メーラーファットは頬骨とほうれい線の間にある脂肪を指した言葉で、メーラーファットの除去により頬のたるみやほうれい線を改善したり予防したりする効果があります。
加齢によりたるみやすい部分であるメーラーファットは、実年齢より老けている印象になりやすいです。
メーラーファット除去は脂肪を直接除去して周囲の脂肪細胞も破壊するため、リバウンドもせず確実な効果が見込めます。
その分医師の技術不足やカウンセリング時に完成イメージの相違があると、左右差が出たりほほがこけて見えたりなど失敗にもつながりやすい点はデメリットともいえます。
メーラーファット除去の詳しい効果やクリニックの正しい選び方を知り、自身のお顔にあった治療法を見つけましょう。
メーラーファット除去とは?
メーラーファット除去とは、頬骨とほうれい線の間にある脂肪を除去する施術を指します。
頬骨とほうれい線の間にある脂肪(メーラーファット)は年齢とともに垂れ下がりたるみやすい部分で、若い方でもメーラーファットが多いとほほが丸く膨らんだような印象になります。
メーラーファット除去は小顔や顔痩せ、アンチエイジング向けの施術であり、運動や食事制限などのダイエットで落ちにくい頬部分の脂肪を取り除くことで、確実に効果が見られてリバウンドもしない施術です。
メーラーファット除去は将来起こりうるたるみの予防にもつながるため、若い方からも人気の高い施術です。
バッカルファットとメーラーファット除去の違い
メーラーファット除去と似た施術にバッカルファット除去やジョールファットが挙げられます。
メーラーファットは頬骨とほうれい線の間にある脂肪ですが、バッカルファットは頬中心の深い部分にある脂肪でより口元に近い部分を指します。
頬の中心が膨らんでいてぽっちゃりしているように見える方におすすめで、顔痩せの効果が強い施術です。
ジョールファットとメーラーファット除去の違い
ジョールファットは口元の横の皮下脂肪を指します。
ジョールファットは加齢により皮下脂肪が減ると皮膚が垂れ下がり、いわゆるマリオネットラインが目立つようになります。
あごを細くしたり下膨れを解消させたりなどの効果が強く、スッキリとしたフェイスラインに見せたい方にはとくにおすすめの施術です。
顔の脂肪の付き具合によっては、バッカルファットやジョールファットをメーラーファット併せて取り除くことで、より肌を若々しく見せることもできるでしょう。
メーラーファット除去の効果
メーラーファット除去には、たるみやほうれい線予防などのアンチエイジング効果や顔痩せ効果があります。メーラーファットの除去による効果を一つずつ見ていきましょう。
頬の脂肪除去
メーラーファット除去は直接脂肪を取り除くため、脂肪吸引と同じく確実な効果が見込めます。
メーラーファットが多いと丸顔や太っているような印象になりますが、除去することでスッキリとしたフェイスラインとなり丸みが目立たなくなります。
ほうれい線の予防
加齢で頬の筋肉が弱まるとメーラーファットが垂れ下がり、将来のほうれい線を引き起こします。
メーラーファット除去は現在ほうれい線に悩まされている方のみでなく、将来のほうれい線予防としても効果的な施術です。
ほうれい線の原因となる脂肪がなくなることで、将来ほうれい線が目立ちにくくなるでしょう。そのため若い世代の方からも人気のある施術の一つです。
頬のたるみ改善
ジョールファットやバッカルファットなど似た小顔施術がありますが、頬のたるみを改善したい場合はメーラーファット除去が一番適しています。
メーラーファットが垂れ下がりにくたるみを改善できるため、どうしても頬の脂肪が取れなかったり将来のたるみが心配だったりなど、頬のたるみに悩んでいる方におすすめです。
メーラーファット除去で失敗するケース
メーラーファットは口角や鼻の穴から吸引機器で脂肪を除去する方法が一般的で、医師の技術不足により失敗する可能性のある施術です。
メーラーファットを除去すべきでない方が施術すると、不自然なしわができたりほうれい線がより目立ったりなど、より老けて見える失敗も考えられます。
カウンセリング時に除去をしても問題ない部分であるか確認する必要があります。
痛みや口内の違和感が生じる
メーラーファット除去の施術中は麻酔により痛みは感じられません。
術後は患部に違和感が残り傷口がつっぱる感覚になりますが、口内からカニューレを入れる場合は傷口が真っ赤で目立ちやすく、とくに食事時に違和感を感じることがあります。
傷口にふれると痛みがあるため、副作用を抑えるにはできるだけふれずに安静にしましょう。
ただ施術が失敗した場合はこれらの痛みや違和感が強く表れる可能性もあり、メーラーファット除去の実績が多いクリニックを選ぶことが重要です。
左右差が出てくる
メーラーファット除去後の仕上がりをシミュレーションせず施術すると、術後に左右差が生じる場合があります。
メーラーファット除去による左右差は同じ施術や脂肪注入などで改善可能ですが、骨格の問題で施術前から左右差がある場合は、施術した後も左右差が見られます。
頬がこけて見える
メーラーファット除去は施術後に頬がこけて見える可能性がある点がデメリットです。
メーラーファット除去により頬がこけて見える原因は、脂肪の取りすぎや骨格を考慮しない施術をおこなったことが挙げられます。
カウンセリングで医師が患者の骨格を確認してどの程度除去すべきか判断するため、メーラーファット除去により頬がこけて見える可能性があれば施術はおこなわれません。
頬のこけはヒアルロン酸や脂肪注入で修正可能ですが、術後の失敗を防ぐためにカウンセリングは時間をかけて慎重におこなうクリニックを選ぶ必要があります。
状況別!メーラーファット除去に失敗したら脂肪注入がおすすめ
メーラーファット除去は医師の技術不足や骨格、筋肉を無視した除去により失敗する可能性もあり、場合によっては悩みの種であったたるみやほうれい線の悪化も考えられます。
たとえば、メーラーファットを除去しすぎると頬のボリュームが不自然になくなり、顔の立体感が失われます。
万が一失敗した際は修正のために再びメーラーファットをバランスよく除去したり、脂肪注入やヒアルロン酸を注入したりなど修正方法が挙げられます。
しかし信頼できるクリニックのカウンセリングで診察してもらうことが一番よい方法です。
頬の脂肪が気になるけど直接除去することは怖い方は脂肪溶解注射や脂肪注入により悩みが解決できる可能性もあります。
頬のふくらみが気になる:脂肪溶解注射
笑ったときに頬が出っ張ったりふくらんだりなど目立つ印象が気になる方は、メーラーファット除去よりも手軽な脂肪溶解注射がおすすめです。
脂肪溶解注射は部分痩せに適しており、注射で脂肪を溶かし排出するためダウンタイムが軽く料金も安価であることから人気の高い施術です。
脂肪を除去したくない:脂肪注入
脂肪を除去せずに違和感をなくしたい場合は、頬骨の下への脂肪注入もおすすめの施術です。
適切な場所に脂肪注入することで顔の立体感を出しつつ健康的な印象に見せるため、神経が多く通ったデリケートな部分の脂肪を除去したくない方にもおすすめといえるでしょう。
小顔になりたい:ネガティブゾーンのベイザー脂肪吸引
小顔効果を求めるのであれば、ネガティブゾーンの脂肪吸引でメーラーファット除去の失敗を避けられます。
脂肪吸引は脂肪であればすべて吸い取ってよいことはなく、脂肪を取ってもよい部分はネガティブゾーン、取るべきではない部分をポジティブゾーンと言われます。
ネガティブゾーンのベイザー脂肪吸引ではダメージをおさえつつ取るべき脂肪を効率的に除去できて、メーラーファット除去と同じく確実な効果も見込めるでしょう。
メーラーファット除去の注意事項
メーラーファット除去を受けるにはいくつかの注意事項があります。
次の注意事項以外にもクリニックの方針でさまざまな注意事項があるため、カウンセリング時や施術前の説明はしっかり聞いておきましょう。
妊娠中や授乳中には施術しない
メーラーファット除去は麻酔を使用するため、妊娠中や授乳中は施術を受けられません。
麻酔以外にもダウンタイムによっては鎮痛剤や抗生物質など内服薬を飲むことがあり、胎児や母乳に影響する可能性も考えられます。
手軽にできる施術とはいえ、多少なりとも体に負担のかかる施術であることを念頭に置いて検討しましょう。
傷跡が目立つ可能性がある
メーラーファット除去は口内や鼻の穴など傷跡が見えにくい部分を数ミリ切開する施術であるため、傷跡はほぼ残らず目立ちません。
ただ医師の技術が低いと傷跡がなかなか治らなかったり赤く目立ったりなど失敗する可能性があります。
そのため、実績のあるクリニック選びが重要になります。
麻酔のアレルギー反応が起こる場合も
メーラーファット除去は局所麻酔を用いて施術しますが、恐怖心がある方向けに笑気麻酔や眼窩下神経ブロックなどさまざまな種類の麻酔を用意しているクリニックもあります。
使用される麻酔によってはアレルギー反応を起こす可能性があるため、アレルギー体質の方は事前に医師に相談しましょう。
メーラーファット除去施術がおすすめな方
メーラーファット除去には顔痩せやアンチエイジング効果がありますが、施術がおすすめされるのは次のような悩みを持つ方です。
たるみを解消したい
頬のたるみが目立つのはメーラーファットが多かったり、脂肪がなくなって皮膚がたるんでいる状態になっていたりなどさまざまな原因があります。
メーラーファットの除去は頬がたるむ原因である脂肪を取るため、たるみが目立ちにくくなります。
ほうれい線を改善したい
頬がたるんだり表情筋が弱っていたりするとほうれい線が目立ち、実年齢よりも老けているような印象になります。
たるみやほうれい線は肌のハリを整えることである程度改善しますが、メーラーファット除去のように直接脂肪を取ることで確実な効果を得られます。
笑ったとき頬のふくらみが気になる方
笑った際に頬がふくらむ方は生まれつき頬の脂肪が多いことが原因の一つですが、メーラーファット除去は頬のふくらみをピンポイントで解消できます。
取りすぎるとげっそりとした印象になるため適切な量の除去が大切で、顔の状態によってはメーラーファット除去ではなくより手軽な脂肪溶解注射でも効果的な場合があります。
たるみやほうれい線を予防したい場合
メーラーファット除去は現在たるみやほうれい線に悩まされている方におすすめですが、将来の予防としての効果も高い施術です。
早めにメーラーファットを取り除くことで、たるみやほうれい線の予防のみでなく小顔効果も期待できることから、20代からの人気もある施術の一つです。
メーラーファット除去によるおすすめのクリニック5選
ここではメーラーファット除去を任せられるおすすめのクリニックを5院厳選しました。
美容クリニックを選ぶ際はいくつか候補を探し、複数の無料カウンセリングを受けることをおすすめします。
東京美容外科
東京美容外科では経験を積んだ熟練の医師のみが執刀するため、開院から20年で医療事故が一度もないことが特徴です。
東京美容外科ではメーラーファット除去単体の施術はありませんが、銀座院限定でメーラーファットが対象の超音波脂肪除去をおこなっています。
施術メニューはウルトラ小顔であり、フェイスラインやメーラーファット、ジョールファットなど脂肪が気になる部分を1か所選び超音波で脂肪除去できる198,000円(税込)のプランとなります。
超音波で脂肪細胞を破壊して溶解した脂肪は体外に排出される仕組みであり、治療効果が完全に表れるまでは3か月と長い時間がかかります。
しかし脂肪吸引や通常のメーラーファット除去のように確実に脂肪を取り除ける方法です。
追加料金55,000円(税込)で脂肪除去する部位を増やせるため、カウンセリングで脂肪の付き具合を確認して、どの施術が一番適しているかシミュレーションが必要です。
TCB東京中央美容外科
全国展開の美容クリニックである東京中央美容外科のメーラーファット除去は、口角の内側から脂肪を吸引します。
料金は216,000円(税込)から受け付けており、オプションで圧迫バンドや麻酔の追加も可能です。
小顔整形の得意な先生も多く、メーラーファット除去以外にもバッカルファットやジョールファットを併せて除去することでさらに半永久的な顔痩せの効果が期待できます。
また症例モデルとして申し込むことでお得な料金で施術を受けられることもあり、安価で高品質な施術を受けたい方にはおすすめです。
公式サイトではメーラーファット除去の症例写真も掲載されているため、東京美容外科を検討中の方はチェックしてみてください。
LINEでも相談や予約が可能であり、友だち追加で人気の施術がお得になるクーポンも使用できます。
TAクリニック
TAクリニックは患者一人一人にていねいなカウンセリングができるよう予約の時間を十分にとり、完成後のイメージに患者と医者の相違がないか念入りに確認します。
カウンセリングを重視していることも大切ですが、TAクリニックでは月ごとに店舗限定でお得なキャンペーンをおこなっていて料金面でも通いやすいポイントです。
メーラーファット除去の基本料金は264,000円(税込)ですが、2022年12月現在は仙台院や大阪院、高崎院など多くの店舗でモニター料金の132,000円(税込)から施術を受けらるキャンペーンを実施中です。
TAクリニックでおこなうメーラーファット除去は口角の内側を切開するため傷口が目立たず、術後の痛みが不安である方は施術から約72時間痛みをおさえられるエクスパレル麻酔も用意しています。
メーラーファット除去のアフターフォローは施術から1年以内に効果が不十分である場合に再治療が可能で、安心して施術を受けられるクリニックです。
またTAクリニックは全国に8院展開していますが、遠方から通院する患者のために交通費を30,000円まで補助するサービスをおこなっています。
補助を受けるには予約時にサービス希望の旨を伝えてカウンセリング時に適応と診断されることが必要です。
遠方でもTAクリニックでメーラーファット除去を受けたい方は積極的にサービスを利用しましょう。
共立美容外科
全国に26院を展開する共立美容外科は、2022年現在まで30年以上に渡り運営している歴の長いクリニックです。
採用する医師は大学病院や総合病院で経験を積んだ医師を選び、患者が安心して通えるような技術を保ち続けています。
共立美容外科にはメーラーファット除去としてのメニューはありませんが、顔や頬の脂肪吸引には対応しています。
施術に使用する細いカニューレは吸引する部位や層によって53種類のなかから選ばれ、個人の脂肪や筋肉の付き具合から最適な器具で治療します。
料金は頬部分が184,000円(税込)から施術可能で、フェイスラインやあご下など一部分を追加するとセット料金でさらにお得に施術を受けられます。
また共立美容外科による顔の脂肪吸引は検査や手術にくわえて圧迫除去や検診など4回の通院が必要であるため、通いやすい店舗が近くにあることも選ぶポイントの一つです。
ガーデンクリニック
ガーデンクリニックでは患者の立場になった医療の提供をモットーとしており、年中無休の相談やカウンセリング、ダウンタイムのアフターケアなど、少しでも患者の不安を取り除くける保証に力を入れているクリニックです。
カウンセリング時に提示された金額以上の追加料金が発生せず、予算内で効果的な治療を受けられます。
ガーデンクリニックのメーラーファット除去はシリンジ法と呼ばれる施術方法で、医師が手作業で数ccずつ脂肪を吸引するものとなります。
施術に時間はかかりますが、ていねいな手作業であるため脂肪の取り残しやムラが出ず、きれいな仕上がりになることが特徴です。
シリンジ法は皮下組織や血管のダメージを最小限におさえられて、副作用による痛みや腫れなどのダウンタイムを最小限にできる方法です。
ガーデンクリニックのメーラーファット除去は基本料金が440,000円(税込)と高額ですが、モニター料金では132,000円~220,000円(税込)と相場どおりの料金で施術を受けられます。
まとめ
メーラーファット除去は現在のたるみやほうれい線を改善するのみでなく、将来の予防にもつながる施術です。
脂肪の付き具合によってはメーラーファットにくわえて、バッカルファットやジョールファットを併せた除去でさらに効果的な顔痩せやたるみ予防にもなります。
無料相談やカウンセリングで医師に顔の状態を見てもらうことで、どの部分の脂肪を取り除けばたるみやほうれい線予防になるかわかります。
悩みを解決するためにはどの施術を選ぶべきかわからない方は、一度候補の美容クリニックで悩みを相談してみることで自身に適した施術がわかり、予算も決められるでしょう。
※本記事の情報は2022年12月時点のものです。
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