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半月板損傷は一生治らないのか?症状や原因・治療法について詳しく解説!

「半月板損傷の疑いがあると言われたけど、一生治らないと聞いて不安になった」運動中のひざへの強い衝撃や加齢による衰えが原因で起こる、ひざの怪我が半月板損傷です。

半月板は血流が少なく、修復されにくいため、一度損傷すると自然に治すことが難しい部位です。放置していると、治らないばかりか症状が悪化する恐れもあります。

自然治癒が難しい半月板損傷ですが、早期に適切な治療を受けることで症状の悪化を防ぎ、元の状態へ近づけられます。

今回は半月板損傷について、主な症状、原因、治療法と効果について解説します。記事を最後まで読めば、半月板損傷への不安を和らげ、自身の状態に合わせた治療法がわかるでしょう。半月板損傷でお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。

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目次

半月板損傷について

半月板損傷について、半月板の構造と損傷の内容、損傷の種類について解説します。

半月板はひざの軟骨

半月板は、すねの骨と太ももの骨の間にある、ひざの軟骨のひとつです。ひざの動きを滑らかにする機能のほか、ひざへの衝撃を和らげるクッションの役割も担っています。

半月板損傷とは

スポーツや肉体労働などでひざに衝撃や強い負荷が加わったとき、または加齢が原因で半月板に傷がついた状態が半月板損傷です。主な症状はひざの痛みなどで、自然治癒が難しく、適切な治療を受けずに放置した場合は悪化する恐れがあります。

4種類の半月板損傷

半月板損傷はけがの程度によって次の4種類に分けられます。

●  縦断裂

●  横断裂

●  水平断裂

●  変性断裂

それぞれの特徴と怪我の原因を見ていきましょう。

縦断裂

半月板に縦方向の裂け目が生じた状態です。ひざへの衝撃や急な負荷などが原因で起こります。

横断裂

半月板が横方向に裂けた状態です。縦断裂と同じく、ひざへの外傷が原因で発生します。

水平断裂

半月板の外側がめくれて傷ついている状態です。ひざへの外傷が原因で発生します。

変性断裂

半月板が擦り切れるように損傷した状態です。加齢が主な原因とされています。

半月板損傷の主な症状

半月板損傷で起こる主な症状は次の3つです。

  • ひざに水が溜まる
  • ひざの曲げ伸ばし時に痛みを感じる
  • ロッキング現象が起こる

それぞれの特徴と原因について解説します。

ひざに水が溜まる

半月板損傷が長引いた場合に起こる症状です。水の正体は過剰に分泌された体液、関節液です。

症状の原因であるひざ関節部の炎症が治まらない限りは、水を抜いても再び溜まってしまいます。治療のために手術をおこなうことも珍しくありません。

ひざの曲げ伸ばし時に痛みを感じる

ひざを曲げ伸ばししたときに、ひざに痛みが生じる症状です。痛みの原因は、筋肉の収縮と炎症によるものです。

強い衝撃や急な負荷で半月板を損傷すると、ひざ周辺の組織を守るために筋肉が収縮します。また、傷ついた組織を治すための反応として炎症が起こる場合もあります。

ロッキング現象が起こる

急にひざ関節が固まったように動かせなくなる症状です。無理にひざを動かそうとすると痛みが生じます。損傷により欠けた半月板の破片がひざの関節に干渉することが原因です。

重度の半月板損傷の際に見られる症状で、適切な治療をおこなわない限り、ひざを動かせなくなる恐れがあります。根本的な治療のためには手術が有効とされています。

半月板損傷になる原因

半月板になる2つの原因は次のとおりです。

  • 加齢による影響
  • スポーツによる外傷

加齢による影響

半月板の主な成分である、水分とコラーゲンは歳を取るにつれて減っていきます。水分とコラーゲンを失った半月板は脆くなり、些細なダメージでも傷つきやすくなってしまいます。

40歳を超えるあたりから半月板損傷のリスクが高まるとされているため、中高年の方は注意が必要です。

スポーツによる外傷

跳躍や着地など、スポーツ時の激しい動作によりひざに強い衝撃や負荷がかかった際に、半月板が断裂するケースがあります

痛みを感じる原因

半月板損傷の際に感じる痛みの原因は半月板自体ではなく、ひざ周辺にある筋肉の収縮と炎症です。2つの原因についてそれぞれ簡単に解説します。

ひざの筋肉が収縮するため

半月板が損傷するほどの衝撃を受けると、ひざ周辺の靭帯や腱にも影響を及ぼします。同時に体の防御反応が起こって筋肉が収縮し、その際に痛みが発生すると考えられています。

ひざに炎症が起こるため

半月板が損傷するとけがを修復させるため、ひざ周辺の体組織が反応します。この反応が炎症で、炎症は痛みの原因となります。

自然治癒では一生治らない

半月板損傷が一生治らないと言われる理由は、自然治癒が難しい点です。次に半月板損傷の特徴を3点、解説します。

半月板損傷は治りにくい

半月板は骨とは異なり血流が乏しいため、自己修復がほぼ見込めない部位です。自然に治る可能性は非常に低いと言えるでしょう。

変形性膝関節症を併発する可能性がある

適切な治療を怠り、半月板損傷を放置した場合は症状が重症化し、変形性膝関節症を併発する恐れが高まります。さらに症状が進行するとひざの機能が失われ、最悪の場合、人工関節に頼らざるを得なくなります。

早めにクリニックを受診しMRI検査が必要

ひざは人体の中でも構造が複雑で、痛みの原因を確かめることが困難な部位です。半月板損傷の疑いがある場合は、できるだけ早めにクリニックで診察を受け、医師の判断を仰ぐようにしましょう。

半月板の状態を確かめるには、MRI検査が有効です。半月板損傷の疑いがある方は、即日MRI検査が可能なクリニックを選ぶことをおすすめします。

半月板損傷の治療法と効果

自然治癒が難しいけがである半月板損傷には、さまざまな治療法が研究開発されています。効果が高いとされる、代表的な治療法は次のとおりです。

  • 保存療法
  • 薬物療法
  • 運動療法
  • 装具療法

まずは保存療法から見ていきましょう。

保存療法

軽度の半月板損傷の治療に適した治療法です。リハビリによる機能回復訓練が主な内容で、症状に応じて投薬と注射による治療をおこないます。

手術を必要とせず、変形性膝関節症のリスクを抑えられるメリットがありますが、すぐに症状が治まる方法ではない点には注意が必要です。長期間のリハビリに加え、薬の服用や注射に耐える自助努力が必要とされる治療法です。

薬物療法

半月板損傷が原因の痛みに対しては、抗炎症剤などの各種薬物で炎症を抑えます。症状によっては、炎症を抑えると共に、ひざの動きをスムーズにするヒアルロン酸を注射するケースもあります。

運動療法

痛みが強くない場合は、リハビリを行ってひざの機能回復を目指します。すぐに元の状態に戻る治療法ではないため、回復には地道な努力と忍耐力が求められます。

担当医とリハビリスタッフの指示に従い、正しい方法で長期間取り組むことが大切です。

装具療法

ギプスやサポーターなどの装具を身に付け、半月板にかかる負担を減らして痛みを和らげる治療法です。あくまで痛みの軽減が目的であり、根本的な治療法ではない点は理解する必要があります。

保存療法のメリット、デメリット

保存療法のメリットとデメリットをまとめると次のとおりです。

メリットデメリット
・手術の必要がない
・半月板が温存でき変形性膝関節症のリスクを抑えられる
・長期間の治療に耐えなければならない
・必ずしも回復につながるわけではない

保存療法は半月板損傷が軽度の場合に効果を発揮する対症療法です。症状が重度の場合、または根本的な治療のためには手術など他の治療法をおこなう必要があります。

手術療法

半月板損傷が重度で、保存療法の効果が見込めない場合は手術療法の検討が必要です。手術療法には次の2種類の方法があります。

  • 切除術
  • 縫合術

それぞれの特徴を解説します。

断裂した部分を取り除く(切除術)

半月板損傷で断裂した部位を切り離して取り除く手術法です。損傷の度合いが複雑で、縫合できない場合に用いられます

縫合術に比べ回復期間は短くなりますが、半月板が欠けた状態となるため後遺症のリスクは高まります。また、術後はリハビリを続ける必要があります。

断裂した部分を縫い合わせる(縫合術)

半月板の断裂した部位を縫いあわせて修復を図る手術です。切除術とは異なり、半月板を温存できるため後遺症のリスクを抑えられます。

成功すれば、損傷前と変わらない機能回復が期待できる反面、再び断裂する恐れがあります。手術時間と回復期間が長期化する点も理解しておく必要があるでしょう。

手術療法のメリット、デメリット

切除術と縫合術、2種類の手術療法のメリットとデメリットをそれぞれまとめます。

切除術

メリットデメリット
・回復期間が短く、早い場合は術後1週間で日常生活への復帰が可能
・痛みをほぼ取り除ける 
・手術により半月板が欠損するため、ひざに負担がかかりやすくなり変形性膝関節症を誘発するリスクがある
・術後もリハビリを続ける必要がある

縫合術

メリットデメリット
・半月板を温存するためひざへの負担がかかりにくく、変形性膝関節症のリスクが抑えられる
・回復後はハードなスポーツや肉体労働への復帰も可能・痛みをほぼ取り除ける
・再断裂の恐れがある
・入院やリハビリなど治療期間が長く、復帰までに時間がかかる  

手術療法は、保存療法では治療が見込めない、比較的重度な場合に有効な治療法です。痛みをほぼ取り除くことができ、競技や肉体労働への復帰も見込めるなどメリットは多い一方、後遺症や回復までに時間がかかるというデメリットも存在します

体にメスを入れることに抵抗がある方や、競技や仕事に復帰するために根本的な治療が必要ではない方は、手術療法以外の治療法を検討してもよいでしょう。

再生医療

半月板損傷の治療法としては、先に解説した保存療法と後に解説する手術療法の2つがこれまでは主流でしたが、新しい治療技術として再生医療が近年注目されています。

再生医療の代表的な治療法は次のとおりです。

  • 培養幹細胞治療
  • PRP療法

上記2つの治療法と共に、再生医療のメリットとデメリットを解説します。

培養幹細胞治療

患者自身の脂肪から、幹細胞と呼ばれる組織を取り出し、ひざに注射する治療法です。取り出した幹細胞は培養して数を増やすことで治療効果を高めます。幹細胞の働きが半月板の損傷部位を修復し、症状の悪化を食い止める効果が期待されています。

PRP(多血小板血漿)療法

患者自身の血液の中から、血小板と呼ばれる成分を取り出し、ひざに注射する治療法です。幹細胞と同じく、半月板を修復する働きを持つことが特徴で、炎症を抑えて痛みを和らげる効果が期待されています。

再生医療のメリット、デメリット

保存療法に比べて治療効果が高いとされ、手術の必要もない再生医療ですが、デメリットも存在します。メリットと共に見ていきましょう。

メリットデメリット
・患者自身の体組織から作られた成分を注入するため、アレルギー反応などの拒絶反応が起こりにくい
・手術の必要がなく、患者の肉体および精神的な負担が少ない
・手術に比べて傷が癒えるまでの期間が短い
・保存療法より治療効果が高い・入院の必要がない
・保険が適用されないケースがあり、治療費が高額になる可能性がある
・効果には個人差があり、必ずしも期待した効果が得られるわけではない  

再生医療は比較的新しい治療法であるため、詳しい内容はまだ広く知られていません。納得して治療を受けるためには、メリットとデメリットをしっかり事前に理解することが大切です。

まとめ

今回は半月板損傷について、一生治らないと言われる理由のほか、症状や治療法などについて解説しました。半月板損傷が一生治らないと言われる理由のひとつとしては、半月板そのものに回復のための機能が備わっていない点が考えられます。

確かに、半月板損傷は自然に治るケースはほぼなく、完治が困難なけがと言えます。しかし、すでにこれまで様々な治療法が確立されており、適切な治療を行えば回復させることは決して不可能ではありません

また医療技術の進歩によって、再生医療などの新しい治療法が今後も研究開発されていくことが期待できます。半月板損傷は治りにくいうえに慢性化しやすいため、放置しておくと症状が悪化するけがでもあります。

ひざの痛みなど、半月板損傷の疑いを感じた方は、できるだけ早めにクリニックで診察を受けることが大切です。

※本記事の情報は2023年4月時点のものです。
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