ピコレーザーの効果・用途別おすすめレーザーを解説！効果が感じられるタイミングとは？

シミ・くすみに効果的な治療ができる「ピコレーザー」は、肌への負担や痛みが少ないため、幅広い層から支持を集めています。

ピコレーザーは肌トラブルを解決したいときにおすすめの治療法ですが、ピコレーザーの種類や効果などを事前に知っておくことで、より良い治療法を選択できるようになります。

今回の記事では、ピコレーザーの概要やダウンタイム、期間などについて詳しく紹介します。ピコレーザー施術ができるおすすめのクリニックも紹介していますので、興味がある方はぜひ参考にしてください。

ピコレーザーの特徴や期待できる効果

ピコレーザーは、美容外科や美容皮膚科で受けられるレーザー治療法の一種です。レーザー治療法は、肌のシミ・くすみ・肝斑・ニキビ跡・ソバカスなどを治療するときに用いられます。

数あるレーザー治療法の中でも、ピコレーザーは最新鋭の治療に分類されます。厚生労働省に承認されているため、安心して使えるのがメリットです。

ここではピコレーザーの特徴や、種類ごとの効果について解説します。

従来のレーザーより痛みや皮膚ダメージが少なくダウンタイムが短い

ピコレーザーが人気を集めているポイントは、他のレーザーと比較して痛みや肌へのダメージが少ないということです。

なぜ痛みが少ないのかというと、ピコレーザーは通常のレーザーよりも照射時間が短いピコ秒（1兆分の1秒）での照射ができるからです。レーザーが肌に当たる時間を限りなく減らすことで、痛みやダメージを最小限に抑えています。

また、ピコレーザーは赤みや肌トラブルなどが起こることがほとんどありません。そのためダウンタイム期間が短く、誰でも気軽に受けられる施術となっています。

効果や用途が異なる3種類のピコレーザー

ピコレーザーには3つの種類があります。それぞれ効果や用途が異なるので、肌トラブルを正しく解消するためにもしっかり把握しておきましょう。

3種類のピコレーザーについて、それぞれ詳しく解説します。

薄いシミやそばかすなどの悩みにはピコトーニング

ピコトーニングは、薄いシミやそばかすなどに効果的な治療法です。低出力のレーザーをシャワーのように肌全体に照射することで、メラニン色素を少しずつ減少させていきます。

従来のレーザー治療法では、シミや肝斑に照射するとメラニン色素が反応して濃くなるという問題がありましたが、ピコトーニングは低出力のためその心配がありません。

ピコトーニングの治療で期待できる効果は、シミやそばかすの改善の他、肝斑や赤ら顔の改善などがあります。また、ピコトーニングには毛穴を引き締める効果もあるため、繰り返し治療を受けることで肌にハリが生まれ、トーンアップも期待できます。

クレーターや毛穴の開きの改善にピコフラクショナル

ピコフラクショナルは、クレーターや毛穴開きなどに効果的な方法で、極細のレーザーを点状に照射します。そして皮膚に微細な穴を開けて新しい細胞の再生を促し、肌を生まれ変わらせる治療法です。

ピコフラクショナルは皮膚の中でも特に重要な「真皮」に対して有効な治療法であるため、肌質を根本から変えることができます。肌の表面は「表皮」で覆われており、その下層に「真皮」が存在します。真皮はコラーゲンを生成する部位でもあり、肌のハリを作り出す役割を担っています。

ピコフラクショナルの治療で期待できる主な効果は、ニキビ跡全般の改善です。皮膚の再生を促すため、治療が難しいと言われるクレーターの治療にも適しています。毛穴開きにも効果的に働くため、たるみや小じわが気になる方にもおすすめです。

メラミン色素を破壊するピコスポット

ピコスポットは、メラニン色素の破壊に特化した治療法です。高出力のレーザーを狭い範囲に照射することにより、シミや色素沈着などを短い回数で取り除きます。

「肌を全体的に改善したい」というよりは、特定のシミなどを除去したいときにおすすめの方法です。ピコスポットで気になるシミを先に取り除き、その後でピコトーニングやピコフラクショナルの施術を進めていくと、肌がより綺麗になります。

ピコトーニングやピコフラクショナルと比較すると、施術の際にやや痛みを生じますが、肌への負担は少ないのが特徴です。施術回数も少なく済むので、即効性が欲しい方に向いています。

ピコレーザーのダウンタイムや副作用

レーザー治療を受ける際にチェックしておきたいのが、ダウンタイムや副作用です。レーザー治療の中にはダウンタイムが長引くものもあるため、気になる方も多いのではないでしょうか。

ここではピコレーザーの種類ごとに、ダウンタイムと副採用について詳しく解説します。

ピコトーニングの場合

ピコトーニングは低出力のレーザーを使用するため、ピコレーザーの中で最も痛みが少なく、ダウンタイム期間もほとんどありません。

副作用として、照射した直後に赤みが生じることがありますが、たいていの場合はその日のうちに治まります。また、人によっては若干のピリつきを感じることもあります。

これまでに大きな副作用が報告された事例もないため、ピコトーニングのダウンタイムや副作用はほぼ気にしなくても大丈夫でしょう。敏感肌や乾燥肌など、肌が弱い方でも施術を受けられるのがピコトーニングの大きなメリットです。

ピコフラクショナルの場合

ピコフラクショナルは皮膚に微細な穴を開ける治療法なので、照射直後は赤みやピリつきを感じます。ただ、ピコフラクショナルは従来のフラクショナルレーザーよりも照射時間が短いため、ピコトーニングと同様に数時間程度で治まります。

肌が弱い方の場合は、小さなかさぶたや内出血が起こることがあります。ダウンタイム期間は通常1週間程度、長くても2週間程度です。

また、レーザー照射をした当日は肌が乾燥しやすい状態になっています。乾燥した肌は傷つきやすいので、保湿ケアを忘れないようにしてください。

ピコスポットの場合

ピコスポットは、他2つのレーザーと比較して出力レベルが高いため、副作用が起こりやすい傾向にあります。主な副作用は、赤みやピリつき、カサブタ、乾燥などです。

赤みとピリつきは24時間〜数日以内に治まることがほとんどです。カサブタができた場合は、触らずに自然と剥がれ落ちるのを待ちましょう。だいたい1週間〜2週間程度で綺麗に剥がれ落ちます。

照射当日〜数日以内は、肌が乾燥しやすい状態になっているので、しっかり保湿を行ってください。

ピコレーザーの効果を感じるまでの期間

ピコレーザーで効果を感じるまでの期間は、レーザーの種類によって異なります。ここではピコレーザーの種類ごとに効果を感じるまでの期間について解説します。

ピコトーニングの場合

ピコトーニングは低出力のレーザーなので、効果を感じるためには複数回の施術が必要です。施術間隔はだいたい1週間〜1か月程度となっており、開始したばかりの頃はこまめな施術が推奨されています。

肌のトーンアップやシミの改善などの効果を実感できるのは、3回目の施術を受けたあたりからになります。最短の1週間ごとに施術を受けたとすれば、3週間ほどで効果を感じられるでしょう。

シミやそばかすなどを綺麗に消すためには、5回〜10回ほど施術を受ける必要があります。中には1回目から効果を実感できる方もいますが、1回受けただけではすぐに肌が元の状態に戻ってしまうからです。

ピコトーニングは、長い目で見て治療を続けていけそうな方におすすめです。

ピコフラクショナルの場合

ピコフラクショナルの施術回数は、肌の状態によっても異なりますが、だいたい3回〜5回程度です。5回も施術を受ければ、肌が綺麗に生まれ変わったことを実感できるでしょう。

ピコフラクショナルの施術間隔は2週間〜1か月程度となっています。3回目から効果を実感できることが多いため、最短であれば1か月半ほどで肌トラブルの改善効果を感じられます。

なお、施術間隔はクリニックの方針や医師の判断によって異なります。治療回数を重ねるほど間隔が長くなることが多いため、治療期間は最低でも数か月程度は掛かるものと考えておきましょう。

ピコスポットの場合

ピコスポットは、高出力で即効性のあるレーザーです。たいていの場合、1回の施術でシミを除去することができます。濃いシミであったとしても、3回以内には改善できることがほとんどです。

複数回にわたって治療を受ける場合、施術間隔は1か月〜3か月程度になります。ダウンタイム期間を過ぎてからでないと次の施術はできないため、副作用が強く出ている場合は医師と相談して施術間隔を決めてください。

ピコレーザー施術の流れ・手順

美容外科や美容皮膚科でピコレーザー施術を受ける際は、どのような流れになるのでしょうか。ここではピコレーザー施術の流れや手順について詳しく紹介します。

１：カウンセリング・問診

まず初めに、美容クリニックでカウンセリング・問診を受けます。どのような悩みがあってどのような治療を希望しているのかを具体的に伝えましょう。

「特定のシミを消したい」「肌のくすみを解消したい」など、きちんと希望を伝えることで最適な治療法を提案してもらえます。医師に肌の状態を診察してもらい、特に問題がなければそのままピコレーザーの施術に入ります。

２：ピコレーザーの照射

ピコレーザーは、カウンセリング当日に施術をすることができます。一般的にレーザー照射は専用の施術室で行われますが、メイクをしたままの照射はできないので、洗顔をしてから施術室に入ります。

施術室に入ると医師か看護師が皮膚の状態を確認し、ピコレーザーの機器を用意して施術を開始します。レーザー照射中は光を伴うことがあるため、目は閉じておきましょう。

照射中は皮膚の上でパチパチと弾けるような感覚がありますが、強い痛みを感じることはありません。万が一、異変や痛みを感じた際はすぐに伝えましょう。ピコレーザーの所要時間は15分〜30分程度です。終わった後はゆっくり目を開けてください。

３：アフターケア

施術が終わった後は、赤みやヒリヒリした感覚があるかもしれませんが、基本的にメイクをしてもOKです。ただ、レーザー照射後は肌が乾燥状態になっているので、必ず保湿をするようにしてください。

また、ピコレーザー照射後に紫外線を浴びると肌に悪影響を及ぼす恐れがあるため、日焼け止めや日傘などで紫外線対策を行いましょう。ダウンタイム期間中は、保湿ケアと紫外線対策を欠かさないようにすることが大切です。

2回目以降の照射が必要な場合は、医師と相談の上で施術間隔を決め、次回の予約を取ってください。

ピコレーザー施術で効果を感じやすいおすすめの美容クリニック

ピコレーザーの種類や料金などはクリニックによって異なります。どのピコレーザーが向いているかをしっかり検討し、最適な施術を行ってくれるクリニックを選びましょう。

ここでは、ピコレーザー施術の高い効果を感じられるおすすめの美容クリニック紹介します。

1位：品川美容外科

品川美容外科では、アメリカの厚生労働省FDAが認証した機器「ピコシュア」を使用しています。を使用しています。シミやそばかすの除去だけでなく、小ジワやニキビ跡の改善も期待できます。

これまでのマシンよりも照射時間が短く、熱作用が少なく作られているため、はじめて施術する方でも安心です。

初回であれば頬が9,790円（税込）とリーズナブルな価格で試すことができます。また、シミ0の日（0のつく日）を利用すれば、さらにお得な価格になります。

2位：エトワールレジーナクリニック

エトワールレジーナクリニックは、表参道と新宿にある美容クリニックです。シミやニキビ跡、肝斑など皮膚の悩みに特化した施術を提供しています。

エトワールレジーナクリニックでは、ピコレーザーの3種類をすべて網羅しているため、肌の状況に応じて柔軟に診療メニューを選べるのが魅力です。

さらに初回で施術を受ける場合に限り、通常よりも安い料金でピコレーザー施術をすることができます。ピコレーザーがどのようなものか、一旦試してみたい方にもおすすめです。

なお、エトワールレジーナクリニックには、ピコトーニングとピコフラクショナルを組みわせた「コンビネーション治療」が用意されています。この2つの施術は、当日でも同時に行うことができます。

肌の悩みをトータル的に解消したい方は、ぜひコンビネーションを利用しましょう。

3位：表参道メディカルクリニック

表参道メディカルクリニックでは、エンライトン（六本木院）とピコシュラ（銀座院）の2種類の最新機器を使用しています。

ピコレーザーのメニューは「ピコスポット」「ピコトーニング」「ピコフラクショナル」の3種類が用意されており、ピコスポットであれば5mmあたり5,500円（税込）で施術可能です。

また、全顔のシミ取り放題は初回54,780円（税込）とリーズナブルな価格で用意されています。顔全体のシミが気になる方におすすめのクリニックでしょう。

4位：東京美容外科

東京美容外科は、東京都を中心に全国で10院以上を展開している美容クリニックです。レーザー治療や痩身、整形まで幅広い診療メニューを提供しています。

ピコトーニングは1回・6回・12回の3つのコースがあり、回数が増えるほど料金が割安になります。東京美容外科では老斑除去に特化したピコレーザーを提供しているため、加齢によるシミが気になり始めた方におすすめです。

また、フラクショナルやトーニングはもちろん、シミ取り放題やニップルに特化したメニューまで取り揃えられています。また、トーニングとフラクショナルを組み合わせて施術を受けることもできます。

東京美容外科は、LINE友達登録で最大5万円OFFなど、お得なキャンペーンを実施していることがあります。リーズナブルにピコレーザー施術を受けたいときは、ぜひ利用してください。

5位：オーロラクリニック

オーロラクリニックで使用している機器「ピコウェイ」は、4つの波長を照射して治療できる最新マシンです。皮膚へのダメージを抑えながら、さまざまな肌悩みにアプローチできます。

オーロラクリニックのピコメニューは、ピコスポットで3,300円（税込）〜、ピコトーニングで16,500円（税込）〜用意されています。

毎月のキャンペーンも豊富なため、ピコレーザーと合わせて脱毛やハイフなどを試すのもおすすめです。

湘南美容外科

湘南美容外科は、全国で110院以上を展開する大手の美容クリニックです。地方にまでクリニックを展開しているため、どこに住んでいても通いやすいのが嬉しいポイントです。

施術内容	料金
ピコトーニング 全顔1回	11,000円
ピコフラクショナル全顔1回	28,310円
ピコスポット シミ取り放題	63,000円
ピコレーザー 刺青除去 1～5㎠	23,010円

湘南美容外科のおすすめポイントは次のとおりです。

• 3種類のピコレーザー施術を提供
• 通常よりもピコレーザーの料金が安い
• 刺青に特化したピコレーザー施術がある

湘南美容外科では、トーニング・フラクショナル・スポットのすべてを提供しています。そのため、希望に応じて最適な診療メニューを選ぶことができます。

刺青に特化したピコレーザーも用意されており、小範囲はもちろん、広い範囲の刺青除去にも対応可能です。刺青除去に特化したピコレーザーを使えば、カラフルな刺青も綺麗に消すことができます。

なお、湘南美容外科は他の美容クリニックと比べて、ピコレーザーの料金が少し安めになっています。料金はリーズナブルでありながら、しっかりとした技術力が確立されているのも湘南美容外科の魅力です。

ピコレーザー施術に関するよくある質問

最後に、ピコレーザー施術に関することでよくある質問に回答します。

施術後すぐにメイクをすることは可能ですか？

ピコレーザーは、どの種類であっても基本的に施術後すぐにメイクをすることができます。赤みやカサブタなどが気になるときは、コンシーラーを使って隠しても問題ありません。

ただし、ピコレーザーの照射後は普段よりも肌が敏感な状態になっているため、メイクの際に肌を強くこするのは控えましょう。クレンジングもできるだけ肌に優しいタイプのものを利用し、肌への刺激を抑えるようにしてください。

施術後のダウンタイムで注意が必要なことは何ですか？

ピコレーザーはダウンタイムの期間が短い施術ですが、赤みやカサブタなどが生じている間は肌の取り扱いに注意が必要です。

まず、洗顔をする際は手でこすったりせず、たっぷりの泡で優しく洗うようにしてください。摩擦は肌に負担を与えるため、ダウンタイムが長引く原因になりかねません。

洗顔後やお風呂上がりは、普段よりもしっかりと保湿ケアを行いましょう。もともと肌が乾燥しやすい方は、外出中にメイクの上から使用できる化粧水ミストなどを持ち歩くのがおすすめです。

また、外出時は紫外線対策を欠かさないようにしてください。肌にくまなく日焼け止めを塗り、さらに日傘や帽子などで紫外線を遮ることができれば安心です。なお、家の中にも紫外線は入り込んでくるため、家でも日焼け止めを塗る癖をつけるとより効果的です。

まとめ

ピコレーザー施術の効果や種類、ダウンタイムなどについて詳しく紹介しました。

ピコレーザーには3つの種類があります。どの種類のピコレーザーが適しているのかは肌の悩みや状態によって異なるため、医師と相談しながらピコレーザー治療を進めていきましょう。

ピコレーザーは痛みや副作用、ダウンタイムが少ないながら、シミやくすみに対して高い効果を得られるのが大きなメリットです。ぜひピコレーザーを上手く活用し、美しい肌を手に入れましょう。

※本記事の情報は2022年6月時点のものです。
※本記事は公開・修正時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。キャンペーンを含む最新情報は各サービスの公式サイトよりご確認ください。
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＜参考記事＞
東京美容外科公式ホームページ
エトワールレジーナクリニック公式ホームページ
TCB東京中央美容外科公式ホームページ