【東京】NIPT検査(新型出生前診断)のおすすめクリニック10選!

妊娠中のお母さんの腕からの採血でできる、胎児への負担を最小限に抑えた新型出生前診断(以下NIPT)は、高齢出産など若干のリスクを伴う出産が予定される妊婦さんの検査希望が多くなっています。リスクが少なく安全と言われていても、受ける前は母子の健康状態に影響がないのか心配でしょう。
この記事では、NIPTを希望する人に向けて、クリニックを選ぶポイントを踏まえたうえでおすすめクリニック10選をご紹介します。また、実際の予約から検査までの流れもあわせて解説します。

おすすめのNIPT検査クリニックをすぐにチェック

NITP検査(新型出生前診断)のクリニックの選び方

クリニックを選ぶポイント
  • 認可施設か無認可施設か条件が合う方を選ぶ
  • カウンセリングや陽性の場合のアフターフォローがあるか
  • 羊水検査の有無もチェックしておく
  • 検査項目数に対して費用が安いクリニックを選ぶ

NIPTができるクリニックには認可と無認可施設の2種類があり、異なるメリット・デメリットがあります。
また、検査だけではなく、カウンセリングやアフターフォローがあるとより安心できます。これらは、どのクリニックでも実施しているとは限らないので要注意です。希望する場合は予約前の確認必須です。
NIPTは腕からの採血で行う検査ですが、もし陽性であった場合羊水検査を実施しより詳しく検査をします。NITP検査後に羊水検査まで受けられるかはクリニックにより異なるので、有無をチェックしましょう。
また、保険適用外のNIPTは全額自己負担です。妊娠期間~出産後には意外とお金がかかりますから、できるだけ金銭的負担を少なくするために、検査項目数に対して費用が安いクリニックを選ぶことをおすすめします。

これらはクリニック選びの参考にしやすいポイントです。ではそれぞれのポイントについて詳しく見ていきましょう。

認可施設か認可外施設か条件が合う方を選ぶ

メリットデメリット
認可施設
  • 知識や経験が豊富な医師が常勤している
  • 陽性であった場合のアフターフォローが手厚い
  • 遺伝子カウンセリングを行ってくれる
  • 検査を受けられる条件が厳しい
  • 医師からの予約・紹介が必要
  • 夫婦同伴での受診が必要
  • 検査実施までに複数回受診が必要
  • 検査項目が限定されている
認可外施設
  • 検査を受ける条件が無い場合が多い
  • 年齢制限が無い
  • 検査結果が出るまでが早い
  • 単体検査から全ての染色体の検査まで行える
  • 遺伝子カウンセリングを行っていない
  • 陽性であった場合羊水検査は別の施設を探す
  • 出生前診断の知識が少ない医師が対応する場合がある

日本医学会からNIPTの認可を得ているクリニックは認可施設、得ていないクリニックは認可外施設になります。上記の表を見ると、医師の専門性や知識量、検査を受ける条件、検査項目、アフターケアの有無に大きな違いがあることが分かるでしょう。

まず、医師の専門性と知識量、アフターケアの充実は認可クリニックのメリットです。日本医学会から認定を受けているクリニックなので、専門性の高い豊富な知識を持った医師による信頼性の高い検査を受けることができます。
検査の結果が陽性であった場合は、そのままクリニックでアフターケアを受けることができるので、他の病院に行く必要もありません。
しかし、認可クリニックで検査を受けるためには35歳以上であることや、他クリニックからの紹介が必要など一定の条件を満たす必要があり、検査項目も13・18・21トリソミーのみに限定しています。

認可外は、医師の専門性や知識量が認可クリニックにやや劣ってしまう可能性があり、何かあった時に十分な対処をできないリスクが伴います。
それでもNITP検査を専門として多くの実績を残しているクリニックが多く、検査を希望する全員に対してNIPTを実施していることが特徴です。
検査項目も13・18・21トリソミー以外の染色体検査に幅広く対応しています。

このように認可・認可外クリニックにはそれぞれ異なるメリット・デメリットがあるので、自分が何を優先して検査を受けたいかよく考えることが大切です。

カウンセリングや陽性の場合のアフターフォローがあるか

陽性の場合のアフターフォロー
  • カウンセリング
  • 羊水検査
  • 絨毛検査

検査結果が陽性であった場合、遺伝子カウンセリングを行ったあと羊水検査で詳しく検査していき結果の信憑性を高めていくというアフターフォローが必要になります。
アフターフォローが無い施設だと別の病院を探す手間、それに伴う追加料金がかかります。
アフターフォローがある施設であれば上記のカウンセリングや検査を無料で受けられるところもあるので、そこまでチェックしましょう。

検査項目数に対して費用が安いクリニックを選ぶ

検査項目費用の相場
ダウン症候群(21トリソミー)
エドワーズ症候群(18トリソミー)
パトウ症候群(13トリソミー)
※認可施設は上記染色体検査のみ
性染色体異常
全染色体異常
微小欠失症候群
10〜25万円

検査項目に対しての費用は、施設によって様々で、15万円で3項目のみのところもあれば6項目受けられるところもあります。
検査にかかる費用だけを見て安い施設を選ぶのもいいですが、念の為アフターフォローまで費用に含まれているところを選ぶと安心でしょう。
検査自体の料金が安くても、陽性だった場合のアフターケアがないと最終的な負担が大きくなってしまう可能性があるので要注意です。

東京都のNIPTクリニックおすすめ10選

東京都にはNIPTを実施している認可・認可外クリニックが数多く存在します。今回は、特におすすめしたいクリニック10選をご紹介し、認可の有無・検査可能項目・費用・アフターフォロー・営業時間・実績の順で各クリニックの詳しい情報や特徴などをまとめて見ていきます。

1.平石クリニック

項目内容
認可/認可外認可外
検査可能項目
  • 13・18・21トリソミー検査
  • 性染色体検査
  • 1~22番トリソミー検査
  • 微小欠失検査
費用基礎検査:198,000円
全染色体検査:210,000円
全染色体検査+微小欠失検査:230,000円
アフターフォロー陽性の場合、全国どこで羊水検査を受けても全額クリニックが負担
営業時間10:00~17:00
実績「NIPTにおける顧客満足度調査」にて2019年から3年連続顧客満足度1位を獲得
(各年度顧客満足度:2019年度95%、2020年度97%、2021年度上半期95%)
アクセス

NIPTは通常妊娠週数10週以上が検査に該当しますが、平石クリニックでは9週から検査可能です。10週以降に1回目の検査を受けたいという人に向けて1回分の費用で2回の検査ができるパックプランなどもあります。
また、クリニックには出生前診断には必要不可欠な認定遺伝カウンセラーが在籍しているため、安全に信頼できる診断を実施しています。
診断結果が陽性の場合には、全国どのクリニックで羊水検査を受けても費用を全額負担してくれる充実したアフターフォローも大きな特徴です。

平石クリニックの公式サイトはこちら

2.ミネルバクリニック

項目内容
認可/認可外認可外
検査可能項目
  • 13・18・21トリソミー検査
  • 性染色体検査
  • 1~22番トリソミー検査
  • 微小欠失検査
費用スーパーNIPTベーシック(基礎検査):176,000円
スーパーNIPTgeneプラス236,500円
スーパーNIPTgeneプラスペアレントコンプリート:352,000円
コンプリートNIPTデノボプラス:440,000円
アフターフォロー
  • 陽性の場合は羊水検査実施院を紹介し、検査費用を15万円まで負担
  • 不安な時は24時間相談可能
営業時間10:00~14:00
16:00~20:00
実績
  • 遺伝子検査専門医による信頼の検査実績多数あり
  • 都内で取り扱い希少なスーパーNIPTの実施実績あり
アクセス

臨床遺伝専門医がカウンセリングから検査までを一貫して行ってくれるため、妊娠中の女性とその家族にしっかりと寄り添ってくれます。
国内で唯一スーパーNIPTを扱うクリニックとしても有名で、金額はやや高くなってしまいますが、検査項目を増やして幅広い胎児の異常に気付くことができます。
土日祝日も診察可能、平日の診察時間は20時までなので仕事をしている方でも検査を受けやすいことも嬉しいポイントです。
陽性だった場合は羊水検査実施院を紹介してくれるため、自分で病院を探す手間がないことに加え、費用も15万円まで負担してくれます。

ミネルバクリニックの公式サイトはこちら

3.八重洲セムクリニック

項目内容
認可/認可外認可外
検査可能項目
  • 13・18・21トリソミー検査
  • 性染色体検査
  • 1~22番トリソミー検査
  • 微小欠失検査
費用基礎検査:215,600円
全染色体検査:242,000円
全染色体検査+微小欠失検査:253,000円
アフターフォロー
  • 国際出生前診断学会所属医師によるカウンセリング
  • クリニックでの羊水検査無償提供
営業時間10:00~17:00
実績毎月300件以上の予約あり、検査実績は1万件を突破
アクセス

出生前診断歴40年以上のベテラン医師による安心の診断と、予約・診断件数1万件以上の実績で安心してNIPT検査を実施することができます。
陽性だった場合は、専門医によるカウンセリングで不安な気持ちに寄り添ってくれます。
また、クリニックで羊水検査を無償提供しているため、追加費用の負担や他のクリニックに行く手間がありません。妊娠中は心や体に負担をかけるのはNGですから、こういった万全のアフターフォローは嬉しいポイントです。

八重洲セムクリニックの公式サイトはこちら

4.渋谷NIPTセンター(デイジークリニック)

項目内容
認可/認可外認可外
検査可能項目
  • 13・18・21トリソミー検査
  • 性染色体検査
  • 1~22番トリソミー検査
  • 微小欠失検査
費用基本検査:132,000円
全染色体検査:165,000円
全染色体検査+微小欠失検査:198,000円
アフターフォロー陽性の場合羊水検査の費用を全額サポート
営業時間
実績安心の実績100,000件を突破
アクセス

正確な結果を安定して提供するために、NIPT先進国である米国検査機関へ依頼しています。
また、検査前後に医師や助産師とカウンセリングの機会を設け不安解消に寄り添ってくれます。陽性だった場合は、カウンセリングに加えて羊水検査の実施費用を全額サポートしてくれるため、追加費用の心配はありません。
検査は最短20分のスピーディーに終わるコースから、時間をかけて丁寧に問診するコースまで、ママのスタイルに合わせたものを選ぶことができるのも嬉しいポイントです。

渋谷NIPTセンターの公式サイトはこちら

5.青山ラジューボクリニック

項目内容
認可/認可外認可外
検査可能項目
  • 13・18・21トリソミー検査
  • 性染色体検査
  • 1~22番トリソミー検査
  • 微小欠失検査
費用ミニマムプラン:88,000円
シンプルプラン:120,000円
スタンダードプラン:150,000円
フルセットプラン:170,000円
アフターフォロー
  • 陽性だった場合、羊水検査実施費用を全額負担
  • 認定遺伝カウンセラーによる無料相談を実施
営業時間10:00~19:00
実績これまでのNIPT実施による陰性的中率99.99%、信頼の実績多数あり
アクセス

年齢制限や検査を受ける条件がほとんどないため、染色体疾患に対する不安を感じた妊娠中の方全員を対象としています。
土日でも検査を実施し、当日予約でもOKなのでなかなか予約が取れないと感じることもありません。
個室でリラックスしながら約30分の検査で終了し、母子への負担を最小限に抑えてくれるのも嬉しいポイントです。
また、検査を受けやすい価格設定で、4つのプランの中から自分にあったプランを選べるのも魅力的です。

青山ラボージュクリニックの公式サイトはこちら

6.愛育クリニック

項目内容
認可/認可外認可
検査可能項目13・18・21トリソミー染色体検査
費用130,000円
アフターフォロー陽性の場合、追加の費用負担なしで羊水検査と絨毛検査を実施
営業時間平日9:00~16:00
土曜日9:00~12:00
実績母子の健康と幸せのため、質の高い医療を提供し安心して各検査を実施してきた多数の実績あり
アクセス

愛育クリニックは認可施設なので、年齢は問いませんが、NIPTを受けるためには一定の基準を満たす必要があります。特に高齢出産などで染色体疾患に対する不安が強い人、検診で染色体疾患の可能性を指摘された人、夫婦のいずれかにロバートソン転座がある場合は検査を推奨しているクリニックです。
オプションとして胎児ドックの実施や心肺チェックなどを行い、母子の健やかな成育を支援してくれます。
検査の結果陽性だった場合は、無償で羊水検査と絨毛検査を行ってくれるため、病院を探す手間や追加料金の心配も一切ありません。

愛育クリニックの公式サイトはこちら

7.東京NIPTセンター(元麻布ヒルズメディカルクリニック)

項目内容
認可/認可外認可外
検査可能項目
  • 13・18・21トリソミー検査
  • 性染色体検査
  • 1~22番トリソミー検査
  • 微小欠失検査
費用基礎検査:145,200円
全染色体検査:181,500円
全染色体検査+微小欠失検査:217,800円
アフターフォロー
  • 陽性だった場合の羊水検査実施院の情報提供と費用をサポート
  • 小児科医による無料カウンセリングあり
営業時間10:00~13:00
14:00~18:00
実績相談しやすい身近な医院を目指し、安心と信頼の高い検査実績あり
アクセス

NIPTの基礎検査である13・18・21トリソミー染色体検査以外にも幅広く検査項目を設け、胎児の状態把握に努めています。
陽性だった場合は患者の状態や希望に応じて羊水検査実施院の情報を複数提供し、1人1人に合った医療の提供を約束していることが特徴です。
更に染色体疾患のある子供を育てることに不安を感じている家族に対して小児科医とのカウンセリングの時間を設け、心のケアまで徹底して行っています。

元麻布ヒルズメディカルクリニックの公式サイトはこちら

8.東京エバーグリーンクリニック

項目内容
認可/認可外認可外
検査可能項目
  • 13・18・21トリソミー検査
  • 性染色体検査
  • 1~22番トリソミー検査
  • 微小欠失検査
費用Aコース(13・18・21染色体検査):107,800円
Bコース(基本検査+性染色体検査):151,800円
Cコース(基本検査+性染色体検査+微小欠失検査):217,800円
アフターフォロー陽性の場合、産婦人科医や小児科医など幅広い医療連携ネットワークでママをトータルサポート
営業時間10:00~17:00
実績次児妊娠時の高いリピート率で安心の実績あり
アクセス

世界基準の検査制度と他クリニックでは真似できないような圧倒的な低価格が魅力のクリニックです。
リピート率が高いことが安心と信頼の証拠で、1度NIPT検査を実施した多くのママが次の妊娠でも利用したいと感じています。
陽性だった場合は小児科医や産科医に相談できる体制を整え、羊水検査実施時には全額費用を負担してくれます。幅広い医師連携ネットワークでママをトータルサポートしてくれるアフターフォローが充実しています。

東京エバーグリーンクリニックの公式サイトはこちら

9.ヒロクリニック

項目内容
認可/認可外認可外
検査可能項目
  • 13・18・21トリソミー検査
  • 性染色体検査
  • 1~22番トリソミー検査
  • 微小欠失検査
費用ミニマムプラン:90,000円
over35プラン:150,000円
おすすめプラン:200,000円
フルセットプラン:240,000円
アフターフォロー
  • 陽性の場合、提携医療機関での羊水検査実施で最大20万円費用を負担
  • 在籍する遺伝子専門カウンセラーによる相談会を提案(30分4000円)
営業時間10:00~18:00
実績検査実績25,000件以上で安心を保証
アクセス

検査の整合性に妥当性があることを検証し、証明された医療機関のみに与えられるCAP認定を受けているクリニックです。
NIPTはなかなか予約が取れない、検査後の結果が届くまで時間がかかるといったママたちの悩みを受け、ITの活用で利便性を向上しています。WEBから簡単に予約が取れる、検査結果報告が最短1週間以内に完了することが特徴です。
また、陽性だった場合は提携医療機関での羊水検査を推奨し、費用を最大20万円負担するサポート体制を整えています。
ヒロクリニックの公式サイトはこちら

10.Aクリニック銀座院

項目内容
認可/認可外認可外
検査可能項目
  • 13・18・21トリソミー検査
  • 性染色体検査
  • 1~22番トリソミー検査
  • 微小欠失検査
費用基本検査:88,000円
基本検査+性染色体検査:128,000円
全染色体検査+性染色体検査+微小欠失検査:178,000円
アフターフォロー陽性だった場合の羊水検査実施費用を15万円まで負担
営業時間10:00~19:00
実績月間予約件数200件以上の実績あり
アクセス

検査は当日予約OKで予約が取りやすく、土日でも検査することができます。実際の検査当日は検査~帰宅まで完全個室で家族と共にリラックスした状態で検査を進めていきます。
認可外の施設ですが、認可施設と同等の検査内容・精度を約束しつつ、価格を抑えていることも特徴です。
結果はメール(希望があれば郵送)で報告する形式を取っているので、再来院する手間もありません。万が一陽性だった場合のアフターサポートとして、羊水検査実施費用を15万円まで負担してくれることも嬉しいポイントです。
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NIPT検査(新型出生前診断)を受ける際の注意点

  • NIPTは自己負担検査なので費用が高い
  • 一部の疾患しか検査できない
  • 偽陰性になる可能性がある

NIPTは保険適用外の検査であるため、費用は全額自己負担になります。最低でも10万円前後はかかってしまい、妊娠期間中~出産後にも何かと出費がかさみますから、できるだけ負担にならない範囲内で検査しましょう。
また、高額な金額がかかっても胎児に関するすべての疾患を発見できるわけではありません。
検査結果の陰性的中率は非常に高いですが、稀に偽陰性の結果が出る場合もあり、出生後に異常が発覚することもあるでしょう。
陽性だった場合には提携医療機関での羊水検査を推奨し、検査費用を最大20万円負担してくれるサポート体制を整えています。

NIPTを受ける際にはこういった注意点があることを頭において、それでも検査したい!という妊娠中の方はクリニックに相談することをおすすめします。
では、それぞれの注意点を詳しく見ていきましょう。

NITPは自己負担検査なので費用が高い

妊娠期間中に定期的に受ける妊婦健診も保険適用外ですが、自治体ごとに補助券が出るなどして自己負担額を軽減することができます。しかし、NIPTは実施を希望する人のみが受ける検査で、保険適用外なうえに補助や医療控除を受けることもできません。全額自己負担で最低でも10万円前後、アフターケアが充実している、専門医が検査する認可クリニックの場合はそれ以上高額になる場合も多いです。

一部の疾患しか検査できない

NIPTはあくまでも染色体異常を検査するものであり、胎児のすべての疾患が分かるわけではありません。一般的に13・18・21トリソミーの検査が可能であり、もっと幅広く検査しているクリニックでも1~22番染色体の常染色体と性染色体を含む全染色体の検査しかできません。
発覚する染色体異常が原因の疾患として、性染色体検査ではターナー症候群クラインフェルター症候群、全染色体全領域部分欠疾患・全染色体全領域部分重複疾患の検査ではアンジェルマン症候群ディジョージ症候群などが挙げられます。
内臓疾患などを発見する検査ではないため、染色体異常以外の疾患を発見したい場合は別の検査を受ける必要があります。

偽陰性になる可能性がある

NIPTの陰性的中率は99.98%と非常に高いですが、残りの0.02%程度は偽陰性の可能性があります。検査では染色体異常が発見できなくても、出生後に異常が発覚する場合もあることを覚えておきましょう。
年齢によってもこの確率は変化し、その他の原因として検査の時期が早すぎて、検査対象の胎児のDNAが足りないなどが考えられます。

NITP検査の予約申し込みから検査までの流れ

  1. NITP検査を受けるクリニックに予約申し込みする
  2. 遺伝子カウンセリングを受ける
  3. 採血によるNITP検査の実施
  4. 1〜2週間後に検査結果報告を受ける
  5. 陽性の場合羊水検査を行う

NIPTを希望する場合は、クリニックへの予約が必須です。当日予約OKのクリニックもありますが、混みあっている場合は難しいので余裕を持った予約がおすすめです。
検査直前のカウンセリングでは、気になることを積極的に相談すると不安が緩和されるでしょう。
検査結果が出るまでの時間はクリニックによって異なります。陽性だった場合の追加検査などを希望する場合は、あらかじめ相談しておくとスムーズです。
では、NIPT検査の予約申し込みから検査までの流れを詳しく見ていきましょう。

NITP検査を受けるクリニックに予約申し込みする

NIPT検査を受ける場合は予約が必要になります。最近では検査を希望する方が多いため、クリニックによっては込み合う場合もあります。
検査を受けることができる妊娠週数になったら早めに予約を取ると、なかなか予約が取れないという心配も少なくなります。

遺伝子カウンセリングを受ける

遺伝子に関する知識と経験豊富な医師がカウンセリングを担当してくれることがほとんどです。あらかじめ質問事項などを考えておくとテンポよくカウンセリングが進みます。クリニックによっては検査直前のカウンセリングと自宅で行う事前カウンセリングが分かれている場合もあります。自宅でカウンセリングシートを記載している場合は、検査当日に忘れないようにしましょう。一緒に検査に同行する家族に情報を共有しておくのもOK!NIPTに対する理解が深まるはずです。

採血によるNITP検査の実施

NIPTは母体と胎児への影響を最小限に考えて腕からの採血で検査を行います。羊水検査のように流産のリスクはほとんどないため安心です。検査当日は採血のみなので約30分~1時間程度で終了します。帰宅前に今後の流れを確認しましょう。

1〜2週間後に検査結果報告を受ける

約1~2週間程度で結果報告があります。クリニックに再来院する又は、郵送で結果が届きます。陰性の場合羊水検査や絨毛検査の必要はありませんが、妊娠週数が早すぎると偽陰性の場合もごくまれにあるため、心配な場合は相談することをおすすめします。

陽性の場合羊水検査を行う

陽性の場合は羊水検査を実施し確定診断を受けます。染色体疾患が発覚して動揺したり、不安な気持ちになり、障害を持つ子供を産むことを躊躇してしまうこともあるでしょう。クリニックのアフターサービスとして遺伝子認定カウンセラーや小児科医との無料相談があります。積極的に利用することで、今後のことをゆっくり考える機会になるはずです。

まとめ

ここまでNIPT検査のクリニックを選ぶポイントからおすすめしたいクリニック10選をご紹介し、申し込みから検査までの流れを詳しく見てきました。各クリニックこだわりの料金システムやアフターサポート体制を整え、不安な気持ちを抱えるママに寄り添う医療を提供しています。

検査を受けるか迷っている場合は、気になるクリニックに問い合わせて事前カウンセリングのみでももちろんOKです。ぜひ、自分に合ったNIPT検査実施クリニックを見つけましょう。