすめします。

変形性膝関節症

変形性膝関節症は膝の軟骨がすり減ることで、膝に痛みを生じる病気です。太ももの大きな骨(大腿骨)と脛の骨(脛骨)の間には骨と骨がぶつからないようにクッションの役割をする軟骨があります。

軟骨は加齢とともにすり減り、クッションの役割を果たせなくなると痛み始めるのです。初期の変形性膝関節症では歩くときに膝または膝裏に痛みを感じる程度ですが、進行すると歩行そのものが困難になります。

変形性膝関節症の主な発症原因は加齢によるものですが、そのほかに次のようなものも考えられます。

  • 肥満
  • 遺伝
  • 外傷の後遺症
  • 骨密度の低下

変形性膝関節症は60代以上の女性に多くみられる病気です。しかし性別・年齢にかかわらず発症することがあるため、歩行困難になる前に病院で適切な治療を受けるようにしましょう。

変形性膝関節症の診断にはレントゲンやMRIを用います。病院によっては痛みのレベルや特徴を知るために血液検査や尿検査を行うこともあります。

変形性膝関節症が進行すると外科的手術が必要になる場合もあるため、進行しないように早めの治療がもっとも重要です。

ベーカー嚢腫

膝裏の痛みはベーカー嚢腫とよばれるコブが原因になることがあります。初期では膝裏が少し腫れる程度であまり痛みは感じません。しかしゴルフボールサイズの大きさになると、膝関節を曲げたり延ばしたりするときに強い痛みや違和感を感じるようになります。

このベーカー嚢腫のコブの正体は過剰に増えた関節液です。膝裏に何らかの原因で炎症が起きると関節液が過剰に分泌され、滑液包と呼ばれる袋状の組織に溜り、コブのようになります。基本的にコブは自然に消滅するため、治療は必要ありません

しかし関節液が溜まった滑液包が何らかの原因で破裂すると強い痛みを生じます。強い痛みにより日常生活に困難をきたすようであれば、溜まった関節液の吸引やステロイドによる治療を行います。

気を付けるべきはベーカー嚢腫と次のような病気の併発です。

  • 変形性関節症
  • 関節リウマチ
  • 半月板損傷

それぞれ治療法が異なるため、検査を受けて原因を特定することが重要です。

関節リウマチ

関節リウマチの発症には遺伝的要因に加え、細菌やウイルス感染、環境要因などがあると言われていますが、はっきりとした原因は分かっていません。

関節リウマチの初期は手足の指の腫れや変形が見られますが、症状は次第に全身の関節に現れるようになります。日常生活に困難をきたすばかりか、手足の麻痺や呼吸困難を起こすことも考えられるため、早めの治療が重要です。

関節リウマチの治療には抗リウマチ薬、ステロイド、生物学的製剤、JAK阻害薬を使用します。関節リウマチを発症すると1年以内に関節破壊が急速に進行するため、早めの診断・治療が非常に重要です。

内科のかかりつけ医でも関節リウマチの診断は可能ですが、正確に診断するためにもリウマチ専門医への受診をおすすめします。

膝靭帯の損傷

膝裏の痛みの原因には外傷によるものも多く、膝じん帯の損傷もその一つです。交通事故やスポーツで膝に強い負荷がかかると、内側側副靱帯や外側側副靭帯、前十字靱帯、後十字靭帯が損傷・断裂し、膝を曲げ伸ばしするときに痛みを感じます。

膝じん帯が損傷しているかどうかは、通常MRIによって診断します。

膝靭帯の損傷に対する治療法は保存療法と外科的手術の2つです。保存療法では固定具を使用し、回復に合わせてリハビリを行います。複数の靭帯が損傷している場合は、保存療法ではなく「靭帯再建術」とよばれる手術を行います。

靭帯再建術は断裂した靭帯を縫合する手術です。手術後は段階的にリハビリで機能を回復しますが、スポーツ選手の場合は復帰に半年~1年は必要でしょう。

捻挫

膝の捻挫はスポーツや歩行・ランニング時などに膝をひねることで起こります。痛みや腫れの程度はさまざまです。軽度なら自覚症状があまりないこともありますが、重度の場合は立つことも困難でしょう。

痛みが軽度の場合は病院を受診しない方も多いのですが、放っておくと変形性関節症を発症することがあります。多くの場合は安静にすることで治りますが、過信せず病院できちんと診断・適切な治療をしてもらいましょう。

捻挫の診断には触診やMRIを用います。通常のレントゲンではわかりにくいため、正しく診断してもらうためにも捻挫した状況を詳細に医師に伝えることが重要です。

すぐに病院を受診したほうがいい目安

膝の裏に痛みを感じたら、すぐにでも病院を受診するほうがよいのでしょうか?ここでは病院を受診する目安について解説します。

痛みが軽度の場合は、安静にすることで痛みが引く場合もありますが、きちんと治しておかなければ、年をとったときに違和感や痛みが出てくるかもしれません。安易に考えず、状態・症状に応じて適切な治療を行いましょう。

事故などきっかけや原因がはっきりしている

事故や転倒、スポーツでの外傷など、痛みの原因がはっきりしている場合は病院を受診してください。怪我による痛みは、外から強い衝撃・負荷がかかったために起こります。

強い衝撃や負荷がかかった場合、膝の半月板や靭帯などが損傷してしまいます。強い痛みがあれば、病院を受診する方がほとんどだと思います。しかし軽度の場合は膝の損傷に気づかないかもしれません。また少しの痛みなら冷却や湿布すれば大丈夫だと思う方も多いでしょう。

放置しておくと数週間後に水がたまって膝が腫れたり、年をとってから不具合が出ることもあります。後々膝に不具合をきたさないためにも、事故や転倒などの衝撃による痛みは、怪我の程度にかかわらず病院を受診することが重要です。

痛み・痺れが強く歩行が困難

歩行が困難なほど強い痛みや痺れがある場合は、病院を受診してください。さまざまな原因が考えられますが、痺れは血管や神経の圧迫が考えられます。

歩行が困難ということは、すでに日常生活に支障が出ている状況です。なるべく早く病院を受診し、適切な治療を行いましょう。

また膝の痛みや痺れには「エコノミー症候群」の恐れも考えなくてはいけません。エコノミー症候群は長時間同じ姿勢を続けることで血流が悪くなり、血栓ができる病気です。

命に関わることもあるため、膝の痺れから呼吸が苦しくなる場合は早急に病院を受診してください。

腫れている

膝の裏が腫れている場合も、病院を受診する目安です。膝の裏の腫れには次のような原因が考えられます。

  • ベーカー嚢腫
  • 関節リウマチ
  • 変形性膝関節症
  • 炎症により水が溜まっている状態

ベーカー嚢腫は自然治癒することもありますが、関節リウマチや変形性膝関節症は適切な治療が必要です。腫れがなかなか引かない場合は、病院を受診しましょう。

日常生活に支障がある

膝の裏の痛みで日常生活に支障がある場合は、すみやかに病院を受診しましょう。日常生活が健康に送れないほどの痛みは、おそらく自然に治る可能性は低いと思われます。

痛みの根本原因を特定し、治療を受けてください。痛みを我慢するために膝をかばいながら動くと、他に負担がかかり健康な部位まで傷めてしまう可能性があります。

病院を受診する際には、いつからどの程度の痛みがあるのか正確に医師に伝えるようにしてください。膝以外の痛みや違和感についても忘れず伝えましょう。痛みがひどい場合は外科的手術が必要になるかもしれません

一時的に症状は治るが慢性的に痛みがある

膝の慢性的な痛みについても、病院の受診をおすすめします。慢性的な痛みは「ちょっと安静にすれば治る」と、我慢しがちです。しかしすぐに痛みがぶり返すようでは、膝の炎症や損傷が治っていないということです。

また加齢による膝の痛みだと考えて、我慢するのもおすすめできません。たとえ加齢による膝の痛みだとしても、必要に応じて治療やリハビリを行うことで痛みは改善されることがあります

痛みを放置しても、改善されることはありません。慢性的な痛みに関しても医師に相談してください。

膝の裏に痛みを感じた時の診療科

膝の裏に痛みを感じたとき、何科に受診すればよいのか迷われる方が多いようです。症状別に何科を受診するべきか、みていきましょう。

整形外科

基本的に膝の裏に痛みがある場合は、整形外科を受診すると良いでしょう。特に事故や転倒など、外科的要因がはっきりしている場合は整形外科を受診しましょう。整形外科で診察してもらい、違う原因が考えられる場合は違う科を紹介してもらえます。

スポーツで怪我をした場合は一般的な整形外科でもよいですが、スポーツ整形に特化した病院での受診もおすすめです。スポーツに早く復帰するためのリハビリプログラムが充実しており、専門的なアドバイスを受けることもできます。

リウマチ科

関節リウマチの場合は、整形外科ではなく専門のリウマチ科を受診します。関節リウマチの初期症状は関節の腫れや痛みです。初期症状ではリウマチかどうか分からず、整形外科を受診するかもしれません。

関節リウマチは整形外科でも診断可能ですが、病院によってリウマチの専門医がいないことも考えられます。

関節リウマチの診断には専門的な知識と経験が欠かせません。最初から関節リウマチの疑いがある場合は、なるべく専門医のいるリウマチ科での受診をおすすめします。

リウマチ科がどこにあるか分からない方は、日本リウマチ学会のホームページで近くのリウマチ科の検索が可能です。

内科

膝の痛みの原因が外的要因でない場合、内科を受診することもあります。怪我や膝の酷使もなく、関節リウマチの可能性も低いのであれば、動脈硬化のような内科的要因も考えなければいけません。

動脈硬化は糖尿病や高血圧などによって引き起こされる病気です。動脈硬化は進行すると脳梗塞・脳出血・心筋梗塞を引き起こします

また糖尿病による血管障害や神経障害は手足に痺れを起こすことがあります。進行すると壊疽を起こす恐れもあり、早めの治療が必要です。

原因不明の膝痛はまず内科で診てもらい、必要に応じて違う科を紹介してもらうとよいでしょう。

【ランキング】ひざ専門のクリニックで膝裏の痛みを解消しよう

ここでは膝裏に痛みを感じた際におすすめのクリニックをランキング形式でご紹介します。痛みを我慢せずに、まずは専門医に相談をしてみましょう。

1位:ひざ関節症クリニック

東京ひざ関節症クリニックの画像
出典:ひざ関節症クリニック
おすすめポイント
  • 治療実績22,900例以上
  • 膝を切らない再生医療で入院も不要
  • 専門ドクターが丁寧に治療方法を説明

診療科に悩んだ方は、ひざ関節症クリニックを受診しましょう。膝治療に特化した専門クリニックなら、症状に合わせた効果的な膝治療を受けられます。

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「慢性的な膝裏の痛みをなんとかしたい」「持続性のある膝治療を受けたい」と考える方は、をチェックしてみてください。

施術内容ヒアルロン酸注射、PRP-FD注射、培養幹細胞注射、APS再生治療
費用初診:3,300円
MRI検査:8,000円~12,000円
拠点数14拠点
診療時間9:00~18:00
支払い方法現金、クレジットカード、デビットカード
料金は税込表示です

2位:シン・整形外科(旧東京ひざクリニック)

おすすめポイント
  • 入院不要でひざの痛みを根本解決
  • 他の治療と比較し、効果の持続性・痛みが少ないとメリット多数
  • ひざ治療の熟練スタッフへの無料相談あり

「膝裏が痛いけど、治療に時間をかけるのは難しい」「大掛かりな手術には抵抗がある」とお悩みの方は、手術や入院不要で痛みの根本解決を目指せるを受診しましょう。

膝治療に用いられる「PRP-FD治療」は、成長因子を2倍の濃度に高め、痛みの改善とともに周辺組織の回復を促す再生医療です。昨今ではメジャーリーガーもPRP治療を取り入れており、米国スポーツ外科学会においても膝治療の有用性が証明されました。

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事前にMRI検査を受けて治療の適正も確認できるので、安心・安全なメスを使わない膝治療に興味のある方はぜひチェックしてみてください。

施術内容注入治療、リハビリなどのサポート
費用初診:3,300円〜
MRI検査:8,000円~12,000円
注射治療:198,000円
リハビリ:19,800円〜
アクセス〒104-0061 東京都中央区銀座5丁目 9−15
診療時間9:00~18:00
支払い方法現金、クレジットカード、電子マネー、バーコード決済
料金は税込表示です

膝を痛めないための対策

膝の裏に痛みにはさまざまな原因が考えられますが、予防できるものもあります。膝に痛みが出始めてからでは回復に時間がかかりますから、なるべく膝に負担がかからないような生活習慣を心がけましょう。

体重管理をする

膝の痛みを予防するには、体重管理が非常に重要です。二足歩行の人間にとって、体を支える膝にはかなりの負荷がかかります。肥満症の方は膝に痛みを抱えている方が多いという事実も、それを裏付けるものです。

日頃から体重管理に気を付け、バランスの良い食生活や適度な運動を心がけてください。10代・20代の頃と同じような食生活を続けていると、40代・50代になったときに摂取カロリーのバランスが崩れ、たちまち太ってしまいます。

年齢に応じた摂取カロリーを意識して、適正体重を大幅に超えないように注意しましょう。また年を取ると代謝が落ちて痩せにくくなるため適度な運動も大切です。

しかしひとたび膝に痛みが出ると、日々の運動はままならないものです。痛みが出る前から将来の膝の不安を減らす行動が重要だといえるでしょう。

体操・ストレッチを日頃から行う

体操や膝周りのストレッチは膝の痛みの予防につながります。ストレッチなら体に負荷がかからないため、高齢の方にもおすすめです。膝関節は動かさないと、委縮して動かしづらくなります

同じ姿勢を続けていると、関節が固まったように動きにくくなることはありませんか?これはまさに膝周りの筋肉が委縮している状態です。

委縮したままだと動かすときに痛みが生じるため、膝関節のストレッチは痛みの軽減や予防に大変役立ちます。膝の痛みを予防する簡単ストレッチを2つ紹介するため、適宜行ってください。

《椅子に座ってストレッチ》

  1. 椅子に座り足を伸ばす
  2. 親指や人差し指で膝の皿を両側から支え、前後左右に皿を動かす

膝が曲がらないように、そして足に力が入らないように注意して行ってください。また膝の皮膚を引っ張らないように、皿を動かすようなイメージで行いましょう。

《床に座ってストレッチ》

  1. 床に座って足を伸ばす
  2. つま先を伸ばして脛を伸ばす
  3. 伸ばしたつま先を引き寄せ、ふくらはぎを伸ばす

動かすときはゆっくりと、じんわり筋肉が伸びる感覚を感じながら行いましょう。

太もも・膝の筋肉のトレーニングを行う

膝の関節を支える筋肉のトレーニングも膝の痛みを軽減・予防に有効です。加齢や運動不足により筋力が低下すると、膝関節を支えられず痛みを発症します。

足の筋力が低下すると、歩行時に正しい姿勢を保てなくなり、関節に余計な負荷がかかります。膝の痛みの治療に筋力アップのリハビリが取り入れられているのも、筋肉が膝関節のサポートに有効だからです。

膝の痛み予防の筋肉トレーニングといっても、特別激しい運動は必要ありません。一駅分歩いてみる、一つ先のお店に足を運ぶなど、歩行距離を少し延ばすだけでも大きく変わるものです。

またエスカレーターではなくなるべく階段を使用する、散歩を取り入れる、ジョギングをするなどもおすすめです。膝に痛みが出てからでは運動もできなくなります。

日頃から生活に軽い運動を取り入れ、年をかさねても膝の痛みとは無縁の状態を作りましょう。

サプリなどで関節機能維持に必要な栄養をとる

膝の痛みの予防には、関節機能維持に必要な栄養をサプリメントで補充する方法も効果を期待されています。軟骨がすり減り、骨と骨がぶつかることが膝の痛みの原因の一つです。

軟骨は加齢によりすり減るものですが、軟骨のすり減りをサポートする栄養素を積極的に摂取することで予防できると考えられています。

《関節機能維持に有効な栄養素》

  • Ⅱ型コラーゲン
  • コラーゲントリペプチド
  • グルコサミン
  • プロテオグリカン

これらの栄養素は膝の痛み予防に有効ですが、痛みが出たあとに服用しても大きな改善は見られないことが分かっています。やはり痛みが出る前から、身体(膝)を健康な状態に保つことが重要だといえるでしょう。

膝の痛みに関するよくある質問

最後に膝の痛みに関する「よくある質問」をまとめました。膝は一度痛み始めると、長い付き合いになりがちです。正しい知識で適切な治療・対策を行いましょう。

膝の痛みを放置した場合どうなる?

ちょっとした外傷なら話は別ですが、膝の痛みを放置しても自然治癒することはほとんどありません。むしろ放置することで症状が悪化し、歩行困難や日常生活に支障をきたすほど痛みが増すことがあります。

また年齢をかさねてから昔傷めたところに不具合が出ることもあります。膝の痛みはなるべく放置せず、早めに病院を受診することが重要です。

整形外科と整骨院の違いは?

整形外科と整骨院の大きな違いは医師が診断・処置をするか否かです。整形外科では医師がレントゲンやMRI検査などを通じて原因を特定し、治療を行います。

診断(傷病名を特定する)は医師のみができる行為であり、整形外科では薬の処方・リハビリテーション・外科的手術による治療を行います。

一方整骨院は医師ではなく、柔道整復師や鍼灸師という国家資格の有資格者が施術を行います。診断や検査・薬の処方はできません。整骨院では手で触ることで身体の状態を確認します。

整形外科の検査では異常を確認できないような痛みでも、整骨院の施術によって軽減できることもあります

手術になるケースもある?

膝の痛みの原因によっては手術になるケースがあります。手術方法はいくつかありますが、日常生活に支障をきたす痛みがある場合に行うことがほとんどです。

治療費はいくらかかる?

膝裏の痛みの治療にかかる費用項目は次のとおりです。

  • 初診料
  • 検査費用
  • 治療費
  • 処方箋料

保険適用で治療できますが、最先端医療である「膝関節の再生医療」は自由診療になります。再生医療は効果が高いものの、保険適用外であるため費用は30万~100万円です。

病院を受診する場合予約は必要?

膝の痛みで受診する場合の予約は病院によってシステムが異なります。予約が必要な病院もありますから、電話もしくは公式ホームページで事前に確認しておきましょう。

少しの違和感でも検査したほうがいい?

膝に痛みがなくても違和感がある場合は、念のため病院の受診をおすすめします。時間がたってから違和感が痛みに進行することもありますし、痛みがなくても膝を傷めている可能性もあります。

膝の損傷は悪化するとなかなか治りません。年をとってから膝に痛みがでるとあっという間に歩行困難になることもあります。早め早めの治療が後々の膝の不具合を回避するカギにもなるのです。

まとめ 

膝裏の痛みにはさまざまな原因があります。基本的には整形外科を受診して原因を特定しますが、関節リウマチや生活習慣病が原因の場合はリウマチ科や内科を受診します。

膝裏の痛みは放っておくと進行し、日常生活に支障をきたすことがあるため、早めの診察・治療が重要です。膝には身体を支える重要な役割があります。

年をとってから膝の痛みのせいで歩行困難にならないために、予防することも大切です。生活習慣の改善やストレッチなどで膝の痛みとは無縁の生活を送りましょう。

※本記事の情報は2022年10月時点のものです。
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