医療用ハイフは種類・機種により効果が違う？目的にあった機器の選び方を解説！

医療用ハイフ（HIFU）は、顔のたるみやハリの不足を改善するリフトアップ施術として近年注目を集めています。

しかし、ハイフの施術で使用される機器は種類が多く、どれを選べばよいか気になる方は多いでしょう。

ハイフは種類や機種により効果が異なるため、自身の希望や目的にあった機器を選ぶことが重要です。

本記事では、ハイフの種類や効果を詳しく紹介し、顔のたるみをリフトアップするための適切な機器の選び方を解説します。

医療用ハイフの種類やクリニック選びに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

医療用ハイフ（HIFU）の3つの種類とその効果

まずはじめに、医療用ハイフの種類や効果について詳しく解説します。

医療用ハイフは大きくわけて次の3種類があり、それぞれ異なる効果を持ちます。

ここからは、それぞれのハイフの効果や特徴を知り、自身に適した種類はどれなのか確認しましょう。

ドットハイフ

ドットハイフは、多くのクリニックで利用されている定番のハイフ治療で、「ハイフリフト」とも呼ばれます。

超音波を点状に皮膚の内部に照射し、筋肉を刺激して肌をリフトアップさせる効果があります。

とくに、顔のたるみや引き締め効果が期待され、フェイスラインやほうれい線などにもアプローチが可能です。

施術後は数日で効果が感じられ、持続期間は1回の施術で約半年〜1年ほど続くことが一般的です。

より効果を持続させたい方は3か月〜1年に1度の定期的な照射を受けることが推奨されています。

リニアハイフ

リニアハイフは、狙った部位に一点に照射するドットハイフとは異なり、線状の超音波を広範囲に照射します。

これにより、脂肪細胞の破壊を促し、脂肪の気になる部位のサイズダウンに有効です。

顔や首だけでなく、二の腕、おなか、お尻などの脂肪にもアプローチできます。

たとえば、顔痩せを目的とする場合、2〜3週間おきに3回程度照射するとフェイスラインの改善に役立ちます。

より持続効果を高めたい方は、3回の照射を1クールと考え、半年に1度の照射がおすすめです。

ハイフシャワー

ハイフシャワーは、皮膚の浅い層に超音波を連続で照射する特徴があります。

ドットハイフやハイフリニアよりも即効性があり、皮膚のたるみや毛穴の開き、小ジワなどの改善が期待されます。

さらに、皮膚の表面にアプローチできるため、目の周りを含む皮膚が薄い箇所や顔全体に照射可能です。

また、定期的な施術が可能で、皮膚のハリや弾力不足に悩む方は1か月に1度、3〜5回程度の治療が推奨されています。

ダウンタイムがなく、施術後すぐに効果を感じられるため、はじめてハイフを受ける方にも利用しやすいです。

医療用ハイフに使用される6種類の機器の特徴を比較

機種名	ウルセラ	ウルトラセルQ＋	ウルトラフォーマー3	ダブロゴールド	ソノクイーン	ユーティムスA3
販売元	アメリカ・ウルセラ社	韓国Jeisys社	韓国CLASSYS社	韓国Hironic社	韓国Newpong社	韓国KORUST社
照射範囲	顔全体	顔全体	顔全体・身体	顔全体・身体	顔全体	顔全体・身体
照射時間	45〜60分	10〜20分	20〜30分	10〜15分	30〜40分	30〜60分
効果の持続時間	1〜1年半程度	6か月〜1年程度	5か月〜6か月程度	3か月〜6か月程度	3か月〜6か月程度	6か月〜1年程度
痛み	強い	穏やか	やや痛い	弱い	弱い	やや痛い
料金	200,000円〜	32,800円〜	32,800円〜	31,900円〜	44,000円〜	70,000円〜

医療用ハイフの施術では、主に6種類の機器が使用されています。

• ウルセラ
• ウルトラセルQ +
• ウルトラフォーマー3
• タブロゴールド
• ソノクイーン
• ユーティムスA3

これらの機器には異なる特性や効果があり、自身の目的にあった機種をえらぶことが重要です。

ここからは、それぞれの違いについて詳しく説明します。

ウルセラ

項目	詳細
機種名	ウルセラ
販売元	アメリカ・ウルセラ社
発売年	2009年
照射範囲	顔全体
照射方法	点状（ドット状）
照射深度	1.5mm / 3.0mm / 4.5mm
照射温度	65〜75℃
施術時間	45〜60分
効果の持続期間	1〜1年半程度

ウルセラは、アメリカFDAでリフトアップ治療機器として承認されており、医療ハイフ治療の中で最も実績のある機器です。

パワーが強く、ほかの機器と比較すると痛みが伴う場合がありますが、肌の引き締めやリフトアップ効果が高い点が魅力です。

また、照射温度は65〜75℃で、皮膚の引き締め効果以外にもコラーゲンの生成が期待されます。

施術費用は高めですが、高いリフトアップ効果や持続性を求める方はウルセラを提供するクリニックを選択しましょう。

ウルトラセルQ＋

項目	詳細
機種名	ウルトラセルQ＋
販売元	韓国Jeisys社
発売年	2019年
照射範囲	顔全体
照射方法	点状（ドット状）
照射深度	1.5mm / 2.0mm / 3.0mm / 4.5mm
照射温度	60〜65℃
施術時間	10〜20分
効果の持続期間	6か月〜1年程度

ウルトラセルQ＋は、2019年に韓国で発売された医療用ハイフ機器で、痛みが少ない特徴があります。

照射時間は10〜20分程度で、施術後2〜3か月程度で効果が実感しやすいです。

施術可能な部位は顔全体で、おでこや頬のたるみ、目元のしわ、二重あごなどにアプローチが可能です。

肌の引き締め効果以外にもコラーゲンの生成が促進されるため、肌のツヤや弾力の向上も期待できます。

ウルトラフォーマー3

項目	詳細
機種名	ウルトラフォーマー3
販売元	韓国CLASSYS社
発売年	2018年
照射範囲	顔全体・身体
照射方法	点状（ドット状）
照射深度	顔：1.5mm / 2.0mm / 3.0mm / 4.5mm  身体：6.0mm / 9.0mm / 13.0mm
照射温度	65〜75℃
施術時間	20〜30分
効果の持続期間	5か月〜6か月程度

ウルトラフォーマー3は、韓国のCLASSYS社で開発された機器で、韓国では「シュリンクレーザー」と呼ばれています。

豊富なカートリッジから照射の深さを選択でき、顔全体や首、デコルテなどのさまざまな部位に照射可能です。

ハイフシャワーも可能で、目元や首元などのシワを緩和する効果もあります。

また、コラーゲンの生成も期待されるため、肌の弾力を高めたい方にもおすすめです。

ダブロゴールド

項目	詳細
機種名	ダブロゴールド
販売元	韓国Hironic社
発売年	2017年
照射範囲	顔全体・身体
照射方法	線状（リニア状）・2列照射
照射深度	顔：1.5mm / 3.0mm / 4.5mm 身体：13.0mm
照射温度	55〜60℃
施術時間	10〜15分
効果の持続期間	3か月〜6か月程度

ダブロゴールドは、2017年に韓国のHironic社が発売した医療用ハイフ機器です。

高密度の超音波を線状に照射する特徴があり、痛みを抑えたい方におすすめです。

ダブロゴールドの超音波は筋膜へピンポイントにアプローチする特徴があり、肌の引き締めやコラーゲンの生成を促します。

効果の持続期間は3〜6か月程度と短めですが、3か月に1度施術をおこなうとより長期的な効果を維持できます。

ソノクイーン

項目	詳細
機種名	ソノクイーン
販売元	韓国Newpong社
発売年	2014年
照射範囲	顔全体
照射方法	点状（ドット状）
照射深度	2.0mm / 3.0mm / 4.5mm
照射温度	60〜70℃
施術時間	30〜40分
効果の持続期間	3か月〜6か月程度

ソノクイーンは2014年に韓国のNewpong社から発売された顔専用の医療用ハイフ機器です。

皮膚の薄い部分に細かく照射でき、目元の小ジワやまぶたのたるみの改善に役立ちます。

痛みは比較的少ない特徴があり、顔の引き締まりやリフトアップをすぐに実感しやすいです。

施術後1〜3か月程経過するとコラーゲンが増生され、繰り返し施術を受けることで十分な効果が現れます。

ウルセラより引き締め効果がやや劣りますが、痛みを抑えたい方や、細かい部位に照射したい方はソノクイーンの施術が適しているでしょう。

ユーティムスA3

項目	詳細
機種名	ユーティムスA3
販売元	韓国KORUST社
発売年	ー
照射範囲	顔全体・身体
照射方法	点状（ドット状）
照射深度	1.5mm / 3.0mm / 4.5mm
照射温度	60〜70℃
施術時間	30〜60分
効果の持続期間	6か月〜1年程度

ユーティムスA3は、韓国のKORUST社が発売した機器で、皮膚トラブルのリスクを最小限に抑えた設計が特徴です。

「センターレスHIFU」と呼ばれる照射カートリッジを搭載しており、従来のハイフ機器よりも痛みが少なく安定した周波数を照射できます。

ただし、照射点が集中していることもあり、照射時間は約30〜60分とやや長めです。

施術後すぐに高いリフトアップ効果が期待でき、持続期間は一般的に6か月〜1年程度が目安とされています。

とくに肌が敏感な方や肌トラブルのリスクを避けたい方は、ユーティムスA3を取り扱うクリニックを利用しましょう。

ハイフの種類・機種を選ぶポイント

ここからは、自身の目的にあったハイフの種類や機種を選ぶ際の4つのポイントを解説します。

• 持続期間と効果で選ぶ
• 通いたいクリニックから選ぶ
• 痛み具合で選ぶ
• 料金から選ぶ

ハイフの種類や機種を選ぶ際は、これらのポイントに注目して選びましょう。

持続期間と効果で選ぶ

機器名	持続期間	効果
ウルセラ	1〜1年半程度	高いリフトアップ効果、肌再生効果
ウルトラセルQ＋	6か月〜1年程度	リフトアップ効果以外に肌再生効果も高い
ウルトラフォーマー3	5か月〜6か月程度	リフトアップ効果以外に肌再生効果も高い
ダブロゴールド	3か月〜6か月程度	リフトアップ効果以外に肌再生効果も高い
ソノクイーン	3か月〜6か月程度	リフトアップ効果以外に肌再生効果も高い
ユーティムスA3	6か月〜1年程度	リフトアップ効果以外に肌再生効果も高い

ハイフは種類により効果や持続期間が異なります。

長期的な持続期間や強力な引き締め効果を求める場合には、ウルセラやウルトラセルQ＋がおすすめです。

とくに、ウルセラは1〜1年半の持続期間を持ち、高いリフトアップ効果と肌再生効果が期待されます。

ただし、その分痛みが強く感じることがあるため、肌が敏感な方は検討が必要です。

ハイフの施術を受ける際は、自身の肌質にあうかよく確認してから施術を受けましょう。

通いたいクリニックから選ぶ

クリニック名	使用機器
品川美容外科	ソノクイーン ダブロ ダブロ-S＋ ダブロゴールド
東京美容外科	ソノクイーン ウルトラセルQ＋
湘南美容クリニック	ウルトラセルQ＋ ウルセラ
聖心美容クリニック	ウルトラセルQ＋ ウルセラ
TCB東京中央美容外科	ソノクイーン

ハイフの施術を受ける際は、クリニック選びが重要です。

使用する機器や照射方法、ハイフの実績などはクリニックより異なります。

とくにはじめてハイフの施術を受ける方は、カウンセリングの対応やアフターケアが充実したクリニックを選ぶと安心です。

また、ハイフの施術は、繰り返し受けることが推奨されているため、自宅から通いやすいクリニックを選択するとよいでしょう。

クリニックを選ぶ際は、使用されている機器を事前に確認し、実際に施術を受けた方の口コミや症例写真を参考にしてみてください。

痛み具合で選ぶ

機器名	痛み
ウルセラ	痛みが強い
ウルトラセルC＋	痛みが穏やか
コントレックス	痛みが弱い
ウルトラフォーマー3	やや痛みがある
ダブロゴールド	痛みが弱い
ソノクイーン	痛みが弱い
ユーティムスA3	やや痛みがある

医療用ハイフは機器の種類により痛みが異なります。

効果よりも痛みを抑えてハイフの施術を受けたい方は、痛みのレベルにあわせて機器を選ぶことがおすすめです。

とくに、ウルセラは最も持続期間が長いですが、ほかの機器と比較して痛みが強い点がデメリットです。

効果よりも痛みを軽減させたい方は、ダブロゴールドやソノクイーンなどの痛みが弱い機器を選択しましょう。

ただし、痛みが抑えられるぶん、持続期間が短い点を理解したうえで施術を受けましょう。

料金から選ぶ

機種名	相場価格
ウルセラ	約200,000円～
ウルトラセルQプラス	約32,800円～
ダブロ･ゴールド	約31,900円～
ウルトラフォーマー3	約32,800円～
ソノクイーン	約44,000円～
ユーティムスA3	約70,000円～

ハイフの料金は、使用する機器や施術範囲、ショット数により異なります。

クリニックを選ぶ際には、公式サイトやカウンセリングを通じて、施術メニューと料金を詳しく確認しましょう。

さらに、クリニックによっては期間限定のキャンペーンやセットメニューを提供しており、これらを活用してお得にハイフの施術が受けられます。

ハイフは効果に比例して施術費用も高くなる場合があるため、目的や予算にあわせて検討してみてください。

【人気】医療ハイフ施術におすすめの美容クリニック

ここからは、ハイフの施術が評判のクリニックを5院紹介します。

• 品川美容外科
• TCB東京中央美容外科
• 湘南美容クリニック
• 東京美容外科
• 表参道メディカルクリニック

各クリニックを比較し、自身の希望や目的にぴったりのクリニックを見つけましょう。

品川美容外科

品川美容外科は、複数のハイフ機器を提供するクリニックです。

なかでも人気の新型ハイフ機器「タイタン」は、従来の機器と比較して施術時間が短く痛みが少ない点が魅力です。

全顔660ショットが税込29,800円から利用可能で、最新型のハイフを気軽に試せます。

また、品川美容外科の魅力は、BMC（ビューティーメンバーズクラブ）に入会すると、すべてのプランが30%割引になることです。

入会手数料は税込550円で、永年年会費無料で特典が受けられます。

コストを抑えて最新の医療ハイフを受けたい方は、品川美容外科を利用してみてください。

TCB東京中央美容外科

TCB東京中央美容外科は、リーズナブルな価格でハイフの施術を提供する美容クリニックです。

使用されているハイフ機器は「ソノクイーン」で、90ショットで税込24,800円から照射可能です。

TCB東京中央美容外科は、ハイフの実績が豊富な点が魅力で、症例写真が多く安心して施術が受けられます。

また、期間限定のキャンペーンやLINEでのクーポン配布、症例モデル制度など、幅広いサービスが提供されています。

クリニックは東京を中心に全国各地に展開しているため、地方に在住している方も通院しやすいです。

TCB東京中央美容外科で、お得にハイフを試したい方はまずはカウンセリングで相談しましょう。

湘南美容クリニック

湘南美容クリニックは、業界内で最も多いショット数で医療ハイフを提供しています。

とくに人気のウルトラセルQ ＋を使用した「ウルトラリフトプラスHIFU」は、全顔650ショット照射可能です。

料金は税込29,800円で、1ショットあたりわずか45円と大手美容クリニックならではの価格設定が魅力です。

また、湘南美容クリニックは、国内外に130以上展開しているため、主要都市以外に住む方も気軽に訪れることができます。

大手美容クリニックで安心して施術を受けたい方は湘南美容クリニックをぜひ利用してみてください。

東京美容外科

東京美容外科は、安全にハイフの施術を受けたい方におすすめのクリニックです。

ウルトラセルQ＋を使用したハイフ施術は、初回は税込55,000で提供されています。

ほかのクリニックと比較するとやや高額ですが、アフターフォローが充実している点が魅力です。

万が一、施術後に何らかのトラブルが発生した場合、保証が適用され、安心して施術を受けられます。

また、開院以来に医療事故が一度もなく、安全面では業界トップクラスの実績がある点も安心できるポイントです。

ハイフの施術に不安を感じる方は、まずは東京美容外科で相談してみることをおすすめします。

表参道メディカルクリニック

表参道メディカルクリニックでは、ハイフ機器にウルトラセルQ＋を使用し、目的にあわせた施術プランを提供しています。

プランは、両頬、全顔、全顔＋顎下、全顔＋首、目元から選択可能です。

とくに利用者の多い両頬のメニューは、税込26,400円からと試しやすい料金で提供されています。

また、最大40％と高い還元率を誇る独自のプリペイドシステムをもつ点も大きな魅力です。

クリニックは東京を中心に主要都市に展開しているため、仕事帰りや自宅から通えるクリニックを探している方はぜひ利用してみてください。

まとめ

本記事では、医療用ハイフの種類や機器を紹介し、目的にあった選び方を解説しました。

ハイフは、顔のリフトアップだけでなく、引き締め効果などが得られる人気の美容医療施術です。

ハイフを受ける際には、自身の肌の状態や目的に応じた機器を使用するクリニックを選ぶことが大切です。

適切なクリニックで安全かつ効果的な施術を受け、美しいフェイスラインを手に入れましょう。

※2023年10月時点の情報です。

※本記事は公開・修正時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。キャンペーンを含む最新情報は各サービスの公式サイトよりご確認ください。

<参考>

東京美容外科

聖心美容クリニック

品川スキンクリニック美容皮フ科