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六本木で性感染症の検査・治療をご希望の方へプライバシーに配慮した環境で、安心の検査と適切な治療を
性感染症(STD/STI)は、性行為を介して感染する病気の総称です。 クラミジアや淋病、梅毒、性器ヘルペス、HIVなど多岐にわたり、その多くは自覚症状が少ないまま進行するため、気づかぬうちにパートナーへ感染を広げてしまうケースも少なくありません。特に女性は症状が出にくく、不妊症や骨盤内炎症など、将来的な健康への影響にもつながる可能性があります。 2020年頃から梅毒が急増しています。気づかず感染している方もいますので不安なことがあったら早めに検査を受けましょう。
当院では、性感染症の早期発見と治療、そして再発予防までトータルでサポートいたします。婦人科医が丁寧に診察を行い、プライバシーに配慮した環境で安心してご相談いただけます。
2020年頃から急増している性感染症です 症状は第一期から第四期までの4段階でそれぞれ異なります。
主な感染経路は腟性交、直腸性交、オーラルセックスがあります。 唇、口腔内に傷があるとキスだけでも感染することがあります。 妊娠中の感染では母子感染を起こし子供は先天梅毒になったり流産、死産になることもあります。
感染後1週間から13週間で発症します。第一期梅毒の最初の数週間は抗体が形成される前なので検査で陽性に出ないこともあります。
第一期:感染後約3週間~3ヶ月(感染力が強い時期)梅毒の症状は様々ですが、典型的な症状としては感染した部位に硬性下疳と呼ばれる無痛性の硬結ができますがすぐに消えてしまいます。潰瘍を起こすこともあります。鼠径部のリンパ節が腫れる。 風邪のような症状の方もいます。〈感染後、6週間程経過すると梅毒検査の反応が陽性になります〉
第2期:感染後3ヶ月~3年(感染力が強い)バラ疹と呼ばれる赤い発疹が手の平、足の裏などに現れます。腹部に見られることもあります。痒みはないのですが、治療しなくても1ヶ月以内で消えてしまいます。しかし、梅毒が自然に治るわけではないので、梅毒トレポネーマは体内に残っています。
第3期:感染後3年~10年ゴム腫といわれる腫瘍が皮膚や筋肉に発生します。
第4期:感染後10年以上多くの臓器にまで腫瘍が発生したり、脳、脊髄、神経などが侵されて麻痺が現れたり、痴呆症状が現れたり、進行し、死に至ります
先天梅毒妊娠中に胎盤を通して胎児に梅毒がうつるものです。
感染の可能性がある時期から6週間以上経った頃を目安に、血液検査を行います。
ベンジルペニシリンベンザチン(ペニシリンの注射)の筋肉注射を1回投与 で多くの場合は治療が出来ます。 稀に1回注射では足りないことがあり、追加の治療が必要になることがあります。 治療効果は血液検査で抗体の数値を追っていきます。保険診療で治療が可能です。 ペニシリン系はアレルギーのある方は、ミノサイクリンやアセチルピラマイシンなどを使用することもありますが、マクロライド耐性の報告があります。
男性に多い尿道炎の原因菌は一般的に淋菌とクラミジアと言われています。 非淋菌性尿道炎の30%はマイコプラズマ・ウレアプラズマが原因であると言われてます。
Mycoplasma genitalium(マイコプラズマ・ジェニタリウム) Mycoplasma hominis (マイコプラズマ・ホミニス) Ureaplasma parvum(ウレアプラズマ・パルバム) Ureaplasma urealyticum(ウレアプラズマ・ウレアリチカム)
症状はクラミジアとほぼ同じで、男性の場合は軽い痒みや痛み、女性の場合はおりものの増加や軽い痒みなどが出ることがありますが、自覚症状がないことが多いです。 進行すると、男性の場合は精巣上体や前立腺へと進んでいき、不妊症や炎症、尿道の狭窄を起こします。女性の場合は、子宮頸部の炎症や卵巣・卵管・子宮などへと進んでいき、不妊症を起こします。
マイコプラズマ・ウレアプラズマがいるかいないかの検査は保険診療でできますが、4つのどれが陽性かどうかを調べる検査は保険適応になっていないため自費になります。 男性は尿検査を行いますが、進行している場合、精巣などへと進んでいるため一度の検査で陽性に出ないこともあります。 女性の場合は子宮頚部の検査をします。
抗生剤の服用を行います。 耐性菌が増えてきており、内服薬の既往などを伺い、処方箋をお出しします。
病原体はクラミジアトラコマティスで、性行為における粘膜同士の接触によって感染します。潜伏期間は、1~3週間です。
男性では排尿時痛や尿道掻痒感が生じますが、女性では症状が軽く、無症状なことも少なくありません。
性器や尿道からの分泌物や尿、口腔内からの抗原検出や核酸検査(PCR)で行います。
抗菌薬(マクロライド系、ニューキノロン系が中心)を使います。放置すると不妊、流産・死産の原因になることがあります。
病原体は淋菌で、性行為による粘膜接触で感染します。潜伏期間は2~7日です。
女性ではおりものや不正出血が見られるか、あるいは症状が軽く、気づかないことも少なくありません。
性器、尿道からの分泌物や口腔などからの病原体分離培養、または核酸検査(PCR)で行います。
抗菌薬を使いますが、一般に各種抗菌薬に対して耐性が強くなっている傾向が見られます。放置すると不妊の原因になることがあるほか、感染した母体から出産した新生児が「淋菌性結膜炎」になることもあります。
病原体はヘルペスウイルスで、性行為による皮膚・粘膜病変部との接触によって感染します。潜伏期間は2~10日です。
性器の痒み、不快感の後、水泡、びらんが生じます。
病変部からのウイルス分離、抗原検出や核酸検査(PCR)で行います。
抗ヘルペスウイルス薬(アシクロビル、バラシクロビルなど)を使います。
性器に発生する一種の「イボ」が尖圭コンジローマです。病原体はヒトパピローマウイルス(多くは6型か11型。子宮頸がんを発症しやすいのは16型、18型)で、主に性行為による皮膚・粘膜病変部との接触で感染します。潜伏期間は3週間~8ヵ月(平均約3ヵ月)です。感染していながら症状が出ないことも多いようです。
腟入口部、大・小陰唇、会陰、肛門などに先のとがった鶏冠様の腫瘤が生じます。子宮の入口や腟壁にできることもあります。痛みはほとんどなく、せいぜい痒みや軽い異物感程度のものです。
コンジローマが独特な形態をしているため、病変部を観察すれば、ほとんどの場合、それだけで診断がつきます。子宮の入口にできたものについては、組織を採取して、病理組織学的に診断することもあります。
「ベセルナクリーム5%」という塗り薬の塗布、液体窒素を用いた凍結療法、電気メスや炭酸ガスレーザーなどによる切除を行います。塗り薬による治療では、週に3回、就寝時に塗り、翌朝洗い落とします。この方法では、治るまでに時間がかかりますが、自宅で治療を行えるメリットがあります。
トリコモナス腟炎とは、トリコモナス原虫という小さな虫の寄生によって起こる腟炎です。腟だけでなく、尿道、膀胱などにも感染が広がり、尿道炎や膀胱炎、外陰炎などを併発することもあります。主な感染経路は性交渉です。
局部の悪臭、膿性や泡沫状のおりもの、外陰部の痒み、ピリピリとした刺激感などがあり、感染後約3週間の潜伏期間を経て現れます。ただし、半数くらいは症状が見られません(無症候性)。
腟分泌物や尿沈査を直接顕微鏡で調べ(鏡検)、トリコモナス原虫が認められれば、診断が確定します。トリコモナス培地を用いて、培養を行うこともあります。
腟洗浄の後、チニダゾールあるいはメトロニダゾールの腟錠または内服、もしくは併用を行います。トリコモナスは性感染症ですから、パートナーも同じ時期に治療を行う必要があります(男性の場合は、内服薬のみによる治療となります)。
性感染症はご自身だけでなく、パートナーも一緒に治療を行うことが重要です。当院では、パートナーとの同時受診や治療のご相談も可能です。お二人の健康を守るために、医師が丁寧にご説明いたします。
「気になる症状がある」「以前に治療歴がある」「パートナーが陽性だった」など、少しでも不安を感じたら、早めの検査と受診が安心への第一歩です。 六本木・東京都で性感染症の検査や治療をご希望の方は、ぜひ当院までご相談ください。完全予約制で、周囲の目を気にせずご来院いただける体制を整えています。
ご自身の健康を守ることは、未来のライフプランや大切な人を守ることにもつながります。 気になることがあれば、どうぞお気軽にお問い合わせください。
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