【肝斑治療におすすめ】名医がいる人気クリニック8選!料金や効果も詳しく解説

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30~50代の女性を中心に見られる肝斑は、治療をおこなえば消すことができるシミです。しかし、他のシミとは治療方法が異なるため、適切な治療を施さなければなりません。

本記事では、肝斑治療におすすめのクリニックを8つ紹介します。各クリニックごとの特徴や施術内容について解説しますので、クリニック選びの参考にしてみてください。

また、肝斑の原因や治療にまつわる基礎知識も解説します。肝斑を引き起こす生活習慣やスキンケアをおこなっていないか、あらためて自身の生活を見直してみましょう。

シミ・そばかすおすすめクリニック

スクロールできます
クリニック
品川スキンクリニック

湘南美容クリニック

シロノクリニック

東京美容外科
レーザー
初回8,640円
フォトシルクプラス
初回26,000円
シミ取りレーザー10

5,500円~
Qスイッチルビレーザー
初回27,500円
インモード
ピーリング
4,650円
ケミカル
10,800円
コラーゲン

初回4,950円
ケミカル
22,000円
ヤグレーザーピーリング
22,000円
生クリームピーリング
19,800円
コラーゲン
その他183,590円
美肌アモーレ
初回9,980円
フォトRF
44,000円
フォトシルクプラス
6,160円〜
ゼオスキンヘルス
(メディカルコスメ)
キャンペーンBMC会員割引特典
モニター価格あり
LINE登録で特典ありお試し治療プランありモニターは
最大50%オフ
保証制度安心保証安心保証安心保証安心保証
カウンセリング無料無料無料無料
全国院数全国40院全国144院全国3院全国18院
おすすめBMC会員特典
初回価格
シミ取り放題
施術方法が豊富
レーザー治療専門
16万件の症例
安心保証

医療事故0件
詳細公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト
※料金は税込表記です。
目次

肝斑治療おすすめのクリニックTOP3の比較表

効果的な肝斑治療を受けられるおすすめのクリニックTOP3を、料金や施術内容に着目して紹介します。

スクロールできます
クリニック名施術料金特徴
TCB東京中央美容外科5,500円~内服薬、外用薬、イオン導入、サリチル酸ピーリングなどを用いて治療
湘南美容クリニック5,500円~内服薬、外用薬、イオン導入、レーザーなどを用いて治療
品川美容外科2,120円~内服薬、外用薬、コラーゲンピーリング、レーザーなどを用いて治療
※料金はすべて税込表示です。

肝斑治療の基本である内服薬や外用薬は品川美容外科が最も低価格です。各クリニックごとにイオン導入やレーザー治療などの治療が追加できるため、希望の施術内容によって自身に最適なクリニックを選びましょう。

また、会員割引やポイント制度によりお得な料金プランが設けられています。

施術内容や通院期間、予算を踏まえて受診することをおすすめします。

肝斑治療を受けるクリニックを選ぶポイント

肝斑治療をおこなっているクリニックは数多く存在するため、つぎに挙げる点をクリニック選びの参考にしてみてください。

肝斑治療による基本料金が安い

肝斑治療は内服薬や外用薬によるホームケアが基本です。ホームケアだけでは効果が現れない場合や症状の程度により、必要に応じて医療機器を用いた治療へと進んでいきます。しかし、医療機器による治療は高額なため、大半の方がまずはホームケアを選択します。

内服薬や外用薬には即効性がないため、3か月以上継続することが推奨されます。そのため、内服薬や外用薬の基本料金を基準にクリニックを選ぶ方法がおすすめです。3か月、6か月、12か月と継続することを想定して、基本料金が安いクリニックを選択しましょう。

自宅や職場からクリニックに通いやすい

美容医療で有名なクリニックは都心部や市街地に多いですが、継続して通院することを想定して自宅や職場から近いクリニックを選ぶことをおすすめします。仕事終わりに通院したい方は、診察時間も併せて確認しておきましょう。

また、医療機器による治療は料金が高額で複数回施術をおこなう可能性が高いため、通院にかかる時間や交通費を治療に充てる方が賢明です。

肝斑治療の無料カウンセリングをしっかりしてくれる

肝斑は通常のシミとの判別がしづらく、治療方法も異なります。そのため、まずは自身のシミが肝斑であるかどうか医師に診断してもらうことが大切です。

無料カウンセリングで肝斑と診断を受けたら、症状の程度に応じた治療プランが提案されます。治療開始前のカウンセリングが重要となるため、十分なカウンセリングをおこなってくれるクリニックを選びましょう。

肝斑治療におすすめ人気クリニック8選

肝斑治療におすすめの人気クリニックを8つ紹介します。それぞれの特徴やおすすめポイントを分かりやすく解説します。クリニック選びの参考にしてみてください。

 TCB東京中央美容外科

出典:TCB東京中央美容外科
おすすめポイント
  • お得な初回限定価格あり
  • 割引クーポンが頻繁にハイフされる
  • 本格的な治療が2,000円代から施術可能

TCB東京中央美容外科の特徴は次のとおりです。

  1. 内服薬と外用薬によるホームケア
  2. 各種割引・クーポンでお得に受診可能
  3. LINEやWEBから簡単に予約できる

TCB東京中央美容外科では、内服薬(トラネキサム酸)や外用薬(トレチノイン、ハイドロキノン)によるホームケアを中心に治療をおこないます。より効果を高めたい方はイオン導入やサリチル酸ピーリングといった施術を受けることもできます。

肝斑治療は保険適用外のため費用がネックとなりますが、会員割引やシニア割などの割引でお得に受診可能です。また、公式LINEでは無料相談や予約がおこなえる他、お得なクーポンが毎月配信されています。

クリニック名TCB東京中央美容外科
施術メニュー・ライトフェイシャル
・レザータイトニング・スキンタイトニング
・シミ・肝斑セット
・イオン導入
・サルチル酸ピーリング
人気メニューの料金■ライトフェイシャル
2,040円~
※初回料金
※郡山院のみ
■レザータイトニング・スキンタイトニング
2,950円~
※初回料金
※一部の院では取り扱なし
■シミ・肝斑セット
5,500円~
■イオン導入
8,150円~
■サルチル酸ピーリング
9,170円~
支払い方法・現金
・クレジットカード
・デビットカード
・QRコード決済
・医療ローン(メディカルローン)
初回カウンセリング無料
全国院数全73院
※料金は税込表記です。

品川美容外科

出典:品川美容外科
おすすめポイント
  • 機器による治療が豊富
  • BMC会員で20%OFFメニューあり
  • シミ改善に複数の方法でアプローチ可能

品川美容外科の特徴は次のとおりです。

  1. 施術メニューが豊富
  2. 初回限定割引でトライアルできる
  3. カウンセリングやアフターケアが無料で受けられる

品川美容外科では、豊富な施術メニューから自身に合った方法を選択することができます。

  • 内服薬:トラネキサム酸、飲む日焼け止めなど
  • 外用薬:ナノHQクリームEX、UVクリーム、美白クリームなど
  • レーザー:レーザートーニング、ピコレーザー、Qスイッチヤグレーザー、ポテンツァなど
  • コラーゲンピール
  • 美肌トリートメント

おすすめの内服薬と外用薬を組み合わせたセットや、医療機器による施術の初回限定割引など、お得な料金プランが特徴です。

また、治療開始前のカウンセリングやアフターケアを無料で受けられるため、費用を最小限に抑えることができます。

クリニック名品川美容外科
施術メニュー・フォトシルクプラス(強力光美白)
・レザートレーニング(メドライトC6)
・脱!シミ宣言
・オーロラ(光美白)
・Qスイッチヤグレーザー
・ハイパーフォトシルクプラス
・ポテンツァ
・レーザー美白(カーボンピーリング)
・ピコトーニング
・Qスイッチルビーレーザー
・パール美白
・トラネキサム酸内服薬
人気メニューの料金■フォトシルクプラス(強力光美白)
8,640円~
※初回の全顔料金
■レザートレーニング(メドライトC6)

5,190円~
※初回の全顔料金
■脱!シミ宣言

15,990円~
※BMC会員料金
※ホホ骨上 、額 のどちらかの料金
■オーロラ(光美白)

4,320円~
※初回の全顔料金
※取り扱い院限定
■Qスイッチヤグレーザー

5,190円~
※初回の全顔料金
※1mm×1mmの料金
■ハイパーフォトシルクプラス

54,400円~
※BMC会員の全顔料金
■ポテンツァ

28,600円~
※肝斑頬の料金
■レーザー美白(カーボンピーリング)
プレミアム:25,920円
ハイグレード:43,200円
※BMC会員の2回目以降の全顔料金
※取り扱い院限定

■ピコトーニング
16,500円~
■Qスイッチルビーレーザー
4,320円~
※BMC会員の料金
※1mm×1mmの料金
■パール美白
2,140円~
※初回の全顔料金
■トラネキサム酸内服薬
2,120円~
※60カプセル
支払い方法・現金
・クレジットカード
・デビットカード
・医療ローン(メディカルローン)
初回カウンセリング無料
全国院数全40院

■ポテンツァが可能な院
品川本院/渋谷院/池袋院/新宿院/銀座院
※料金は税込表記です。

東京美容外科

出典:東京美容外科
おすすめポイント
  • メディカルコスメが充実
  • 老斑の取り放題メニューあり
  • 開院以来医療事故ゼロで安心

東京美容外科の特徴は次のとおりです。

  1. コレーザーやコラーゲンピールが受けられる
  2. 医療事故ゼロの安心の医療体制
  3. カウンセリングやアフターケアが無料

内服薬や外用薬の他、ピコレーザーやコラーゲンピールなどの施術が可能です。熟練の執刀医や麻酔医による施術がおこなわれ、開院以来20年間医療事故ゼロの安心の医療体制が整っています。国内外の学会発表やメディア出演をおこなっており、確かな技術を持った医師の治療を受けることができます。

治療前のカウンセリングは無料で、LINEやWEBから気軽に申し込み可能です。また、クリニック独自の「術後安心保証」があり、アフターケアも手術料金に含まれているため無料です。

クリニック名東京美容外科
施術メニュー・ピコレーザー(シミ治療・肌質改善レーザー)
・ルメッカ(インモード)
・メディカルコスメ
人気メニューの料金■ピコレーザー
ピコトーニング:49,500円~
老斑除去顔取り放題:330,000円~
※全顔料金

ルメッカ(インモード)
27,500円~
※初回の全顔料金

■メディカルコスメ
ナノメッドHQエッセンス:5,500円~
トラネキサム酸(肝斑):220円~
※1日分(4錠)の料金
支払い方法・現金
・クレジットカード
・デビットカード
・医療ローン(メディカルローン)
初回カウンセリング無料
全国院数全18院
※料金は税込表記です。

湘南美容クリニック

出典:SBC湘南美容クリニック
おすすめポイント
  • 複数のシミ取り放題あり
  • 業界トップの院数で通いやすい
  • 10,000円以下で本格的なシミ治療が受けられる

湘南美容クリニックの特徴は次のとおりです。

  1. 豊富な医療機器による施術が可能
  2. 独自のポイント制度でお得に受信可能
  3. 安全対策や安全保証制度が充実している

湘南美容クリニックでは、トラネキサム酸やビタミンCを配合した内服薬による約3か月間の内服治療の他、レーザートーニングやイオン導入の施術を受けることができます。最新の治療方法や医療機器を取り入れているため、さまざまな方法で肝斑にアプローチが可能です。

また、独自のポイント制度によりランク特典が受けられるため、継続して通院することでお得に治療を受けられる特徴があります。安全対策にも力を入れており、スタッフは高度な心肺蘇生法であるBLSヘルスケアプロバイダーを取得しています。90%の高いリピート率を誇る人気のクリニックです。

クリニック名SBC湘南美容クリニック
施術メニュー・ピコレーザー
・エレトロポレーション(イオン導入)
・レーザートーニング(肝斑治療)
・シミ・肝斑セット
・ブラックピール(カーボン・ケミカルピーリング)
人気メニューの料金■ピコレーザー
ピコトーニング:11,000円~
ピコレーザーフラクショナル:28,310円~
※全顔料金

エレトロポレーション(イオン導入)
5,900円~
※トラネキサム酸(トランサミン)の全顔料金

レーザートーニング(肝斑治療)
26,000円~
※全顔10個までなら

シミ・肝斑セット
4,400円~
※美容内服(三合剤) しみ・そばかす・肝斑セットの場合

ブラックピール(カーボン・ケミカルピーリング)
11,000円~
※顔または首の料金
支払い方法・現金
・クレジットカード
・デビットカード
・医療ローン(メディカルローン)
・ビットコイン
初回カウンセリング無料
全国院数全117院
※料金は税込表記です。

すがや皮フ科クリニック

すがや皮フ科クリニックの特徴は次のとおりです。

  1. 日本皮膚科学会認定皮膚科専門医が常駐
  2. 治療料金が安い
  3. レーザー治療やイオン導入が受けられる

日本皮膚科学会認定皮膚科専門医による治療が受けられる皮フ科クリニックです。女性医師も在籍しています。

すがや皮フ科クリニックでは費用の負担を最小限に抑えるよう配慮されており、レーザー治療やイオン導入が低価格で受けられます。治療に用いられる機器は出力が調節できるQスイッチルビーレーザーです。

アイシークリニック

アイシークリニックの特徴は次のとおりです。

  1. 施術メニューが豊富
  2. トライアル価格が適用される
  3. 日本形成外科学会専門医による施術

豊富な施術メニューを取り揃えており、ピコレーザー、QスイッチYAGレーザー、ケミカルピーリング、イオン導入などが受けられます。レーザー治療では、1回7,700円(税込)のトライアル価格が適用されます。内服薬や外用薬の処方も可能です。

アイシークリニックでは日本形成外科学会専門医や指導医による施術がおこなわれています。また、複数の大学病院や総合病院とも医療連携をおこなっており、必要に応じて提携病院を紹介してもらうことができます。

わだばやし皮フ科

わだばやし皮フ科の特徴は次のとおりです。

  1. 専門医による治療
  2. 入念なカウンセリング
  3. レーザートーニングが受けられる

日本皮膚科学会認定皮膚科専門医、日本美容皮膚科学会に認定されている院長による治療が受けられます。肝斑治療では他のシミとの判別が重要であり、治療開始前に十分なカウンセリングをおこなうことが大切です。

わだばやし皮フ科では皮膚の専門医による入念なカウンセリング後、適切な治療方針を提案してもらうことができます。

治療には内服薬や外用薬、レーザートーニングなどが用いられ、最適な治療が提供されます。セットメニューや不必要な治療を勧められることがないため、一般的な美容外科や美容皮膚科に抵抗がある方も安心して受診可能です。

大西皮フ科形成外科医院

大西皮フ科形成外科医院の特徴は次のとおりです。

  1. 豊富なメニュー・機器による施術
  2. チャットで簡単相談
  3. オンライン診療

大西皮フ科形成外科医院にはさまざまな医療機器が取り揃えられており、目的や要望に合わせた施術が可能です。推奨される施術方法にはレーザートーニング、レチノールピール、内服薬(トランサミン)、外用薬(トレチノイン)などがあります。

公式HPではチャットによる相談が可能です。また、公式LINEでの相談も受け付けているため、治療方針や予約方法などを手軽にチェックできます。オンライン診療もおこなっており、自身の都合に合わせて受診可能です。

美容クリニックで肝斑治療のレーザーを受ける流れ

肝斑治療でレーザー治療を受ける際の流れを解説します。

 1:医師や看護師の無料カウンセリング

医師や看護師によるカウンセリング後、肝斑の診断を受けたら治療方針を話し合います

内服薬や外用薬だけでなく、レーザー治療が必要と判断された場合には施術予約に進みます。

2:肝斑治療の予約とお支払い

自身の都合に合わせて予約を取りましょう。所要時間は施術内容により異なりますが、初回は前後の予定に支障がないようスケジュールを組むことをおすすめします。

その後、クリニックの対応に従い治療料金を支払います。

3:肝斑治療の施術を受ける

レーザー治療の施術時間はレーザーの種類や照射数により異なりますが5~30分程度おこなわれます。施術回数はレーザーの種類により異なり、複数回に渡って通院する場合があります。

また、施術直後に肌に赤みが現れることがありますが、数時間で治まるとされています。気になる場合は医師に相談しましょう。

 4:施術後に肝斑治療のアフターフォローを行う

ダウンタイムがあるレーザーの場合には、医師の指示に従い紫外線対策やシール保護などの適切なアフターフォローをおこないましょう。

レーザートーニングなどはダウンタイムがほとんどありませんが、肌に赤みや痛みがある場合には洗顔やメイクによる刺激をなるべく与えないように注意してください。

レーザー治療によって肝斑が消えても、紫外線や肌への刺激によって再発する恐れがあります。再発させないよう、施術後も紫外線対策やシミ予防を継続することが大切です。

状況別!おすすめの肝斑治療方法

肌トラブルには個人差があり、治療方法も人それぞれ異なります。肝斑の治療方法もいくつか選択肢があるため、状況別のおすすめの治療方法を紹介します。

肝斑とシミが混在している:レーザートーニング

肝斑とシミを併発している方には、どちらにも効果があるレーザートーニングがおすすめです。

肝斑にレーザー治療は逆効果とされてきましたが、通常よりマイルドなレーザーを用いることで肝斑にも対応できるようになったのがレーザートーニングです。ただし、レーザーの照射量が少ないため複数回に分けて治療がおこなわれます。

お肌が弱い方:ピコレーザー

1兆分の1秒(ピコ秒)というごくわずかな照射時間が特徴のピコレーザーは、レーザーの熱が肌に与えるダメージが少ないため、肌が弱い方におすすめです。レーザートーニングと同様に複数回に分けて治療をおこなう必要があります。

また、ダウンタイムが短いため外出機会が多い方にもおすすめです。

あまりお金をかけたくない方:内服薬

レーザー治療は高い効果が期待できる方法ですが、1回あたりの費用が高額というデメリットがあります。また、レーザートーニングやピコレーザーは複数回おこなう必要があるため、その分費用がかさんでいきます。

原則、肝斑の治療は保険適用外となるため、少しでも治療費を抑えたい方はレーザー治療より安価な内服薬がおすすめです。ただし、内服薬は継続して服用しなければ効果が現れない点を頭に入れておきましょう。

肝斑治療の基礎知識

肝斑の治療中は、適切なケアをおこなわなければかえってシミが濃くなる恐れがあります。効果を得るためには治療の流れやリスクを十分に理解しておくことが大切です。

ここからは、肝斑治療における基礎知識を紹介します。

肝斑治療の効果

そもそも肝斑とは、紫外線による刺激やホルモンバランスの乱れによって皮膚が炎症を起こしている状態です。通常のシミは炎症ではなく色素沈着であり、性質が異なるため治療方法も異なるのです。

通常のシミ治療に用いられるレーザーは肝斑には逆効果となるため、肝斑にはレーザートーニングやピコレーザーといった低刺激のレーザーを照射します。これらの治療では、レーザーがメラニン色素を分解し、肝斑を徐々に薄くしていきます。

内服薬による治療では、主にトラネキサム酸を配合した薬が処方されます。トラネキサム酸には、炎症を誘発してしまうプラスミンの働きを阻害する抗プラスミン作用があるため、肝斑の原因である炎症に効果的です。

肝斑治療によるダウンタイムやリスク

レーザー治療後は一時的に皮膚が炎症状態になり、赤みや皮むけ、内出血を引き起こすことがあります。これをダウンタイムと呼びます。

肝斑治療に用いられるレーザーは照射量がマイルドなため、ダウンタイムは比較的短期間で軽度で済むとされています。ダウンタイム中は激しい皮膚の摩擦やメイク、紫外線を避けて過ごすことが推奨されます。

また、レーザー治療にはいくつかリスクがあるため注意が必要です。

  • 施術中や施術後の痛み
  • やけどをする恐れがある
  • 白斑や新たなシミができる可能性がある
  • 効果が現れない可能性がある

施術中の痛みはゴムを弾く程度の軽い痛みとされていますが、痛みに弱い方はあらかじめ医師に相談しておきましょう。

レーザーを照射するため軽度のやけどや白斑ができる可能性があります。また、レーザー治療は大半の方に効果が期待できますが、症状の程度には個人差があるため効果が現れない可能性があります。

医師の説明をよく聞き、リスクを理解した上で施術を受けましょう。

肝斑ができる原因

通常のシミとは異なり、肝斑は外的刺激を受けなくても肌に現れる可能性があります。

肝斑ができる原因は大きく分けて次の3つです。

  1. ホルモンバランスの乱れ
  2. 紫外線
  3. 摩擦

メラニン色素が過剰に生成されると肌のターンオーバーが追い付きません。外に排出されずに留まってしまったものがシミとなります。

女性ホルモンのバランスが大きく変動すると、メラニン色素を生成するメラノサイトに刺激を与え、メラニン色素を過剰に生成してしまうとされています。そのため、肝斑は女性ホルモンが乱れやすい30~50代女性に多いのが特徴です。

また、ホルモンバランスの乱れによって生成されたメラニン色素が、紫外線や摩擦といった外的刺激を受けることでより濃いシミになってしまいます。外出時は日焼け止めを必ず塗り、洗顔やマスクなどによる摩擦をなるべく減らすことが大切です。

肝斑の原因になる生活習慣

肝斑の原因となるホルモンバランスの乱れは、生活習慣の影響を大きく受けると考えられています。肝斑を効率良く治すためには、乱れた生活習慣を正すことが大切です。

睡眠不足

睡眠中の体内ではさまざまなホルモンが分泌されていますが、睡眠の質が悪いとホルモンが正常に分泌されなくなってしまいます。寝付きが悪い、途中で何度も目が覚める、寝ても疲れが取れないといった悩みを抱えている方は、睡眠の質が悪い可能性があります。

肌や体調に大きく関わる女性ホルモンや肌のターンオーバーを促す成長ホルモンなどが睡眠不足によりあまり分泌されず、バランスが崩れると肝斑の原因に繋がります。

スキンケアのしすぎ

メイクや花粉、ほこりなどが肌の表面に残っていると肌トラブルを引き起こします。しかし、過剰にスキンケアをすれば良いわけではありません。

クレンジングや洗顔の際に強く擦ったり何度も洗ったりすると、必要な皮脂まで洗い流してしまい乾燥の原因となります。乾燥はターンオーバーの乱れに繋がるため、結果的にシミや肝斑を作り出してしまうのです。

適切なスキンケアの手順

  1. クレンジング
  2. 洗顔
  3. ブースター(導入液):残りのスキンケアの浸透を高める
  4. 化粧水
  5. 美容液
  6. 乳液
  7. クリーム
  8. (日焼け止め)

クレンジングは長時間おこなうと皮脂を落としすぎてしまうため、メイクが落ちたらすぐに洗い流しましょう。マスカラがなかなか落ちない場合にはポイントメイク用のリムーバーを活用する方法がおすすめです。

洗顔はきめ細かい泡で肌を優しく撫でるイメージでおこないましょう。ゴシゴシと擦るのはNGです。肌質に合った洗顔料を選ぶことが大切です。

ブースター(導入液)は残りのスキンケアの浸透を高めるため、より良質なスキンケアを目指したい方におすすめのアイテムです。以降、化粧水からクリームまでを順番通りに浸透させていきます。

朝のスキンケアでは、必ず日焼け止めを塗ってからメイクをおこないましょう。肝斑治療の外用薬(ハイドロキノンやトレチノイン)は紫外線を浴びるとかえってシミが濃くなってしまうため注意が必要です。

ストレスを溜め込んでいる

ホルモン分泌はストレスの影響も大きく受けています。人間関係や仕事、家庭環境など、さまざまなストレスが肝斑に繋がる恐れがあるのです。

また、日々の悩みによって睡眠不足も引き起こすため悪循環に陥ってしまいます。趣味や運動など、ストレス発散できる場を見つけましょう。

ほかのシミと肝斑の見分け方

肝斑と他のシミでは適切な治療方法が異なるため、きちんと見分けることが重要です。

代表的なシミと肝斑の違いは次のとおりです。

  • 肝斑:頬骨や口元などに左右対称に現れる
  • 老人性色素斑:茶色のシミが非対称に現れる
  • 炎症性色素沈着:ニキビや火傷の箇所に残るシミ
  • そばかす(雀卵斑):幼少期から見られ、細かい斑点が鼻を中心に現れる

最も似ているのは老人性色素斑ですが、肝斑は左右対称に現れるのに対し、老人性色素斑は不規則に現れます。

内服薬や外用薬で肝斑のセルフケアをおこなうこともできますが、他のシミとの判別が難しい場合には医師の診断を受けましょう。

肝斑治療をする上で気を付けること

肝斑の治療方法は内服薬、外用薬、レーザー、イオン導入などさまざまですが、共通して気を付けなければならないことがあります。特に注意すべき点を3つ解説します。

日焼け防止を徹底する

シミの元となるメラニン色素は本来、紫外線などの刺激から肌を守る役割を果たしています。そのため、治療によりメラニン色素の生成が抑制された状態で紫外線を浴びると、肌が直接ダメージを受けてしまうのです。

療中は必ず、日焼け止めを塗ってから外出するようにしましょう塗布するだけでは心配な方は飲む日焼け止めを併用して紫外線対策を徹底してください。

また、外用薬を塗布した箇所は特に紫外線の影響を受けやすいため、朝は利用せず就寝前のケアのみ利用する方法がおすすめです。

できるだけお肌を擦らない

身体を覆う皮膚は部位により厚みが異なり、特に顔の皮膚は薄いため刺激に弱いとされています。

肌に強い刺激を与えると表面のバリア機能や水分が失われ、ターンオーバーの乱れに繋がります。また、肌を擦ることでメラノサイトが刺激され、メラニン色素が過剰に生成されてしまうのです。

治療中は肌に無駄な刺激を与えないよう、不用意に擦ることは避けましょう。

保湿成分が入ったスキンケアをする

肌が乾燥するとターンオーバーが乱れたりバリア機能が失われたりします。スキンケアでは保湿成分が入ったアイテムを使いましょう。朝晩2回のスキンケアのどちらも手を抜かず、保湿することが大切です。

また、過剰なクレンジングや洗顔も乾燥を引き起こすため、必要な皮脂まで洗い流してしまわないよう注意しましょう。

肝斑治療に関するよくある質問

ここからは、肝斑治療に関するよくある質問に回答します。費用や時間を無駄にしないよう、治療前にきちんと理解しておくことが大切です。

肝斑治療でも保険適用はされるの?

原則、美容目的の治療は保険適用外です。肝斑治療も美容医療となるため、保険は適用されません。

ただし、症状によっては厚生労働省が定める基準を満たせば保険適用となる可能性があります。カウンセリングの段階で医師に確認するようにしましょう。

治療を始めてどれぐらいの期間で肝斑が消える?

肝斑治療の効果が現れるまでの期間は、治療方法により異なります。

  • レーザー:3~6か月程度
  • ピーリング、イオン導入:6~12か月程度
  • 内服薬、外用薬:1年以上

レーザーやピーリング、イオン導入は複数回に分けておこなわれることが一般的です。症状の程度により回数は異なりますが、2~3週間おきに1回の頻度でおこなった場合、早くて3か月ほどで治療が終了します。

内服薬や外用薬による治療では、最初の1~2か月で徐々にシミが薄くなったと感じる方もいますが、肝斑が完全に消えるまでに1年以上かかることを頭に入れておきましょう。

まとめ

肝斑治療は保険適用外となるため、治療には高額の費用がかかってしまいます。最新の医療機器による施術は高い効果が期待できますが、完治までには複数回の施術が必要なため、自身のスタイルに合ったクリニックを選ぶことが大切です。

また、肝斑は他のシミとは治療方法が異なり、適切な治療を受けなければかえって悪化させてしまうことがあります。信頼できる医師と適切な価格の両面を兼ね備えたクリニックを選びましょう。

※本記事の情報は2022年12月時点のものです。
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<参考>
TCB東京中央美容外科
品川美容外科
東京美容外科
湘南美容クリニック



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