眉のアートメイクは毎朝のメイク時間が短縮できるほか、ノーメイクでも自信を持てる施術です。
男女ともにメリットが多い施術である反面、仕上がりは施術者の技術によって大きく左右されます。
理想通りの仕上がりにならず、一度入れたアートメイクを除去したいと考えている方も少なくありません。
本記事では、眉毛アートメイクの除去方法や注意点、施術の流れについて解説します。
おすすめのクリニックも5院紹介するので、眉毛アートメイクを除去したいと悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
眉毛アートメイクの除去にはレーザーがおすすめ
アートメイクの除去方法には、主にレーザー治療、切除手術、除毛液、カモフラージュ法の4つがあります。
なかでもレーザー治療は多くのクリニックで用いられており、アートメイクの一般的な除去方法です。
ほかの除去方法と比べて肌へのダメージが少なく、傷跡も残りにくい傾向にあります。
ここからは、レーザー治療について詳しく解説します。
レーザー以外の方法についても解説するので、眉毛アートメイクの除去を検討している方はぜひチェックしてみてください。
アートメイク除去に最も利用されている手段
アートメイクの除去方法のなかでも、レーザー治療は最も利用されている手段です。
レーザー治療は、過去に入れた色素の粒子をピンポイントで破壊します。
破壊された色素が皮膚の代謝作用により排出されることで、アートメイクが除去できる仕組みです。
レーザー治療と一括りにしても、さまざまな種類があるものの、近年ではピコレーザーが主流になりつつあります。
従来のレーザーは照射しても一定の大きさの粒子が残るのに対し、ピコレーザーは衝撃波により小さな粒子まで破壊できる点がメリットです。
ピコレーザーは小さな粒子まで粉砕できることから、皮膚の代謝作用により排出されやすく、少ない回数できれいに除去できます。
時間をかけずにアートメイクを除去したい方、ダウンタイムがあまり取れない方などにとって、レーザー治療は魅力的な選択肢といえるでしょう。
傷跡が残りにくい
レーザー治療によるアートメイク除去は、傷跡が残りにくいこともメリットです。
除去に用いられるレーザーは色素にピンポイントで反応するため、ほかの除去方法と比べて肌ダメージが少ない傾向にあります。
とくにピコレーザーは、従来のレーザーよりも肌ダメージが少なく済む点が特徴です。
なるべく肌に傷を残さず除去したい方、施術後のダウンタイムを軽くしたい方などは、レーザー治療を検討してみましょう。
除去しにくい色素もある
さまざまなメリットのあるレーザー治療ですが、眉の色素により除去が難しい場合もあります。
基本的にレーザー治療は黒系や青系の色味を対象としているため、赤系や白系などは除去しにくい点に注意が必要です。
除去しにくい色味の場合、何度かレーザーを照射しなければなりません。
ピコレーザーであれば赤や橙、黄色などの除去も可能ですが、使用する機器によっては数回の施術が必要になります。
レーザー治療に回数がかかる場合や、除去が困難と判断された場合は、ほかの除去方法を検討する必要があります。
レーザー以外の眉毛アートメイク除去方法
レーザー以外の眉毛アートメイク除去方法は、切除手術、除毛液、カモフラージュ法の3つです。
アートメイクの除去にはレーザーを照射する場合が多いものの、眉に入れた色素により3つの除去方法から選択する場合があります。
レーザーでの除去が難しい場合、いずれかの方法を選択しなければならないため、それぞれの特徴やデメリットを把握しておきましょう。
ここからは、3つの除去方法について詳しく解説します。
切除
切除手術は気になるアートメイクの箇所を切り取り、皮膚を縫い合わせる方法です。
レーザー治療に回数がかかりそうな場合、除去が困難と判断された場合などに用いられます。
切除手術は、レーザー治療の次に肌ダメージが少ないとされています。
また、一度切除すればアートメイクが完全に除去できるため、レーザー治療のように何度も施術を受ける必要がありません。
さらに、切除手術では上まぶたのたるみも取ることから、若返り効果も期待できる点がメリットです。
しかし、切除手術はリフトアップ効果が期待できる反面、皮膚を切り取ることで傷跡が残るリスクもあります。
そのため若返り効果を期待して、切除手術を選択するのは推奨できません。
あくまでも、レーザー治療での除去が困難な場合に用いることがポイントです。
除去液
除去液を使用した治療は、専用の針で皮膚に傷をつけて液を注入し、色素を浮かせて薄くする方法です。
これまで主流として用いられてきた除去方法ですが、近年ではレーザー治療による除去が難しい場合、アートメイクを入れたばかりの場合などに利用されています。
除去液による治療のメリットは、赤系の色素も取り除けることです。
しかし、除去できる色素が多い反面、肌への影響やダメージが大きい方法でもあります。
除去剤による拒否反応が出やすく、施術後に肌が炎症を起こすリスクもあるため、とくに敏感肌の方は注意が必要です。
肌への影響には個人差があるものの、除去液を使用してアートメイクを取り除く場合は、アフターケアが充実しているクリニックを選びましょう。
アートメイクを重ねる
一度入れた色素を取り除くのではなく、アートメイクを重ねて色を目立たなくさせる方法もあります。
カモフラージュ法とも呼ばれており、肌色に近い色素を入れることで、アートメイクの気になる部分を隠せる仕組みです。
通常のアートメイクと同じ施術方法のため、肌ダメージも少なく済むうえ、短時間で効果を実感できます。
ただし、カモフラージュ法は肌色に近い色素を入れることから、今後のレーザー治療による除去は難しくなる点がデメリットです。
レーザー治療や切除手術などの方法を検討したうえで、最終手段として用いる必要があります。
眉毛アートメイクを除去する際の注意点
眉毛アートメイクを除去する際は、いくつかの点に注意する必要があります。
デメリットや注意点を把握したうえで、眉毛のアートメイクを除去しましょう。
ここからは、眉毛アートメイクを除去する際の4つの注意点について解説します。
繰り返しレーザー除去施術を受けると傷跡が残る
アートメイクの色素が濃い場合や、除去しにくい色味の場合などは、何度かレーザーを照射しなければなりません。
繰り返しのレーザー照射により、肌に瘢痕(はんこん)と呼ばれる凹凸の傷跡が残るリスクがあります。
信頼できるクリニックでカウンセリングを受け、眉の状態に適した治療方法を提案してもらうことが大切です。
レーザー照射の回数が必要になる場合は、切除手術や除去液による治療を検討しましょう。
眉毛が生えなくなる可能性がある
レーザー照射によりアートメイクを除去する場合、眉毛が生えなくなるリスクもあります。
レーザー光はアートメイクの色素のみならず、毛根のメラニン色素まで影響を及ぼす可能性があるためです。
アートメイク除去の技術は進歩しており、肌ダメージを抑えることに成功していますが、リスクが全くないわけではありません。
レーザー治療を受ける際は、眉毛が生えなくなる可能性もあることを理解しましょう。
施術後は腫れや赤みなどのダウンタイムがある
アートメイクの除去は、少なからず肌にダメージを与えるため、腫れや赤みなどのリスクが伴います。
レーザー治療に限らず、ほかの除去方法を選択した場合も肌へのダメージは避けられないでしょう。
とくに敏感肌の方は、施術前に医師に相談してみてください。
1回では除去できないことが多い
レーザー治療による除去の場合、基本的に1回の施術では除去しきれません。
レーザー治療は黒系や青系の色味を対象としているため、赤系や白系などは除去しにくい傾向にあります。
切除手術であれば1回の施術で完全に取り除けますが、レーザー治療の場合は数回の照射が必要になります。
あまりダウンタイムが取れない方は、医師と相談したうえで除去方法を選択しましょう。
眉毛アートメイク除去の流れ(レーザー除去)
眉毛アートメイクの除去は、どのような流れで実施されるのか不安な方も多いでしょう。
ここからは、レーザーで眉毛アートメイクを除去する際の流れについて紹介します。
1:カウンセリング
最初におこなわれるのは、医師によるカウンセリングです。
眉の状態を確認したうえで、自身に最適な治療方法が提案されます。
完全除去を提案される場合もあれば、修正のみで済む場合もあります。
2:デザイン・除去箇所の決定
カウンセリング後は、デザインと除去箇所を決定します。
アートメイクを完全に除去する場合、デザインを決める必要はありません。
一部を修正する場合は、肌の状態や理想などに合わせてデザインを決めます。
3:レーザー除去施術
デザインと除去箇所が決定したら、アートメイクの除去施術に入ります。
施術部位に麻酔クリームまたは局所麻酔を使用し、照射中の痛みを和らげます。
麻酔が効いていることを確認できたら、レーザー照射の開始です。
麻酔をしているため、基本的に痛みを感じることはありません。
万が一照射中に我慢できないほどの痛みを感じたら、麻酔を追加できるか相談してみましょう。
4:施術完了
施術が完了したら、すぐに帰宅できます。
施術後は赤みや腫れ、かさぶたが出る場合があるため、施術部位に軟膏を塗るようにしましょう。
また、洗顔や入浴、シャワーは当日から可能です。
メイクは翌日から可能ですが、軟膏を塗布した上からパウダーやアイブロウマスカラをつける必要があります。
眉毛アートメイクを除去できるおすすめのクリニック5選
眉毛アートメイクを除去する際、どのようなクリニックを選んでもよいわけではありません。
施術後に傷跡が残る、眉毛が生えなくなるなどのリスクもあるため、クリニック選びが重要です。
ここからは、信頼して眉毛アートメイクの除去を任せられるクリニックを5院紹介します。
クリニックごとの特徴や除去料金も紹介するので、アートメイクを除去する際の参考にしてみてください。
表参道メディカルクリニック(メディカルブロー)
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初診料無料 | クレカ利用OK | 分割払いあり |
LINE予約 | 割引制度 | 無料相談 |
麻酔無料 | メンズ可能 | リタッチあり |
施術部位&料金
料金詳細をチェックする
グランドマスターコース | |
施術内容・回数 | 料金 |
2回セット | 170,000円 |
追加施術 (1回) | 80,000円 |
他院リタッチ※1 (1回) | 90,000円 |
パウダー (1回) | 5,500円 |
マスターコース | |
施術内容・回数 | 料金 |
2回セット | 130,000円 |
追加施術 (1回) | 60,000円 |
他院リタッチ※1 (1回) | 70,000円 |
パウダー (1回) | 5,500円 |
アーティストコース | |
施術内容・回数 | 料金 |
2回セット | 80,000円 |
追加施術 (1回) | 35,000円 |
指名料 | |
ランク | 料金 |
グランドマスター トレイナー | 25,000円 |
グランドマスター | 20,000円 |
マスタートレイナー | 15,000円 |
マスター | 10,000円 |
ロイヤルアーティスト | 8,000円 |
アーティスト | 5,000円 |
※1.前回のアートメイクから5年以内が対象です
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表参道メディカルクリニックは、最先端の美容医療とメディカルブローを提供するクリニックです。
一人一人に合わせた最適な治療を提案しており、全国に10拠点を展開しています。
いずれの院も診療時間は10:00~19:00ですが、アートメイク除去が受けられるのは銀座院、六本木院、心斎橋院の3院のみです。
表参道メディカルクリニックのアートメイク除去は、最新技術のピコレーザーを使用しておこなわれます。
ピコレーザーは衝撃波により小さな粒子まで粉砕するため、従来のレーザーでは除去しきれない赤やオレンジ、黄色にも高い効果を発揮できます。
色素は細かく粉砕されることから、皮膚の代謝作用による消退が速く、短いダウンタイムで済む点もメリットです。
痛みや肌へのダメージも最小限に抑えられており、なるべく肌に傷を残したくない方でも安心して施術を受けられます。
眉毛アートメイクを一部修正する場合、レーザーの料金は1㎠あたり11,000円(税込)です。
レーザーで両眉を完全に除去する場合は66,000円(税込)、麻酔代はいずれの場合も別途かかります。
また、アートメイク除去の料金は形状や色、深さにより異なるため、無料カウンセリングで相談してみてください。
メディカルブローの基本情報
ARK SKIN CLINIC(アークスキンクリニック)
アークスキンクリニックは、渋谷駅から徒歩5分の場所にある美容皮膚科クリニックです。
細かく丁寧な診察と治療を徹底しており、心安らぐ気持ちのよい空間を提供しています。
アートメイク除去には、厚生労働省から許可されているキュテラ社のピコレーザーを使用していることが特徴です。
ピコレーザーで肌へのダメージを限りなく抑え、1回あたりの除去効果を高めながらも、ダウンタイムを短くさせることに成功しています。
またアークスキンクリニックでは、透明のプレミアムシートの上からレーザーを照射します。
プレミアムシートにより色素の奥深くまでレーザーを照射できるため、効率的でスピーディーなアートメイク除去が可能です。
アートメイク除去の料金は両眉で通常49,000円(税込)、3回セットにすると132,000円(税込)とお得に受けられます。
片眉の場合は通常39,000円(税込)、3回セット105,000円(税込)です。
モニター制度を利用すると3回セットの料金が10%OFFになるため、少しでも出費を抑えたい方は検討してみてください。
HSクリニック
HSクリニックは、千葉駅から徒歩2分とアクセス良好の場所にある美容クリニックです。
形成外科から美容外科、美容皮膚科まで、幅広い治療や施術を提供しています。
アートメイク除去には医療レーザー機器を使用しており、料金は両眉で4万円前後です。
除去にかかる料金はレーザーのショット数により変動するため、予算に余裕を持つことをおすすめします。
診療時間は13:30~21:00、水曜日と日曜日は休診日です。
オンライン予約は24時間受け付けしていますが、電話の場合は診療時間と同様に13:30~21:00までとなります。
料金の支払い方法はクレジットカード、QUICPayやIDなどの電子マネー、交通系電子マネーと幅広く対応可能です。
公式サイトでは眉毛アートメイク除去の症例写真も掲載しているため、HSクリニックを検討している方はぜひチェックしてみてください。
THE ARTMAKE TOKYO
THE ARTMAKE TOKYOは、医療アートメイクを専門としたクリニックです。
実績豊富なプロアーティストが多数在籍しており、国内トップクラスの技術力を誇ります。
アートメイク除去には最新のピコレーザーを使用し、光音響作用で残った色素を細かく分解します。
除去効果が高いにもかかわらず、痛みや治療回数、ダウンタイムは従来のレーザーよりも最小限に抑えられている点が魅力です。
THE ARTMAKE TOKYOはアートメイク専門のクリニックのため、除去に関するさまざまな相談も受け付けています。
施術後の徹底したアフターフォローにより、アートメイク再治療のカウンセリングを受けることも可能です。
アートメイク除去の料金は片眉1回24,800円(税込)、両眉1回49,600円(税込)となります。
モニター制度を利用した場合、片眉1回19,800円(税込)、両眉1回39,600円(税込)とお得に施術が受けられます。
公式サイトではモニター制度について詳しく記載されているため、出費を抑えたい方はぜひチェックしてみてください。
高須クリニック
高須クリニックは、最新の美容整形や美容外科を提供する大手美容クリニックです。
美容整形のイメージが強いものの、レーザーによるアートメイク除去も提供しています。
アートメイク除去は高度な技術が必要であるため、実績豊富な信頼できるクリニックに任せられる点は安心です。
アートメイク除去には入れ墨専用のレーザーを各種取り揃えており、少ない回数で高い除去効果が期待できます。
施術回数は色素の濃さや深さで異なるものの、除去にかかる時間は5分程度です。
また、施術は麻酔クリームを塗布してからおこなうことから、照射中の痛みは最小限に抑えられています。
アートメイク除去の料金は長さや面積により変動し、1cmあたり11,000円(税込)です。
公式サイトではアートメイク除去の症例写真も多数掲載されているため、気になる方はぜひチェックしてみてください。
眉毛アートメイクの除去に関するよくある質問
最後に、眉毛アートメイクの除去に関するよくある質問を4つ紹介します。
ほかにも疑問や不安な点がある方は、除去予定のクリニックに相談してみてください。
レーザー除去の痛みは強いですか?
レーザーでアートメイクを除去する際は、輪ゴムで弾かれるような痛みを感じます。
しかし、レーザー治療では麻酔を使用するため、とくに痛みを感じない方が大半です。
照射中よりも、施術直後の麻酔から覚めたタイミングで痛みを感じる方が多い傾向にあります。
痛みに弱い場合は、クリニックに麻酔の量を増やせるか相談してみるとよいでしょう。
またクリニックのなかには、麻酔クリームと局所麻酔の両方を使用するところもあります。
痛みに配慮しているクリニックは多いため、安心してレーザー治療を受けてみてください。
施術後の注意点はありますか?
アートメイクを除去したあとは、腫れや赤み、むくみなどが一週間程度起こる場合があります。
レーザーの場合でも、除去後は肌がダメージを受けているため、肌を安静にしながら十分に保湿しましょう。
また、UVカットのサングラスや眼鏡、日焼け止めクリーム、帽子、日傘などで紫外線対策をおこなうことも大切です。
眉毛のメイクは、最低でも施術後1週間控えましょう。
除去後は肌がダメージを受けている状態であり、炎症を防ぐために触らないことが重要です。
施術当日は入浴できますか?
アートメイクを除去した当日は、入浴を控える必要があります。
ただし、いつ入浴できるのかはクリニックにより異なるため、医師の指示に従いましょう。
基本的にシャワーの場合は、患部を避ければ当日から可能です。
1回の施術で完全に除去できますか?
アートメイクは、1回の施術で完全に除去できません。
インクの深さや色により個人差はあるものの、1~2か月に1回の施術を3~5回おこなうと除去可能です。
完全に除去できるまでの期間は、眉の色素や濃さ、肌の状態などにより異なります。
1回で完全に除去したい方は、アートメイクの部分を切り取る切除手術を検討しましょう。
まとめ
眉毛アートメイクの除去方法は4つありますが、なかでもおすすめなのはレーザー治療です。
レーザー治療はほかの除去方法と比べて肌へのダメージが少なく、傷跡も残りにくい傾向にあるため、多くのクリニックで用いられています。
しかし、レーザーでは除去しにくい色素もあることから、ほかの除去方法を選択しなければならない場合もあります。
また、眉毛アートメイクの除去は傷跡が残る、眉毛が生えなくなるなどのリスクもある施術です。
リスクを最小限に抑えるためには、本記事で紹介したような技術力のあるクリニックで施術を受けましょう。