ピコレーザーでシミが消えない原因とは？消えない時の対処法とケア方法を紹介

数ある肌トラブルのなかで、シミはもっとも代表的な悩みの一つでしょう。

美容医療で用いられるピコレーザーはリスクを抑えつつシミの原因を破壊できることから、幅広い世代に注目されています。

しかしピコレーザーの効果には個人差があり、なかなかシミが消えないケースもあります。

シミが消えなかったとする口コミを見て、今後ピコレーザー治療を受けるべきかどうか疑問に感じている方もいるでしょう。

そこで本記事では、ピコレーザーでシミが消えない原因やシミが消えないときの対処法やケア方法について紹介します。

ピコレーザーの施術実績を持つ大手美容クリニックもあわせて紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

ピコレーザー治療とは？

ピコレーザー治療とは、短い照射時間でレーザーを当てることで、シミの原因となるメラニン色素を破壊する治療法です。

従来のレーザー治療に比べて痛みや肌ダメージが少ないうえ、小さなメラニン色素に対しても効果を発揮する点が魅力です。

ピコレーザー治療にはピコトーニング、ピコスポット、ピコフラクショナルの3種類があり、それぞれ使用目的や効果が異なります。

そばかすやニキビ跡の改善にも利用できるため、まずはカウンセリングで現在の肌トラブルに適したピコレーザー治療法を探してみてください。

ピコレーザーでシミが消えない原因

ピコレーザーの効果には個人差があるものの、基本的には数回施術をおこなえば効果を実感できます。

しかし効果を感じられないケースもあるため、ピコレーザーでもシミが消えない主な原因を確認しておきましょう。

炎症後色素沈着が起きた

ピコレーザー照射後にシミが濃くなった場合、炎症後色素沈着を起こしている可能性があります。

炎症後色素沈着は肌が炎症を起こしたあと、うっすらとした茶色の跡が出る現象です。

ピコレーザーを照射した部分は軽いやけどで炎症を起こしている状態であるため、炎症後色素沈着が起こるケースはあるといえるでしょう。

しかし炎症後色素沈着によるシミは本来のシミとは別のものであり、出現したとしても半年前後で引いていきます。

かさぶたをはがしてしまって炎症が起きた

ピコレーザーを照射してから数日後、照射部分に薄いかさぶたができることがあります。

かさぶたを無理やり剥がして外的な刺激を与えた場合、修復し始めた皮膚が剥がされて傷跡が残ります。傷跡が深ければ、色素沈着を起こし新しいシミとなる可能性もあるでしょう。

かさぶたができたときは、時間の経過とともに自然と剥がれ落ちるまで待つことが大切です。

ピコレーザー照射後の日焼け

ピコレーザー照射後、デリケートな状態の肌に紫外線があたると新しいメラニンが生成され、かえってシミが増加してしまいます。

最悪の場合、頑固なシミとして沈着する可能性もあるため施術後の紫外線対策は必須です。

ピコレーザー照射後に患部をこすった

ピコレーザーを当てた箇所を触ったり擦ったりして刺激すると、炎症後色素沈着が起こる可能性があります。

施術後、患部にかゆみを感じる方もいますが掻いたりこすったりしてはいけません。

洗顔や化粧の際もそっと触れる、あるいは患部を避けるなどして肌へのダメージをなるべく減らすことが重要です。

レーザーの威力が強かった

ピコレーザーの威力が強すぎると肌への刺激となり、炎症後色素沈着を引き起こす可能性があります。

炎症後色素沈着は半年ほどでおさまりますが、肌へのダメージが原因で新たな肌トラブルが発生するケースも考えられます。

施術後は医師の指示に従い、正しい方法でアフターケアをおこないましょう。

肝斑の悪化

肝斑を改善したい場合、低出力のレーザーを持続的に照射するピコトーニングを採用するのが一般的です。

しかし判断を誤り肝斑に高出力のレーザーを使用した場合、シミが濃くなり悪化してしまいます。

肝斑かどうか判断できない場合は、肝斑治療を得意とする医師、もしくは経験が豊富な医師が在籍するクリニックで施術を受けましょう。

治療法が正しくない

シミの要因には色素沈着や肝斑などさまざまなものがあり、種類に応じて最適な治療をおこなわなければ効果を得ることはできません。

たとえばピコスポットはほくろや刺青など、一部の黒ずみに対しスポットを当てて除去する治療法です。一方、ピコトーニングはそばかすや肝斑など広範囲に広がる薄いシミの除去を得意とします。

「ピコレーザーを受けたいけれどどの施術法がよいのかわからない」とお悩みの方は、一度美容クリニックでカウンセリングを受けてみてください。

ピコレーザーでシミが消えにくい方

シミの消え方には個人差があり、体質的にシミが消えにくい方もいます。ここでは、ピコレーザー治療の効果が出にくい方の特徴を解説します。

日焼けしやすい方

人間の身体は紫外線を浴びることでメラニンを生成し、シミや色素沈着を起こすとされています。

そのため体質的に日焼けしやすい方は紫外線を吸収しやすく、メラニンを生成しやすいといえるでしょう。

ピコレーザーを使用すればシミを減らすことはできますが、照射後に炎症後色素沈着が起きる可能性は少なくありません。

日焼けしやすい体質の方は、とくに徹底的な紫外線対策をおこないましょう。

肌のターンオーバーが低下している方

肌のターンオーバー機能が低下している場合、皮膚内にメラニン色素が蓄積して炎症後色素沈着を起こす可能性があります。　

また華麗により肌のターンオーバーが低下している場合、照射したシミが排出されずに肌に残り続けるためシミは消えにくくなるでしょう。

ピコレーザーでシミが消えないときの対処法

ピコレーザー照射後は、おおよそ1か月後に本来の効果が出てくるとされています。しかし1か月が経っても効果が感じられないと悩む方もいるでしょう。

そこでここでは、ピコレーザーでシミが消えないときの対処法について3つ紹介します。

炎症後色素沈着が消えるまで待つ

炎症後色素沈着は、本来のシミとは異なり表面に存在します。ピコレーザー照射後に炎症後色素沈着が起こった場合でも、安静にしていれば半年ほどで徐々に薄くなっていくでしょう。

より早く炎症後色素沈着を落ち着かせたいときは、炎症の鎮静化をサポートする服用薬や美白剤、クリームでケアをしてみてください。

時間が経過しても炎症後色素沈着が消えない場合、施術を受けたクリニックで相談するとよいでしょう。

治療薬の使用

炎症後色素沈着は外用薬でも治療できます。炎症後色素沈着の症状が気になる場合は、「トレチノイン」や「ハイドロキノン」などの外用薬を処方してもらいましょう。

またシミの改善に効果的なビタミンCやE、トラネキサム酸の摂取も推奨されています。医師やクリニックの指示のもと、肌の状態に適した薬を慎重に使用してみてください。

他のレーザー治療を行う

ピコレーザーはシミに対して効果の高い治療法とされていますが、自身の肌悩みに合わない場合もあります。

シミが改善しない場合、クリニックであらためてカウンセリングを受けてほかのレーザー治療も検討してみてください。

施術を受ける際は、自身の肌悩みに合った適切なアドバイスが受けられるクリニックを選択することが重要です。

シミが色素沈着しないために！ピコレーザー施術後のケア方法

シミを改善するには、ピコレーザー治療後のアフターケアが重要です。ここでは、施術後の色素沈着を防ぐケア方法にを4つ紹介します。

紫外線対策を徹底する

施術後に紫外線を多量に浴びてしまうと、メラニン色素が刺激され新たなシミにつながる恐れがあります。

レーザー照射後は毎日日焼け止めを塗り、外出時は帽子や日傘を活用しましょう。曇りや雨の日でも、きちんとした紫外線対策を継続することが重要です。

肌のターンオーバーの促進

肌のターンオーバー機能が低下すると、破壊されたシミが肌の内部にそのまま蓄積してしまいます。十分な睡眠を取り、肌ダメージを回復することでターンオーバー機能を促進させましょう。

生活習慣の改善

肌のターンオーバー機能を整えるためには、生活習慣の改善も欠かせません。

ターンオーバーが低下する要因は、日々の食生活の乱れやストレス、喫煙、飲酒、睡眠不足や運動不足にあります。規則正しい生活を継続して、早く肌のダメージを回復させましょう。

自宅での保湿ケア

ピコレーザー照射後は軽度のやけどを負った状態に近く、患部は乾燥しています。乾燥していると肌は敏感な状態となり、少しの刺激でもシミにつながる可能性が高まります。

施術後は化粧水や乳液を使用し、十分に患部を保湿しましょう。

ピコレーザー治療後の一般的な経過

ピコレーザー治療後、シミが取れるまでの一般的な経過は次のとおりです。

• 照射直後は白くなる傾向がある
• 薄いかさぶたができる場合がある
• 薄いピンク色の皮膚が現れる
• 3か月〜半年で徐々にきれいな肌になる

スケジュールの調整や肌の経過観察に役立ててみてください。

1：照射直後は白くなる傾向がある

ピコレーザーの照射後は、レーザーの種類により患部が白くなる傾向があります。必要に応じてスキントーンテープを貼り、患部を保護しましょう。

ただしテープを貼ることで逆効果になる場合もあるため、医師からのアドバイスに従ってみてください。

2：薄いかさぶたができる場合がある

レーザーの照射後は軽いやけどをしたような状態となり、その後かさぶたのようなものができることがあります。

その後かさぶたは徐々に黒くなり、約1週間から2週間程度で自然と剥がれ落ちます。かさぶたが剥がれ落ちるまでは患部を執拗に触ったり、刺激を与えたりしないようにしましょう。

約2週間かけてかさぶたが剥がれ落ちた後、シミのような跡が見られる場合もあります。しかし治療後のシミは一時的なものであり、1か月をピークに時間をかけて薄くなります。

3：薄いピンク色の皮膚が現れる

かさぶたが剥がれ落ちた後は、新しいピンク色の皮膚が現れます。

時間が経ってもかさぶたが取れない場合は、炎症後色素沈着を起こしている可能性があります。施術を受けたクリニックで相談してみるとよいでしょう。

4：3か月〜半年で徐々にきれいな肌になっていく

患部が落ち着くと徐々に肌色に馴染み、約3か月から半年ほどかけてきれいな肌になります。

自身の求める理想の肌を手に入れることができるかどうかは、自宅でのアフターケアにかかっています。シミができないよう、施術後は徹底した紫外線対策をおこないましょう。

【人気】ピコレーザー治療におすすめの美容クリニック5選

ピコレーザー治療を成功させるには、実績のあるクリニックで施術を受けることが重要です。ここでは、ピコレーザー治療におすすめの美容クリニックを5つ紹介します。

湘南美容クリニック

国内外に120院を展開する湘南美容クリニックでは、大手クリニックならではの豊富なメニューから悩みに適した施術を選択できます。

また店舗数も多く地方に住んでいる方も通いやすいため、近所に美容クリニックがないとお悩みの方にピッタリでしょう。

湘南美容クリニックでは公式LINEアカウントでクーポンを配布しており、モニター価格の設定もあります。

お得に豊富なメニューで施術を受けたい方は、湘南美容クリニックでカウンセリングを受けてみてください。

品川美容外科

安全性の高い施術を手軽な価格で受けられると評判の品川美容外科では、熱ではなく衝撃波で対象のシミや肝斑のメラニンを消滅させるピコトーニング施術法を用いています。

肌の再生も同時に促されるため、シミをケアしながらハリのある美しい肌を目指せるでしょう。

また刺激をなるべく抑えてピコレーザー施術をおこなうことから、ダウンタイムも最小限に抑えられます。

安さのみならず技術力で評価されているクリニックを探している方は、品川美容外科を検討してみてください。

TCB東京中央美容外科

全国に72院を展開するTCB東京中央美容外科のピコレーザーでは、メニューにより初回限定価格が設けられています。

初回限定価格なら小さい範囲のシミに適したライトコースの場合、1回9,800円（税込）で施術を受けることも可能です。

また1回ごとの料金設定のほかに5回や10回コースもあり、割安で施術を受けられるでしょう。

リーズナブルにピコレーザーを試したい方、ピコレーザーを長く継続したい方には、お得なキャンペーンやクーポンが多数あるTCB東京中央美容外科がおすすめです。

東京美容外科

東京美容外科では施術内容や仕上がりイメージにくわえ、施術のリスクや費用など、ネガティブな部分も丁寧に説明をおこなっています。

施術料金も明確で、表示されている金額以外は一切かからない点も初心者の方にとって大きな魅力でしょう。

また人気のピコレーザー施術にはシミ取り放題プラン、顔以外のシミに特化したプランなど多彩なメニューがあり、予算と悩みにあわせて選べます。

専門家からわかりやすい説明を受けたい方、さまざまなプランから適したものを選びたい方は東京美容外科を検討してみてください。

表参道メディカルクリニック

表参道メディカルクリニックは表参道、銀座、六本木に3店舗を展開しているクリニックです。美容医療やアートメイク、医療ダイエットなど様々な施術メニューが用意されています。

表参道メディカルクリニックのピコレーザー施術では最新機器の「ピコシェア」を使用しており、従来のマシンよりも熱や痛みを軽減できます。

ピコスポットの場合、シミ取り放題プランで初回54,780円（税込）、単品は5,500円（税込）です。コスパ良く、顔全体をトーンアップしたい方におすすめのクリニックです。

ピコレーザーのシミ取りに関するよくある質問

ここでは、ピコレーザー治療でのシミ取りに関するよくある質問と回答を紹介します。

ピコレーザーでシミが消えないのですぐに再度照射してもらえますか？

ピコレーザーの施術を受け、効果を実感するまでにはおおよそ1か月程度の時間が必要です。

再度すぐにレーザーを照射すると、肌の色素がなくなり白斑が起こる可能性があるためすぐに施術を受けるには避けましょう。

適切な施術間隔はピコレーザーの種類により異なります。再施術を希望する場合は、前回いつ施術を受けたのか正確に医師に伝えたうえで相談してみてください。

何回目でシミが消えたり効果を実感できますか？

ピコレーザー治療の効果はターゲットとなるシミの濃さやタイプ、施術方法により異なります。

個人差はありますが、1回の施術でシミが薄くなったと感じる方も少なくありません。ただし一般的な方の場合、シミを薄くするためには5～10回程度の施術が必要です。

半年経過しても治らない場合は受診したほうがいいですか？

ピコレーザーの照射後は、半年程度かけて自然とシミが薄くなります。十分な時間が経過しても効果を得られない場合、施術を受けたクリニックで相談してみてください。

別のクリニックにで相談してそのままレーザー治療を受けると、シミが悪化したり傷跡が残ってしまったりする可能性があります。

効果が感じられない場合は、必ず施術を受けたクリニックで相談しましょう。

まとめ

今回はピコレーザー治療を受けてもシミが改善しない原因や、施術後におこなうべきケアの方法などを紹介しました。

ピコレーザーは従来のレーザー治療に比べると刺激やダウンタイムが少なく、気軽に試せることで注目されています。

しかし炎症後色素沈着や肝斑の悪化など、予期せぬ肌トラブルを引き起こしてしまう可能性もあります。

トラブルを防ぐために、ピコレーザー治療を正しく理解して必要なケアをおこないましょう。

どのようなピコレーザー治療が最適か、本当に効果が出るのか悩んでいる場合は、まずクリニックでカウンセリングを受けてみてください。

専門の医師の意見を聞いたうえで、ピコレーザー施術がいまの悩みに適しているか判断しましょう。

※本記事の情報は2022年7月時点のものです。
※本記事は公開・修正時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。キャンペーンを含む最新情報は各サービスの公式サイトよりご確認ください。
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＜参考＞
TCB東京中央美容外科
湘南美容クリニック
エトワールレジーナクリニック