二重全切開法の特徴やリスクを解説！二重全切開法の施術がおすすめの美容クリニック5選

二重整形には「全切開法」という施術法があります。

二重全切開法は半永久的に効果が持続するメリットがありますが、リスクや副作用がないかなど、気になる方も多いのではないでしょうか。

この記事では、二重全切開法の特徴やリスクとあわせて、二重全切開法が向いている方やクリニック選びのポイントについて解説しています。

二重全切開法を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

二重の整形は3種類

二重整形は「全切開法」「部分切開法」「埋没法」の3種類に大きく分けられます。

種類	施術時間	メリット	デメリット	料金相場	ダウンタイムの期間
全切開法	約1時間	・二重が半永久的に持続する ・埋没法が難しい方の二重も可能	・ダウンタイムが長い ・元に戻すのが難しい	30～40万円	7～14日
部分切開法	40～50分	・埋没法よりもとれにくい ・全切開法よりもリーズナブル	・埋没法よりもダウンタイムは長い ・全切開法よりもとれやすい	10～25万円	3～7日
埋没法	15～20分	・ダウンタイムや施術時間が短い ・手術痕がわかりにくい	・とれやすい	3～20万円	3～7日

それぞれの手術について、さらに詳しく紹介していきます。

全切開法

全切開法は、まぶたの二重ライン全体を切開して、二重をつくる方法です。

全切開法では、皮膚を切開し縫い合わせるため、二重の効果を半永久的に持続させることができます。

また、まぶたの脂肪除去もおこなえるため、腫れぼったい印象の原因である脂肪も除去できる特徴があります。

部分切開法

部分切開法は、まぶたの一部を切開して二重にする手術です。

まぶたの中央または両端を切開して、まぶたの一部を縫い合わせることで二重をつくります。そのため、全切開よりもダウンタイムが短いことが特徴です。

ただし、部分的な切開となるため、二重ラインが薄くなる箇所が出てきます。まぶたの厚みや二重の幅によっては、希望どおりのラインにならない場合もあります。

埋没法

埋没法は、まぶたを切開せずに糸で止めて二重にする方法です。

埋没法ではまぶたを切開しないため、ダウンタイムが少ないことが特徴です。早ければ数日程度で腫れが目立たなくなるでしょう。

埋没法では、二重のやり直しができる点もメリットのひとつです。糸で止める場所を変えることで二重ラインの調整が可能です。

ただし、糸で止めるだけの手術であるため二重が取れやすく、ラインも薄くなることがあります。

二重全切開法がおすすめの方

まぶたの状態により、二重全切開に向いている方と向かない方がいます。

次の条件にあてはまる場合は、二重全切開法を選ぶことをおすすめします。

埋没法ではすぐに元に戻ってしまう方

埋没法は糸で止めただけで二重をつくるため、すぐに元に戻る可能性があります。

とくに、まぶたの脂肪が厚い方は、糸が取れやすい傾向にあります。

やり直しができるメリットより、半永久的に二重が持続した方がよいと考える方には、全切開法がおすすめです。

幅の広い平行型二重が希望の方

幅の広い平行の二重ラインをつくる場合、埋没法ではまぶたを深く折り込むことができないため、すぐに取れたり、不自然な出来栄えになる可能性があります。

全切開法はまぶた全体を切開するため、半永久的に持続し、自然な出来栄えの幅広の平行型二重をつくることが可能です。

まぶたに脂肪やたるみがある方

全切開法は、まぶたの脂肪除去や皮膚の切除が可能です。

まぶたの厚みや加齢によるたるみが気になる方は、二重手術と同時に処置が可能ため、全切開法がおすすめです。

二重全切開法の施術を受けるリスク・副作用

二重全切開法にはリスクや副作用をともなうため、それらを理解したうえで選択する必要があります。

二重全切開法のリスクや副作用について詳しく解説します。

痛み・むくみ・腫れが起きる場合がある

全切開法では切開の範囲が広いため、術後に痛みやむくみ、腫れが起こりやすくなります。

手術中は麻酔をするためほとんど痛みはなく、ややチクッとする程度です。術後およそ2～3時間後に、麻酔が切れると徐々に症状が起こりはじめます。

クリニックから鎮痛剤が処方されるため、指定されたとおりに服用しましょう。

むくみや腫れは、一般的な全切開法の場合は1～2週間程度で目立たなくなります。学校や会社は1週間ほどの休みを取る必要があるでしょう。

化粧をすれば目立つことはありませんが、完全に腫れが引くには数ヵ月から半年ほどかかります。

内出血が起こる場合がある

手術直後もしくは、翌日以降に内出血が起こる場合があります。

内出血が起こると、まぶた全体または一部が赤紫色になったり、黄色みがかった色になったりします。内出血が起こっても1～2週間ほどでおさまる場合がほとんどです。

内出血や腫れがおさまるまでは、アイメイクをすることで目立たずに過ごせます。

内出血や腫れがひどい、またはなかなか引かないと感じる場合は、感染症の可能性があるため、早めにクリニックへ相談しましょう。

感染症のリスクがある

まぶたの切開をおこなう全切開法では、傷口を清潔にしていないと感染症のリスクが高まります。

手術当日のシャワーやシャンプー、洗顔は控え、翌日以降にしましょう。とくに洗顔では目の周りは強くこすらず、優しく洗うように注意が必要です。

寝起きは、顔に雑菌がついている可能性があるため、目をこすって傷口に雑菌が入らないようにします。また、激しいスポーツなども1週間は控えた方がよいでしょう。

しかし、一般的に全切開法で感染症になるリスクは少なく、医師からの説明や注意事項を守って過ごしていれば問題ないケースがほとんどです。

メイク・コンタクトは施術5〜7日後から

全切開法の手術後は、傷口への負担を避けるため、アイメイクやコンタクト、つけまつ毛などは抜糸まで控える必要があります。抜糸は通常、術後5～7日後におこなわれます。

抜糸した翌日からアイメイクができるようになるため、腫れや内出血もメイクで隠すことができます。そのため、抜糸するまで通勤、通学は控えるようにするとよいでしょう。

完全に腫れが引くまでは数か月から半年ほどかかりますが、アイメイクができるようになればほとんど気にならなくなるでしょう。

失敗しない！クリニック選びのポイント

ここでは、二重の全切開法を受けるクリニック選ぶで失敗しないために押さえるべきポイントについて解説します。

公式サイトで症例写真と医師を確認する

まずは、クリニックの公式サイトから、全切開法の症例写真を確認しましょう。

手術前と手術後を比較した写真や、術後の経過ごとの写真を掲載しているクリニックであれば、実際に手術した際のイメージがしやすくなります。

また、あわせて全切開法を担当する医師の実績も確認しましょう。実績数の多い医師であれば安心して手術を任せることができます。

公式サイトから得られる情報と自身の希望とを照らし合わせながら、まずは相談に行くクリニックを決定しましょう。

理想の二重の画像を医師に見せてシミュレーションする

診察では、自身がなりたいと思う二重のイメージ画像などを医師に見せられるよう準備していくとよいでしょう。

どのような二重のラインを作りたいのかを明確にし、自身のまぶたの状態や顔立ちのバランスなどから、総合的にシミュレーションしてもらう必要があります。

実際のシミュレーションでは、二重を作るブジ―と呼ばれる器具を使って二重のラインを確認したり、クリニックによってはご自身の顔画像を二重に加工してチェックしたりすることもできます。

自身のニーズにあう提案をしてくれるクリニックを選ぶようにしましょう。

無料カウンセリングで対応の丁寧さを確認

二重全切開法の手術を受ける場合には、無料カウンセリングを受けてからクリニックを決めるようにしましょう。

カウンセリングで、対応の丁寧さや説明のわかりやすさ、話しやすさなどをチェックする必要があります。

少しでも不安に感じる点があれば、カウンセリングのときに確認できるよう事前にメモをしていくとよいでしょう。

アフターフォローや保証制度

全切開法では、術後に抜糸や副作用、感染症のリスクがあるため、アフターフォローや保証制度の整ったクリニックを選ぶ必要があります。

全切開法では、手術翌日と抜糸タイミングである1週間後、以降1～数か月後に状態チェックなどのアフターフォローがおこなわれるのが一般的です。

保証制度では、1～3年の間に二重ラインが薄くなってきた、または左右対称でないといった症状が出た場合に、無料の再施術が受けられる制度があります。

丁寧なアフターフォローや、再施術無料の保証制度などがあると安心して施術が受けられるでしょう。

実績豊富な医師に担当してもらえるか

ほとんどの公式サイトでは、医師の経歴や実績などが紹介されています。なるべく実績豊富な医師が在籍しているクリニックを選びましょう。

カウンセリングや初回の診察を受けた医師と、実際に手術を担当する医師が同じである確認もしておく必要があります。

また、医療トラブルを未然に防ぐシステムづくりや医療機関としっかり連携が取れているクリニックを選ぶことも大切です。

二重全切開法の施術がおすすめの美容クリニックランキング5選

二重全切開法が受けられるおすすめの美容クリニックについて紹介します。

TCB東京中央美容外科

TCB東京中央美容外科は全国77院展開している全国展開中のクリニックです。

二重全切開法は「スタンダード」「スーパーナチュラル」など5種類から選べます。

また、TCB独自のAIシミュレーターにより、自身にあう理想の二重を分析し実現することが可能です。

丁寧なカウンセリングや高度な医療スキル、最新設備により、安心して施術が受けられます。

LINEによる相談や、各種クーポンの発信しているため、気になる方はチェックしてみてはいかがでしょうか。

品川美容外科

品川美容外科は34年の実績があり、全国に展開する美容外科クリニックです。

二重全切開法の施術前には、カウンセリング時にバーチャルスティックを使用したシミュレーションがおこなわれ、事前に手術後の二重の幅や顔全体の印象を確認できます。

さらに、全切開法は1年間の安心保証付きのため、安心して施術をうけられます。

BMC会員になると対象施術が30％オフで受けられるほか、学生の方は学生割引が適用され35％オフで施術を受けることが可能です。

東京美容外科

東京美容外科は、料金のわかりやすさに定評のあるクリニックです。

一般的なクリニックは、カウンセリングの際にオプションをすすめられ、見積もり以上の金額になることも少なくありません。一方、東京美容外科では、見積もり以上の請求はされないため安心して契約できます。

また、一定以上の実績を持った医師だけが施術を担当するため、技術的にも安心して任せることができるでしょう。

LINE相談が年中無休で対応可能なため、不安のある方は事前に相談しましょう。

湘南美容クリニック

湘南美容クリニックは、二重整形の施術実績が約70万件ある美容クリニックです。

多くの症例実績があるため、さまざまなニーズに対応できるノウハウを持つことが、湘南美容クリニックの強みです。

また、SBIとAIテクノロジー企業と共同開発された人工知能シミュレーションで、施術前に理想の二重をイメージすることができます。

多数の実績に裏付けられた技術力と、最新テクノロジーにより、安心して施術を任せることができるでしょう。

共立美容外科

共立美容外科は、30年以上の実績があり全国に26院展開している美容外科クリニックです。

共立美容外科で施術をおこなう医師は、外科手術経験が十分にある医師に限られるため、確かなスキルで安心して施術を任せることができます。

その高い技術力から、芸能人の美容施術も多くおこなわれています。

支払いは、クレジットカードや各種ローンにも対応しており、患者に寄り添った診療が可能なクリニックといえるでしょう。

二重全切開法の手術を受ける手順・流れ

二重全切開法を受ける際の手順や流れについて解説します。

1：カウンセリング

医師によるカウンセリングでは、まず自身の要望を伝えます。それを踏まえて、実際に全切開法を行った場合の二重ラインのシミュレーションをおこないます。

理想的な二重のイメージを伝えるために、画像を何点か見せられるように準備しておくとよいでしょう。

また、要望や疑問点などはあらかじめメモしておくことで、スムーズにカウンセリングを受けられます。

2：切開線をデザイン

二重の幅が決まったらデザインの土台となるマーキングをして、ラインの長さや切除する皮膚の位置など、さらに細かくデザインしていきます。

デザインについて納得できたら、手術へと進んでいきます。

3：麻酔

デザインができたら、局所麻酔をおこないます。

麻酔が効いている間は痛みがないため、全切開法を受ける際に感じる痛みは、この麻酔注射の痛みのみといってもよいでしょう。

クリニックによっては、局所麻酔の前にまぶたへ麻酔クリームを塗布する場合もあります。

麻酔クリームについて気になる方は、事前にカウンセリングで確認しておきましょう。

4：切開手術

麻酔が効いているのが確認できたら、いよいよ切開手術へと進んでいきます。まぶたの上を慎重に切開していきます。

5：余分な脂肪を切除

皮膚の切開をおこなったら、必要に応じて余分な脂肪の切除をおこないます。

まぶたに厚みのある方は、脂肪切除を行うことですっきりとした見た目になるでしょう。

6：縫合

切開・切除が終わったら、丁寧に縫合していきます。縫合したラインが二重のラインになります。

縫った糸は、後日抜糸が必要です。

施術にかかる時間は30分から1時間程度となり、入院の必要はありません。術後は10分程度のアイシングにより腫れを抑えることもあります。

7：手術後5〜7日で抜糸

術後5～7日後に抜糸をおこないます。抜糸の際に内出血や痛み、腫れなどがないかチェックもおこない、必要に応じて消毒や内服薬の処方があります。

抜糸した翌日からは、アイメイクが可能です。多少腫れや内出血が残っていても、アイメイクをすることでほとんど目立つことなく、日常生活を送る事ができるでしょう。

二重全切開後におこなうべきケア

全切開による二重形成では目元に大きな負担がかかるため、適切なケアが重要です。

ここからは施術後に気をつけるべきこと、おこなうべきケアについて3つ解説します。

傷口に軟膏を塗る

全切開法による二重施術のあとは、傷口に軟膏を塗りましょう。クリニックによっては、アフターケア用の軟膏を処方してくれます。

処方がない場合、薬局でワセリンまたはプロベトを購入して塗布してみてください。

軟膏を塗るべき時期は抜糸までとされていますが、状態によっては引き続き軟膏を塗るよう医師から指示されるケースもあります。

ただし軟膏を塗った状態で紫外線を浴びると大きな負担となるため、外出の予定があるときは軟膏を塗るのを控えましょう。

目元をなるべく冷やす

傷跡をはやく落ち着かせるには、目元を冷やすことが重要です。術後1週間程度はこまめに保冷剤を目元に当て、傷口を冷やしましょう。

ただし長時間保冷剤を肌に当てておくと、凍傷のリスクがあります。保冷剤を当て続けるのではなく、定期的に休息の時間を設けましょう。

飲酒や激しい運動を控える

全切開の施術を受けたあと、血行がよくなりすぎると腫れが長引いてしまいます。飲酒や長時間の入浴、激しい運動など血行をよくする行為は避けましょう。

お風呂に入らなければいけないときは、お湯の温度をなるべく下げて体を温めすぎないよう意識することが大切です。

まとめ

二重全切開法は、半永久的に効果が持続するメリットがあり人気の施術法です。しかし、ダウンタイムが長くなることや、内出血や感染症などのリスクがあることを覚えておく必要があります。

そのため、確かな技術力やアフターフォロー、保証制度の整ったクリニックを選ぶことが大切です。

本記事で紹介した、クリニックの選び方や、二重全切開法が可能なおすすめのクリニックを参考にして、自身にあった美容外科・クリニックを探して下さい。

＜参考＞
TCB東京中央美容外科
品川美容外科
東京美容外科