首イボができる原因・種類・治療法を解説！治療におすすめの美容クリニック5選も紹介！

首にポツポツとしたできものができている方は、首イボかもしれません。首イボは自然治癒しないため、皮膚科や美容クリニックでの治療が必要です。

さらに、首イボは放置すると症状が悪化したり、数が増えたりする可能性もあります。症状が重く数が多いほど治療に時間がかかるため、なるべく早く治療することをおすすめします。

今回は首イボができる原因や種類、治療法を解説します。首イボに悩んでいる方はぜひ参考にして早期治療を目指してください。

イボ除去がおすすめのクリニック

首イボの種類は5種類

首イボには主に5種類あり、各イボの特徴は次のとおりです。

首全体にできやすい「アクロコルドン」

アクロコルドンは皮膚老化によってできる首イボです。軟性線維腫とも呼ばれています。首全体にできるケースが多く、摩擦が起きやすい部位の皮膚が突起してイボとなります。

サイズは小さく、色は褐色、皮膚が突起しているものの、盛り上がりが小さい点が特徴です。

また、皮膚の老化がはじまる30代頃からできる場合が多く、加齢によって数が増える傾向です。さらに、直射日光によっても発生します。

アクロコルドンは悪性のイボではありません。そのため治療は必須ではありませんが、数が多いと目立ってしまうため治療をおすすめします。

皮膚から飛び出ている「スキンタッグ」

スキンタッグはアクロコルドンより盛り上がりが大きい首イボです。スキンタッグもアクロコルドンと同様に良性の腫瘍であり、必ず治療が必要というわけではありません。

しかし突起が大きいため、アクロコルドンよりも目立ちます。男性よりも女性にできる場合が多くあります。

スキンタッグも発症する原因はアクロコルドンと同じです。摩擦や紫外線による皮膚ダメージにより、1mmから数mmのイボができます。

アクロコルドンよりもサイズは大きく肌色の柔らかいイボです。目立ち始めるのは30代以降ですが、早いと思春期を過ぎたあたりからできる場合もあります。

スキンタッグよりも大きい「軟性線維腫」

軟性線維腫は、スキンタッグよりも大きい首イボです。軟性線維腫もスキンタッグ等と同じく、摩擦や紫外線によって皮膚が老化を起こしたことが原因と言われています。

色は肌色のみでなく、薄い茶色に見える場合もありますが、軟性線維腫も良性の腫瘍です。

ただし大きいと5mm程度のイボができるため、首の前面等、目立つ位置にできた方の多くが治療をして首イボを除去しています。

スキンタッグやアクロコルドンと同様に軟性線維腫も通常は痛みが出ません。しかし、5mm程度のサイズだと、衣類等の摩擦により痛みを感じる場合もあります。

紫外線が当たる場所にできやすい「脂漏性角化症」

脂漏性角化症は老人性イボと呼ばれる場合もある首イボです。脂漏性角化症は紫外線と皮膚の老化が原因で発症します。

皮膚が盛り上がったようになったイボで、シミから脂漏性角化症に変化する場合もあるようです。

これまでのイボと同様に痛みはないですが、まれにかゆみが出る方もいます。40代以降から発症する場合が多いです。

良性の腫瘍のため治療は必須ではありませんが、市販のイボ薬では治らないため、目立つ大きさであれば皮膚科や美容クリニックでの治療をおすすめします。

80代になると多くの方にでき、日焼け止めを塗らない生活をしていると30代でも発症する場合があるため、こまめな紫外線対策が発症を防ぐポイントです。

赤いイボの「血管腫」

見た目が赤い首イボは血管腫です。老人性血管腫やボースポットと呼ばれることもあります。血管腫は皮膚の中で毛細血管が増殖するとでき、30代から発症し始めることが多い点が特徴です。

血管腫は平ら、もしくはやや盛り上がった程度ですが、サイズが大きいと4mm程度となり、赤いイボになります。数が増える場合も多く、悪性ではないものの治療する方が多い傾向にあります。

血管腫の原因ははっきりと解明されていません。しかし、できる部位から推測すると、皮膚の老化や紫外線による影響が関係しているのではと言われています。

【危険】注意が必要なイボの特徴とは？

先ほど紹介した5種類のイボは全て良性で、必ずしも治療が必要なわけではありません。

しかし中には注意が必要なイボもあるため、主な首イボを2種類紹介します。

尋常性疣贅（ウイルス性）

尋常性疣贅はウイルス性のイボであり、ヒトパピローマウイルスへの感染が原因です。ヒトパピローマウイルスが傷やささくれ等から体内に入り、感染するとイボができます。

感染後すぐにイボができるのではなく、感染から3〜6か月程度経った後にイボとしてあらわれる点が特徴です。傷がつきやすい手足にできるケースが多いですが、首にできる場合もあります。

ウイルス性の尋常性疣贅は増殖する可能性があり、放置すると治療に時間がかかる場合もあるため早めの治療が鍵です。

悪性腫瘍

首イボやほくろだと思っていたものが、悪性腫瘍（皮膚ガン）だったケースは少なくありません。

皮膚の悪性腫瘍は初期段階でイボのような症状が出るため、早期に治療しやすい点がメリットです。

悪性腫瘍の見た目は首イボやほくろと酷似している場合もあるため、気づかず放置する方もいます。

しかし、発症から時間が経過するほど命に関わってくるため、首イボだと自己判断せず、一度は皮膚科や美容クリニックで診察してもらいましょう。

首イボができる原因

次に、首イボができる原因を解説します。

年齢による皮膚の老化

首イボの原因の一つ目は、年齢による肌の老化です。加齢が進むとシワやシミ等ができやすくなります。

イボができるのも加齢による症状の一つのため、30代を過ぎると徐々に首イボができてしまうのは仕方ないでしょう。

首イボは加齢と深い関わりがあるため、数が多いほど老けて見えやすくなります。そのため、若々しい見た目を取り戻すために首イボを切除する方は少なくありません。

首周りの摩擦や刺激

首イボの原因の二つ目は、首回りの皮膚への摩擦や刺激です。たとえば首をかきむしる癖があったり、首を絞め付けるような服を着たりすることが多い方は、首イボが増えやすい傾向にあります。

また、常にネックレスをしている方は、ネックレスのチェーンあたりに首イボができる場合もあるようです。

紫外線

紫外線も首イボができる原因の一つです。紫外線は肌の老化を加速させる作用があるため、紫外線を多く浴びることは、年齢が進むのと同じと言えます。

年齢が若いうちから首イボの数は増え、摩擦や刺激を与えた覚えがない方は紫外線が原因かもしれません。

紫外線が強い時期にUVカット効果のネックウォーマーや日傘、日焼け止め等で日焼け対策をしている方はできにくいです。

しかし何もしていない方は20代後半から紫外線による首イボができる場合があります。

遺伝的にできやすい

首イボは遺伝的にできやすいです。両親や祖父母が首イボのできやすい体質であった場合は遺伝が原因のイボかもしれません。

年齢が若いうちは数が少なくても、30代を過ぎたあたりから急に数が増える場合もあるため、遺伝が関係しているか一度確認したほうが良いでしょう。

肥満により皮膚がたるみ擦れる

摩擦は皮膚をかいたり、手で擦ったりのみが原因ではありません。

肥満により皮膚がたるむと、皮膚が重なった部分は手で触れていなくても常に擦れた状態になります。

そのため、肥満により皮膚がたるみ、擦れたことが首イボの原因です。

肥満状態のときは皮膚がたるんで重なっており、首イボができていることに気がつかない場合もあります。

ダイエットをおこない、たるみが改善された際に、首に多数のイボがあることに気づく方もいるかもしれません。

首イボの治療法

首イボの治療法は主に次の4種類です。方法によって治療時の痛みやダウンタイムが異なるため、事前に確認してから選びましょう。

液体窒素でイボを凍結する冷凍療法

首イボは冷凍療法で治療できます。液体窒素を綿棒等で首イボに塗るか、スプレータイプの液体窒素を首イボに噴射すると、細胞が凍結・壊死するためイボの除去が可能です。

凍結療法は液体窒素を塗る際に痛みを感じやすく、1回の治療では完治しないため、1〜2週間程度の間隔で何度か治療を受けないといけません。

副作用としては、赤みやかゆみ、水ぶくれ、傷跡が残る等が起こる可能性があります。

炭酸ガスレーザー・Er:YAGレーザー

炭酸ガスレーザーやEr:YAGレーザーでも首イボは除去が可能です。炭酸ガスレーザーは熱レーザーに変換されるため、首イボに当てるとイボ周りの血管を凝固できます。

イボの周りや皮膚の深い部分にダメージを与えず、施術後の出血が少ない点、傷跡が残りにくい点がメリットですが、施術時に痛みを感じやすいため局所麻酔が必要な点はデメリットでしょう。

Er:YAGレーザーはレーザーを使用した治療法です。炭酸ガスレーザーよりさらに組織へのダメージが少なく、痛みを感じにくい反面、出血しやすい点はデメリットです。

ハサミでイボを切り取る

首イボはハサミで切り取ることもできます。ハサミで切ると言うと痛みを感じるのではと不安に思う方もいるかもしれません。

医療用の先が細いハサミを使用し、イボのみを切り落とすため、多くの方が痛みを感じずに治療を終えています。

小さなイボであれば出血もありません。万が一出血が起こっても少量であり、施術後にテープを貼るため擦れによる痛みも心配せずに済むでしょう。

自身でイボをハサミで取ろうとする方もいるようですが、イボの悪化や可能等のトラブルにつながる危険性があるため控えてください。

手術でイボを取り除く

サイズが大きい首イボは手術によって切除する場合もあります。イボの切除手術は10〜30分程度で終わるため、日帰りで手術できます。

イボを切除すればほぼ完治し、1回の施術で完了します。冷凍療法ではなかなか改善が見られない場合に切除の方法が選ばれる場合もあるようです。

医薬品でイボを取り除く

イボは、ドラッグストアや調剤薬局で手に入る医薬品を使用して取り除くことが可能です。

切除やレーザー治療と異なり長期的な治療方法となりますが、ダウンタイムや体への負担が少ないのが特徴といえます。また美容医療で行う施術に比べ、一般的には料金が安くなるため、定期的にイボ治療を行いたいかたにおすすめの治療方法です。

セルフケアで首イボを予防する方法

首イボはセルフケアでの予防が可能です。せっかく治療をおこなってイボを除去しても、予防策をおこなっていないと、すぐに再発する場合もあります。

また、イボを増やさないことは治療期間を短くするためにも重要です。施術を受ける、受けないに関わらず、次の4つの予防法は押さえておきましょう。

外出時は柔らかいマフラーで紫外線から首を守る

紫外線を浴びると首イボができやすくなるため、外出時は柔らかい生地のマフラーを着用し、紫外線から首を守りましょう。

生地が固いものだと、ゴワゴワした肌触りが肌に刺激を与える可能性があります。柔らかい綿素材やウール等のマフラーを選ぶようにしてください。

夏は難しいかもしれませんが、できればUVカット効果のある、夏用のネックウォーマーを使用しましょう。

首に刺激を与えるネックレスや服は身につけない

首に刺激を与えるネックレスや衣服はできるだけ身につけないようにしましょう。

チェーンが細くて軽いネックレスの場合は問題ありません。

チェーンが太くてゴツゴツしていたり、ペンダントトップが重みのあるデザインのものだったりすると、皮膚に刺激を与え首イボができるリスクを高めます。

遺伝的に首イボができやすい体質の方は、どのようなデザインであっても、ネックレスをつける頻度を少なくしたほうがよいかもしれません。

首を覆うようなデザインのトップスを着る際は、首を締め付け過ぎないもの、生地が柔らかいものを選んでください。

苦しさを感じるほど首元の締め付けが強いもの、固い生地のものは着用を避けましょう。

デコルテから首にかけて日焼け止めを塗る

腕や足、顔は日焼け止めをきちんと塗る方が多いかもしれませんが、首イボを防ぐには、デコルテから首にかけても塗る必要があります。

日焼け止めは汗や擦れによって落ちやすいため、3〜4時間程度ごとに塗り直しましょう。塗り直す際はスプレータイプの日焼け止めが手軽でおすすめです。

乾燥を防ぐために保湿をおこなう

肌が乾燥すると肌の老化が進むため、老人性のイボが増えるリスクが高まります。朝晩の洗顔後にスキンケアをおこなうことはもちろん、使用するスキンケア商品の種類にも気を遣うべきです。

肌が乾燥しやすい方や肌が乾燥する季節は、高保湿タイプの商品を使用しましょう。肌に刺激を与えるものだと余計に乾燥が進んでしまうため、低刺激のものを選ぶことも忘れないでください。

【人気】首イボの治療がおすすめの美容クリニックランキング5選

セルフケアでは間に合わない首イボに悩んでいる場合は、美容クリニックで除去してもらう方法がおすすめです。

しかし、首イボが除去できるクリニックは多数あり、どこを選ぶべきかわからない方もいるでしょう。

そこでここからは、首イボの治療がおすすめの美容クリニックを、ランキング形式で5つ紹介します。ぜひ参考にして自身に合うクリニックを見つけてください。

1位：TCB東京中央美容外科

TCB東京中央美容外科では、電気分解法とレーザー除去、切開法、くり抜き法の4種類から治療法が選べます。

​​TCB東京中央美容外科の場合は何度でもカウンセリングが無料のため、自身に合う治療かをしっかり見極めてから契約できます。

また、TCB東京中央美容外科の会員になると、平日は30％オフ、休日・祝日は25％オフで治療が可能です。

6か月限定ではありますが、他のクリニックより安い料金で首イボを除去できる可能性があるため、ぜひ無料カウンセリングで詳しく話を聞いてみてください。

2位：クリニックフォア

クリニックフォアでは、イボ治療薬クリームを使用した治療が行えます。サルチル酸が含まれた専用クリームを塗布することで、角質化したイボを取り除きます。

クリニックフォアの特徴は、オンラインに特化しかサービスであり医師によるカウンセリングから処方薬の配送まで、すべてオンライン上で完結することです。

そのため、クリニックへの通院に抵抗がある方や来院する時間がない方におすすめのサービスです。また、クリームは通常価格で3,300円（税込）からとなり、美容医療初心者の方でもお試ししやすいでしょう。

3位：東京美容外科

東京美容外科では5,500円（税込）から首イボの治療が受けられます。切除縫合でも1mmごとに8,800円（税込）で切除可能なため、小さめのイボであれば治療費を抑えられるでしょう。

ただし、アブレーションの場合は薬代が別途必要となる場合もあります。念のためカウンセリング時に目安の費用を確認しておきましょう。

東京美容外科の首イボ除去メニューには保証制度がついています。どのようなトラブルでも対応可能なため、安心して施術できる点が魅力です。

また、各料金の20％の料金で他院修正も依頼できます。他のクリニックのイボ除去治療で失敗した方は、一度東京美容外科へ相談してみてください。

4位：聖心美容クリニック

聖心美容クリニックでは、電気凝固法と炭酸ガスレーザー、切除法の3種類から治療法が選べます。

切除法は他のメニューと比較して高い料金となっていますが、その分大きな首イボでも完治に近い状態まで施術が可能です。

サイズが大きい首イボに悩んでいる方は、聖心美容クリニックに相談してみると良いでしょう。

聖心美容クリニックは開院から25年が経つ老舗の美容クリニックです。美容医療に真面目に取り組んでおり、常に技術・サービスの向上に励んでいます。

信頼感・安心感の高いクリニックが希望の方は満足できるはずです。

5位：城本クリニック

城本クリニックは運営歴30年以上と実績のあるクリニックです。

イボの除去は「電気分解法」と「切縫法」の2つが用意されており、患者の症状を診察して医師が判断してくれます。5mm以上の大きなイボの場合は再発の可能性があるため、切縫法がおすすめされます。

城本クリニックの医師は経験豊富なため、丁寧にイボを取り除いてくれるでしょう。

また、イボの数が多い方には取り放題メニューが最適です。10個までなら55,000円（税込）で受けることができます。

首イボの治療に関するよくある質問

次に、首イボの治療に関するよくある質問を3つ紹介します。知っておくと無料カウンセリングがよりスムーズに進むため、ぜひ参考にしてください。

どの種類のイボが保険適用になりますか？

イボの治療は保険適用になる場合と、自費診療になる場合の2パターンあります。

保険適用のほうが、自費診療よりも治療費が安くなる可能性がありますが、どのような場合でも保険適用となるわけではありません。

• 悪性のイボの可能性が高い
• 将来悪性のイボになる可能性がある
• イボが引っかかって擦れる、痛み感じる
• 痛みを感じ、出血する場合がある
• 視界を邪魔している

上記の特徴に当てはまるイボは保険適用となる可能性が高いでしょう。反対に美容目的でイボを切除する場合は自費診療となります。

自身では保険適用か自費診療か判断するのは難しいため、まずは一度皮膚科や美容クリニックを受診して医師に診察してもらいましょう。

首全体に広がった首イボを全部取り切るまで何回通院が必要ですか？

首全体に広がった首イボを全部取り切るまでの通院回数は、イボの数や治療方法によって異なります。

しかし、イボの状態や数を見ないと正式な回数はわかりません。まずは一度皮膚や美容クリニックを受診し、カウンセリングにて通院回数を相談してみましょう。

首イボの治療のダウンタイムはどのくらいですか？

首イボ治療のダウンタイムも施術の方法によって異なります。短いと1週間程度、長いと1か月程度ダウンタイムが続く場合もあるため、一概にはどの程度とは言えません。

一般的には切らない治療法のほうが、ダウンタイムが短いでしょう。

また、ダウンタイム中に出る副作用も治療法によって異なります。

ダウンタイムが短いほうが良い、副作用は出にくいほうが良いと思う方は、その点も踏まえて美容クリニック等のカウンセリングで相談してください。

まとめ

首イボにはいくつかの種類がありますが、できる原因は皮膚の老化や擦れ、紫外線が関係している場合が多いです。

イボは自然治癒が難しく、中には危険なイボもあるため、できてしまったら一度美容クリニックや皮膚科で診てもらったほうが良いでしょう。

イボの治療法も数種類あり、施術料金や副作用、ダウンタイムの期間等に差があります。

しかし、自身で最適な治療を決めるのは難しいため、首イボの数や状態から、医師に適切な治療を判断してもらいましょう。

首イボが増えると実年齢より老けて見える場合もあります。

今よりも若々しい見た目を目指す場合は、美容医療に詳しい美容クリニックのカウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。

※本記事の情報は2022年10月時点のものです。
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＜参考＞
TCB東京中央美容外科
東京美容外科
聖心美容クリニック