【症例付】目尻切開が失敗したらどうなる？後戻りが軽減する方法や修正する施術方法を解説

美容医療のなかで最もポピュラーなのが、目元の整形といわれています。

とくに、目の横幅を広げたり、つり目を解消したりする場合に多く選ばれているのが目尻切開という施術方法です。

その名のとおり、目尻を切開して目の幅を広げる施術内容ですが、失敗が起こるケースもあります。

この記事では、目尻切開で失敗したらどうなるのか、修正する方法はあるのか解説していきます。

おすすめのクリニックも紹介するため、ぜひ参考にしてみてください。

目尻切開が失敗したらどうなる？

目尻切開を失敗すると、どのような症状があらわれるのでしょうか。

目元はとくに繊細な部分になるため、もし施術を失敗してしまっても思うように隠せません。

そのため、目尻切開に失敗したときのリスクを十分に理解したうえで、施術を受けることをおすすめします。

目尻切開が失敗したときにあらわれる主な症状は、次の4つです。

• 腫れや赤みが生じる
• イメージと違う仕上がりになる
• 左右差が生じる
• 目元が痛くなる

腫れや赤みが生じる

目尻切開の施術後は、熱っぽさが2～3日あったあとに腫れや赤みが続きます。

1週間もすれば、腫れや赤みの症状が落ち着く方が多いですが、自然の状態に戻るまで1か月程度かかってしまう場合もあります。

個人差はありますが、1か月以上経っても腫れや赤みが引かない場合は、目尻切開が失敗してしまったケースが考えられます。なるべく早めに施術を担当した医師に相談しましょう。

イメージと違う仕上がりになる

イメージと違う仕上がりになるのも、失敗したときによく起こります。

具体的には、切り込みが強すぎて不自然な目尻になってしまったり、反対に浅すぎて変化がわからなかったりするケースが多いです。

これは、担当医師とのすり合わせがうまくおこなわれなかったことが主な原因として挙げられます。

イメージと違う仕上がりになるのを未然に防ぐためにも、丁寧なカウンセリングやシミュレーションをおこなってくれるクリニックを選ぶことが大切です。

また、写真を持参して、医師とイメージを共有しやすくするのも一つの手段です。

左右差が生じる

目尻切開をしたことで、左右のバランスが崩れてしまったという声も多くあります。

元々の目の形や大きさによって施術後に左右差が生じてしまったケースもありますが、多くの場合は、担当医師の技術が乏しいことによって起きてしまう失敗です。

腕のいい医師に施術をおこなってもらうためにも、カウンセリングやクリニック選びの時点で、医師の実績や今までの症例などをチェックすることが大切です。

目元が痛くなる

目尻切開の施術後に、目元が痛くなってしまうことがあります。基本的に痛みのダウンタイムは1週間程度といわれていますが、1か月やそれ以上続く場合には、何らかの対処が必要になってきます。

しかし、眼科で症状を見てもらおうと足を運んでも、美容整形後の診察は断られてしまうことが多いです。

このような万が一の事態に備えて、アフターケアや術後保証が整っている美容クリニックを選ぶことをおすすめします。

症例付き！目尻切開の失敗例

目元の印象を大きく変えることができる目尻切開ですが、成功した方がいる一方で、残念なことに失敗してしまった方も存在します。

目尻切開の失敗例でとくに多いのが、次の4つです。

• 変化が出なかった
• 傷がなかなか治らない
• 後戻りした
• 不自然な目元になった

症例とあわせて、一つずつ解説していきます。

変化が出なかった

タレ目と目尻切開の途中経過も載せずにあれなんですけども…
まっっったく変化なしです…
皆さんが何度も目尻切ったりタレ目したりしてる理由がやっとわかりました。
抜糸から一日で元通りです。
これは再手術料取られるの悲しいー！！！

— ゆの整形垢 (@a48T0L6lFaa8S71) October 8, 2019

目尻切開の失敗例のなかには、変化が出なかったケースがとても多いです。この場合、目尻切開の効果を感じにくい目の形をしていることが主な原因として挙げられます。

目尻側の白目が隠れている部分が少ない方は、切開できる範囲が通常よりも小さくなってしまうため、あまり変化が感じられなくなってしまいます。

しかし、切開できる範囲が少なくても、しっかりと効果を実感できる場合もあります。効果を得るためには、医師の経験と高い技術力が必要です。

傷がなかなか治らない

目尻切開 タレ目形成
昨日3ヶ月検診でした🪡
全切開は 4ヶ月🧌

涙袋ヒアルロン酸、初めて入れた
タレ目風にナメクジにならないよう
お願いしました💉
今は画像より腫れて内出血が少しでてる

目尻切開の傷はまだ治ってない
ダウンタイム長い
(全切開半年みて修正考える) pic.twitter.com/78AbXGrRm8

— ぷりん (@0318km) November 3, 2022

目尻切開の施術後に、傷や腫れがなかなか治らないという声も多いです。

目尻切開によるダウンタイムは通常1か月程度といわれていますが、何らかの理由で感染症にかかってしまった場合には、腫れや傷の治りが遅くなることがあります。

それ以外にも、施術中の誤操作によって細かい血管に傷が付いたり、注射針が当たったりすると皮膚や白目で内出血が起こる場合もあります。

担当医師の技術は問題ないか事前に確認したり、ダウンタイムを安静に過ごしたりして、傷や腫れを長引かせないようにしましょう。

後戻りした

目頭切開と目尻切開の１ヶ月経過のモニター撮影の日👀
目尻は後戻りしたけど横から見た時に少し白めの部分が見えるようになったかな？？？ってかんじ
やっとマツパも出来るので嬉しい pic.twitter.com/CBjsvi5MiZ

— ブスの整形記録 (@akrn9009) June 24, 2022

目尻切開の失敗例でとくに多いのが、後戻りしてしまったケースです。これは、切開した部分が元に戻ろうとして傷口を塞いでしまう再癒着が原因として挙げられます。

再癒着が起きてしまうと、目尻切開の施術を受ける前とほとんど同じ状態に戻ってしまいます。医師の技術はもちろん、再癒着が起こらないようなデザインで切開をおこなうことが重要です。

不自然な目元になった

目尻切開、1回目失敗して赤い粘膜が常に見える状態になってしまって涙が出る。 pic.twitter.com/7gc2v2Cv90

— モモ@整形垢 (@nama_tamagox) June 14, 2020

目尻切開をおこなったことで、反対に不自然な目元になってしまった方もいるようです。

目尻切開をおこなう際には、自身の目の形に合わせて切開範囲を決めることが重要です。白目の範囲を超えて切開すると、赤い粘膜が常に見える状態になってしまいます。

粘膜が露出していると、とても不自然な印象を与えます。自然な目元にするためにも、自身の目の形に合った範囲で切開をおこなうようにしてください。

目尻切開が失敗しやすい方の特徴

目尻切開が失敗しやすい方には、ある特徴があります。なかでも次の2つに該当する方は、施術をおこなってもなかなか変化が見られない可能性が高いです。

• 切開できる部分が小さい
• 目尻のまぶたがたるんでいる

もちろん、該当しているからといって必ず施術の効果が得られないわけではありません。

不安な場合はカウンセリングの際に、自身の目の形は施術の効果が得られるものなのか、医師に相談してみるのがおすすめです。

切開できる部分が小さい

切開できる部分が小さい方は、施術の変化が見られにくい傾向があります。目尻切開は、目尻の皮膚と眼球の間にある結膜円蓋部というポケットを広げ、隠れている白目を露出させる施術です。

切開できるのは結膜円蓋部の範囲までとなるため、この部分がもともと小さい方は目尻切開による変化が期待できません。

しかし、タレ目形成とよばれる下眼瞼下制術と組み合わせれば変化が期待できる可能性もあります。カウンセリングの際に、担当医師に同時施術は可能かどうか相談してみるのがおすすめです。

目尻のまぶたがたるんでいる

目尻のまぶたがたるんでいる方も、目尻切開で開いた部分が隠れやすくなってしまうため、満足のいく目元にならない可能性が高いです。

この場合は、たるみ取りの施術を同時に受けることで解消されることがあります。

また、まぶた全体がたるんでしまっている方も同様です。眼瞼下垂の軽減や二重施術をおこなうことで、まぶたが切開した部分を覆わなくなり、効果をしっかりと得ることができます。

原因別！併用すると後戻りが軽減する施術

目尻切開が失敗しやすい方の特徴に当てはまったからといって、必ずしも施術の効果がないわけではありません。

目の形によっては、他の施術と併用することで効果が期待できる可能性もあります。

ここでは、併用すると後戻りが軽減する施術を原因別で詳しく解説していきます。

目尻のたるみ：たるみを取る施術

目尻がたるんでいる方は、切開した部分がたるみによって隠れてしまうため、変化が感じられないケースが多いです。

この場合は目尻切開と併用して、たるみを取る施術をおこなうと解消されます。

施術の方法はクリニックによって異なりますが、一般的には、下まぶたを切開し、たるみの原因となっている脂肪を取り除く施術をおこなうことが多いです。

下眼瞼切開法ともいわれており、目元を引き締めてスッキリとした印象にします。

まぶたが重い：眼瞼下垂軽減の二重整形

まぶたが重い方は、眼瞼下垂軽減の二重整形をおこなうことで改善されるケースがあります。

眼瞼下垂とは、まぶたの筋肉の働きが弱まることで全体がたるみ、十分に目を開くことができない状態のことをいいます。

まぶたを開くときは、上眼瞼挙筋とミュラーの2つの筋肉の動きが瞼板に伝わる過程が必ず必要になります。

しかし、2つの筋肉と瞼板の動きが何かしらの理由で阻害された場合、まぶたを十分に開くことができなくなります。この状態が眼瞼下垂です。

2つの筋肉の動きに抵抗している構造を除去することで、まぶたの開きを正常にします。また、二重まぶた切開とともに施術がおこなわれるため、二重まぶたにもなります。

この眼瞼下垂施術と二重施術を併用することにより、まぶたがスッキリと軽くなり、目尻切開の効果を実感できるようになります。

目尻の癒着：癒着しにくいデザインにする

施術後に後戻りするほとんどの原因は、癒着によるものといわれています。そのため、切開した目尻の上下がくっついて戻らないようなデザインを考える必要があります。

自身の目の形や完成イメージを考慮しながら、経験と知識が豊富な医師に、どのようなデザインがいいか相談してみるのがおすすめです。

目尻切開が失敗した場合の修正施術

ここまで、目尻切開のさまざまな失敗例について解説してきました。

目尻切開の失敗は、他人にとってはさほど気にならないかもしれませんが、当事者である本人にとっては大きな違和感となります。

そのため、施術が失敗してしまった方のなかにはどうしても修正したいと考える方も多いでしょう。

元に戻せるかどうかは医師の技術によりますが、方法はあります。

レーザー

目尻切開が失敗して傷跡が残ってしまった場合には、レーザーによる修正が可能です。

通常、施術による傷は1か月～3か月程度で治る場合がほとんどです。しかし、半年以上経っても傷が治らない場合には、レーザーによる修正施術の相談を受けに行くことをおすすめします。

外科的施術

もう一つの方法は、外科的施術による修正です。

癒着してしまった部分を外し、靭帯の位置を調整します。内部の処理がメインになるため、施術自体の難易度も高く、繊細な手さばきと高度な技術が必要になります。

目尻切開の修正が成功するかどうかは医師の技術によって決まることがほとんどで、高い技術が必要になるため、なかなか他院修正に対応していないクリニックも多いです。

目尻切開施術の失敗を防ぐにはクリニック選びが重要

目尻切開の失敗を防ぐには、クリニック選びが重要です。

しっかりとカウンセリングをおこない、自身の目の形や顔全体のバランスに合った提案をしてくれるのはもちろん、目尻切開施術の経験や実績が豊富な医師が在籍しているクリニックを選ぶようにしましょう。

目尻切開におけるおすすめの美容医療クリニック5選

目尻切開における、おすすめの美容医療クリニックを5つ紹介します。

それぞれの特徴や料金、おすすめするポイントについても解説しますので、これから施術を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

TCB東京中央美容外科

TCB東京中央美容外科は、東京都新宿区に代表院を構え、全国に50院以上のクリニックを展開する大手美容外科です。

高品質な治療を地域最安レベルの低料金で提供するのみでなく、施術の保証や返金制度などアフターサービスも充実しており、美容医療初心者でも安心して施術を任せられます。

鼻・小顔・リフトアップなど、さまざまな悩みに対応していますが、なかでも目元の整形施術は業界トップクラスの実績です。

目尻切開では、一人一人の目の形に合わせて、2つの施術方法を使い分けています。

目尻側にどれくらい白目が隠れているか確認してから切開ラインをマークアップするため、術後に粘膜が目立って不自然になる心配はありません。

痛みに対して恐怖心がある方には、リラックス効果のある笑気麻酔も用意されているため、安心して施術をおこなうことができます。

品川美容外科

品川美容外科は、開院34年の歴史と実績のある美容整形クリニックです。東京都を中心に全国39院を展開しており、質の高い施術を適正な料金で提供することを旗印に掲げています。

「スーパーナチュラル目尻切開法」を採用しており、目を自然に大きく、優しい印象に整えます。また、特殊な縫合をおこなうことで、傷をなるべく綺麗にして自然な仕上がりにします。

二重施術や目頭切開と併用できるため、希望する方はカウンセリングの際に、医師に相談してみるといいでしょう。

術後1年間は安心保証もついています。客観的に効果が認められない場合は無料で再治療をおこなうことができるため、万が一後戻りしてしまっても安心です。

湘南美容クリニック

湘南美容クリニックは、日本と海外に127院を展開する総合美容クリニックです。

モニター数1,000件以上、総症例数292,000件以上と多数の実績を誇り、高品質な施術をリーズナブルな料金で提供しています。

アフターサービスも充実しており、不整や左右差があり、医師が必要と判断した場合には、無料で再施術を受けることができます。

目尻切開の症例件数は7,283件と実績も豊富なため、初めて美容医療を受ける方でも安心して任せられます。

シンプルな施術の単純切開と、切開線が目立ちにくくなるW法の2種類の施術方法を採用しています。（※2022年12月時点の情報です。）

また、施術後の内出血や腫れなどのダウンタイムを極力減らしたい人向けに、ミニマムダウンタイム式オプションも用意されています。

確かな技術を身につけた医師のみが施術するというもので、料金は通常より高くなりますが、仕上がりの美しさには定評があります。

共立美容外科

共立美容外科は、1989年に開院し、約30年にわたって美容医療を提供してきた歴史と実績のあるクリニックです。東京都や大阪府、愛知県をはじめ全国に26院を展開しています。

目尻切開では、W+型形成とY→V型形成の2種類を採用しています。施術後の傷跡を目立ちにくくするために、二重ラインの延長線上で縫合する、共立美容外科だからできる施術方法です。

この縫合をおこなうことで、仕上がりの美しさの精度を高めています。

下眼瞼下制術（グラマラスライン）との併用も可能なため、タレ目にしたい方はカウンセリングの際に医師に相談してみることをおすすめします。

聖心美容クリニック

聖心美容クリニックは、1993年の開院以来、高品質の美容医療を提供するクリニックです。

完全予約制で対応し、待合室も個室または半個室にし、予約時はほかの患者と時間が重ならないように調整するなど患者のことを常に第一に考えるサービスを提供しています。

プライバシーもしっかりと守られるため、整形を誰にも知られたくない方にもおすすめです。

目尻切開では、局所麻酔または静脈麻酔を使用し、痛みを感じない切開施術をおこなっています。

カウンセリング時には目の形や全体のバランスを見ながら、それぞれの症状に応じたデザインを提案します。さらに目をはっきりさせたい方には、二重施術を同時におこなえます。

また、ダウンタイムを少しでも短縮するために、内出血やむくみ改善の効果が期待できる漢方薬を1週間分処方してくれるのも聖心美容クリニックの特徴です。

目尻切開に関するよくある質問

最後に、目尻切開に関するよくある質問に答えていきます。

目尻切開の施術を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

目尻切開だけでタレ目にできる？

目の形によっては、目尻切開だけでタレ目にするのは難しいケースがあります。

そのような場合には、タレ目形成とよばれる下眼瞼下制術と併用することで、よりタレ目に近づけることができます。

下眼瞼下制術とは、下まぶたを下側に引き寄せることで下まぶたのカーブを作る施術で、別名グラマラスラインともよばれています。

目尻切開で目の横幅を広げ、下眼瞼下制術で下まぶたを下げることで、タレ目を形成するという手順です。

注意点としては、比較的後戻りしやすいため、やや大きめに目元を引き下げる必要があります。

失敗したら元に戻せる？

目尻切開の修正は、内部の処理がメインとなるため難易度が非常に高く、簡単に修正することができないといわれています。

しかし、医師の腕によっては修正が可能な場合もあるため、どうしても元に戻したい場合は、修正施術の実績がある経験豊富な医師を探して相談に行ってみるのがおすすめです。

ダウンタイムはどれぐらい？

個人差はありますが、すべての症状が落ち着いて自然な仕上がりになるまで1か月程度かかります。ダウンタイム中には、熱っぽさや痛み、腫れなどの症状があらわれます。

熱っぽさや痛みが施術翌日～3日程度、そのあとに腫れが1～2週間程度続きます。

患部に菌が侵入して感染症になってしまった場合には、腫れや傷の治りが遅くなることがあります。

また、施術中の誤操作によって細かい血管に傷が付いたり、注射針が当たったりすると皮膚や白目で内出血が起こり、ダウンタイムが長引く恐れがあります。

ダウンタイム中は、なるべく患部を清潔に保ち、安静に過ごすことが大切です。

まとめ

本記事では、目尻切開の失敗について解説しました。目尻切開が失敗した場合の修正は、内部の処理がメインとなるため難易度が非常に高く、簡単に修正することができないといわれています。

失敗を防ぐためには、豊富な経験と高い技術を持つ医師が在籍するクリニックを選んで施術をおこなう必要があります。

これから目尻切開の施術を考えている方は、今回の記事を参考にしてクリニックを選んでみてください。

※本記事の情報は2022年12月時点のものです。
※本記事は公開・修正時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。キャンペーンを含む最新情報は各サービスの公式サイトよりご確認ください。
※本記事で紹介しているサービス・商品に関するお問い合わせは、サービス・商品元に直接お問い合わせください。

＜参考＞
TCB東京中央美容外科
品川美容外科
湘南美容外科