コラム
Column

コンジローマ治療

2023.11.16

尖圭コンジローマは、外陰部、腟壁、肛門周辺にイボができる病気です。腟入り口は粘膜の色でピンク色、肛門周囲はグレーの盛り上がったイボができます。

原因は、ヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスによるもの。HPVは180種類以上の型に分類されていて、そのうち尖圭コンジローマの原因のほとんどは6型と11型です。感染後は3週間から8ヶ月の潜伏期間があると言われますが、再発することもよくあります。コンジローマが発生しやすい部位は性交渉によって接触する外陰部(特に腟と肛門の間)、腟の入り口、腟壁、子宮腟部、肛門付近、尿道口付近です。外陰部のかゆみでイボ状のできものに気が付くこともありますが、無症状のこともあります。腟壁にできても自分では気づかないため、子宮頸がん検診で指摘されることもあります。

尖圭コンジローマの治療にはCO2レーザー療法・凝固療法・凍結療法などの外科的治療とベセルナクリーム塗布などの薬物療法があります。
【当クリニックで行っている治療】
● CO2レーザーによる焼灼
● べセルナクリーム療法(院外処方)

当院受診される方の中には、他院にてベセルナクリーム処方されたけれど治らないのでCO2レーザーでの治療希望という方が半数近くいらっしゃいます。
CO2レーザーは出血もほとんどなく、また、他の方法に比べ短期間で治療ができます。
治療時間はイボの数や治療範囲によりますが、約10分〜30分です。局所麻酔の注射は痛みがありますが、治療中は麻酔が効いています。麻酔が切れると少しジンジン痛みがありますが、術後は普段通りの生活ができます。シャワーOKですが入浴は数日控えていただきます。性交渉は治療部位が治るまで約3-4週間控えるようにします。

ベセルナ(イミキモド)クリーム
局所の細胞性免疫応答を高める(免疫力を高める)ことでウイルスに感染した細胞を障害する。
尖圭コンジローマの原因ウイルスであるHPVの増殖を抑制する。
副作用は、薬を塗った患部やその周囲に赤みただれが現れることがあります。
症状が強い場合は一旦使用を中止しします。

※水曜日は18時終了
※不定休ですので、ご来院前にご確認ください。

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