ハイフ（HIFU）の小顔効果とは？施術におすすめのマシーンや注意点・副作用について解説

ハイフ（HIFU）は、小顔効果に期待ができる美容施術として近年人気が高いメニューです。

何度も耳にしたことはあるものの「どのような施術をおこなうのかわからない」「継続期間が知りたい」などと思う方も多いでしょう。

そこで本記事では、最近話題のハイフの小顔効果について詳細を解説します。

併せて、ハイフ施術におすすめの美容クリニック5選も紹介しているため、ハイフに興味がある方や小顔になりたい方は、ぜひ参考にしてください。

ハイフ（HIFU）施術とは

ハイフ（HIFU：High Intensity Focused Ultrasound）は、美容施術の一つで、「超音波」を使用したリフトアップ治療法です。

おもに小顔効果に期待ができる施術として美容クリニックなどで近年よく話題になっており、人気のメニューとしてメディアなどで取り上げられることも珍しくありません。

しかし、リスクや注意点もあるため、施術内容や効果に期待ができる理屈について知ることが大切です。

まずは、ハイフ施術の基礎知識や小顔効果につながる理由を解説します。

ハイフ施術で小顔効果を得られる理由

ハイフは、美容クリニックで人気の施術コースとして知られています。

おもに期待できる効果の一つに「小顔」があり、小顔に興味がある方におすすめのコースです。

ここでは、ハイフの仕組みについて触れながら、小顔効果に期待できる理由を紹介していきます。

• 皮膚の下にある筋肉層にアプローチする
• 筋膜に直接働きかけてリフトアップする
• 皮下脂肪に働きかけることで脂肪が分解される

皮膚の下にある筋肉層にアプローチする

ハイフは、メスを使った外科的な施術はおこないません。

超音波の出る専用のマシーンを使い、皮膚の下の筋肉層へ直接アプローチして肌のたるみを解消します。

顔にしわやたるみが目立つようになる理由は、肌の土台部分が加齢や生活習慣などが原因でゆるむからです。

ハイフは、肌の下にある土台に直接高密度の超音波エネルギーを当ててしわやたるみを解消します。

しわが消えてたるみが改善されれば、顔全体が引き締まって見えるため、小顔効果も期待できます。

筋膜に直接働きかけてリフトアップする

ハイフは、肌の下部分である真皮層のみでなく、土台を形成する筋膜まで超音波を当てることが可能です。

肌のたるみが著しく目立つときは、真皮層にある土台だけでなく、さらに奥の部分の筋膜そのものが大きくゆるんでいる可能性があります。

ハイフは、筋膜にも超音波エネルギーを使って働きかけることができるため、リフトアップに大きな期待が持てるでしょう。

また、ハイフで照射する高密度の超音波エネルギーは、肌のハリを保つ役割を持つコラーゲンを刺激し、コラーゲンの生成を促す働きもあります。

皮下脂肪に働きかけることで脂肪が分解される

ハイフは、皮下脂肪にアプローチして脂肪を分解する効果も期待できます。

顔周りに脂肪のふくらみが目立つときは、脂肪細胞が肥大化している可能性があります。

ハイフは、脂肪吸引などの施術なしで皮下脂肪にアプローチできる施術方法です。

超音波エネルギーを使用して皮下脂肪に働きかけられるため、脂肪を分解して顔全体を引き締めることができます。

ハイフ施術後の小顔効果の継続期間はどのくらい？

ハイフの施術を受ける際には、どの程度の期間や日数で効果が見られるのか、効果はどのくらい継続するのかも知りたいところでしょう。

ここからは、ハイフ施術後の効果が表れる時期や、継続すると考えられる日数について解説します。

施術後すぐから実感

ハイフの施術を美容クリニックなどで受けると、施術後すぐに効果を実感できます。

ただし、効果は個人差があるため、人によっては効果を実感するまでにある程度時間がかかる場合もあります。

美容関連の施術は、すぐに効果を実感できないものや効果がわかりづらいものも少なくありません。

そのため、人によっては「お金の無駄だった」「続けるモチベーションがわかない」と感じることもあります。

しかし、ハイフは小顔効果を実感しやすいため、満足感を得やすい施術方法です。

小顔の効果の持続期間は約3か月

ハイフ施術で小顔効果に期待ができる期間は、おおよそ3か月です。

継続時間も個人差があるため、人によっては3か月よりも早い段階で効果が続かなくなってしまうことがあります。

また、逆に3か月以上の長い期間継続が見られることもあるでしょう。

ハイフは、コラーゲンの再生能力をうまく利用した施術方法です。

コラーゲンは1～3か月の期間で新しく生成されるため、その間はわかりやすく効果が実感できます。

しかし、3か月程度でコラーゲンの増加具合はピークに達するため、3か月たつと効果がなくなったと感じられるようになります。

小顔効果を維持するためには継続が大事

ハイフはすぐに効果を実感できるのが魅力ですが、いつまでもその効果は継続するわけではありません。

小顔効果は長くても半年くらいしか保たれないため、効果を維持するには、効果が切れるタイミングで継続的にクリニックに通うのが望ましいでしょう。

継続的に通って施術を受けると費用も手間もかかりますが、ハイフはそれ相応の効果を得やすく、納得感の高いコースといわれています。

「小顔効果を得たいけれど、ほかの方法ではなかなか思ったような効果がなかった」と困っている方は、継続的にハイフに通うことを検討するのもよいでしょう。

小顔効果が期待できるハイフ施術マシーンを比較

ハイフの施術には専用マシーンが必要ですが、施術マシーンにはいくつかの種類があります。

そのため、あらかじめ各マシーンの特徴やおすすめポイントを知っておくことが重要です。

ここでは、次の3つのマシーンの特徴を解説します。

• ウルトラフォーマー3
• ウルセラ
• ウルトラセルQ＋

各施術マシーンの特徴をチェックして、どのマシーンを導入しているクリニックがよいのか検討してください。

ウルトラフォーマー3

項目	詳細
照射範囲	顔・身体
施術時間	20分～30分
照射方法	点状
照射温度	65℃～75℃
照射深度(顔)	1.5mm・2.0mm・3.0mm・4.5mm
照射深度(身体)	6.0mm・9.0mm・13.0mm
効果持続時間	5か月～6か月

ウルトラフォーマー3は、美容大国として有名な韓国生まれのハイフ施術マシーンで、韓国ではシュリンクという名前で呼ばれています。

照射深度を細かく調節することができ、真皮層からSMAS筋膜、皮下脂肪にまで働きかけることが可能です。

顔全体の引き締め効果に期待ができるため、結果として小顔効果につながるといわれています。

ウルセラ

項目	詳細
照射範囲	全顔
施術時間	45分～60分
照射方法	点状
照射温度	65℃～75℃
照射深度	1.5mm・3.0mm・4.5mm
効果持続時間	1年～1年半

ウルセラは、アメリカ生まれのハイフマシーンです。

ハイフ施術におけるパイオニアともいわれる有名な機器で、数ある施術マシーンの中でもより品質が高いと期待されています。

比較的高い温度で照射が可能で、筋膜を引き締めて小顔効果をもたらします。

パワフルな照射ができるため、その分効果を得やすいマシーンです。

ウルトラセルQ＋

項目	詳細
照射範囲	全顔
施術時間	10分～20分
照射方法	点状
照射温度	60℃～65℃
照射深度	1.5mm・2.0mm・3.0mm・4.5mm
効果持続時間	6か月～1年

ウルトラセルQ＋も、韓国で生まれた人気の高いハイフ施術マシーンです。

使用するレーザーはハイフ以外では3種類あり、リフトアップだけでなく肌の再生能力が高いことでも知られています。

部位によって照射深度を細かく調節できるため、正確性の高い施術が可能です。

たとえば、目元などの肌の薄い場所には1.5mmなどの深度で、ほかのたるみの著しい場所（頬など）には3.0mmの深度で施術できるため、小顔効果がより得やすくなります。

ハイフの痛みと治療後の経過

ハイフはメスを使わない施術のため、痛みに関しては心配が要らないと感じている方は多いかもしれません。

しかし、人によっては痛みを伴うことがあるため、事前にそういったリスクについてしっかりチェックすることが大事です。

ここでは、次のように時期ごとに分けて、ハイフ施術における痛みや経過について解説していきます。

とくに人よりも痛みに敏感な方は、よくチェックしておきましょう。

• 治療中の痛み
• ダウンタイム
• 2～3日後
• 1週間後

治療中の痛み

ハイフの治療中に感じられる痛みは、チクチクと肌の奥の方で小さな刺激を与えられているような痛みや、骨に響くような感覚の痛みです。

傾向としては、皮膚が薄いところや脂肪の薄い部分で痛みが強く感じられます。

チクチクとした刺激のため、基本的には多くの方は我慢できます。

「少し気になるけど問題ない」と感じる範囲の痛みと思っておけばよいでしょう。

痛みが気になって我慢できないと感じたときは、速やかに施術者に申し出て相談することが大切です。

クリニックによっては、麻酔クリームを使ってくれる場合もあります。

施術直後（ダウンタイム）

多くの美容施術には、ダウンタイムという傷の修復を図る時間が必要になります。

しかし、ハイフは基本的にダウンタイムが少なく、当日より化粧をして出かけることも可能です。

よりパワフルな照射だと、肌が赤くなったり一部腫れたりする可能性もありますが、多くの場合、数日～一週間で治まります。

「施術後にずっと痛みが続いている」「腫れがいつまで経っても引かない」という場合は、すぐにサロンやクリニックに相談してください。

2〜3日後

施術してから2～3日経つと、赤みや腫れがあった場合でも解消してきます。

痛みなどもないため、基本的には問題なく通常どおりに過ごすことができます。

治療のあと2～3日後に痛みや赤みなどのトラブルがあった場合は、サロンやクリニックにすぐに相談してください。

1週間後

痛みや腫れの持続については個人差がありますが、1週間くらいはむくんだような感覚があることがあります。

しかし、1週間経つと、痛みや赤み、むくみなどの違和感は解消され、通常どおりの状態になります。

ハイフは効果を実感しやすい美容施術として知られており、1週間経つ頃には、「顔が以前より引き締まって見える」「たるみなくなってきた」と感じられることも多いでしょう。

ハイフ施術に関する注意点・副作用

ハイフは人気、話題のコースだからと、安易な気持ちで施術を受けないことが重要です。

注意点や副作用についてよく調べたうえで、施術を受けるか検討していきましょう。

おもな注意点や副作用には、次のものが挙げられます。

• ハイフを施術できない場合もある
• 赤みや腫れが起こる場合がある
• 必ず小顔効果を実感できるわけではない
• 治療を継続することが大事

ハイフを施術できない場合もある

次の条件に当てはまる方は、ハイフ施術が難しいと判断される可能性があります。

• 顔に脂肪が多くついていない方
• 筋膜がゆるんでいない若年層の方
• たるみがより顕著な方

もともと脂肪が少ない方は、すでに顔がある程度引き締まって見える状態のため、さらにハイフ治療を行うと全体的に顔がこけて見えてしまう可能性があります。

若年層の方は筋膜が衰えていないため、ハイフを受けても効果は期待できません。

また、ハイフで効果が期待できるたるみやしわの程度にも限界があるため、あまりにも重度な場合は、別の施術を検討するほうが効果的と判断されることがあります。

赤みや腫れが起こる場合がある

ハイフ施術を受けたあとは、一部で肌が赤くなったり腫れたりする副作用が見られる可能性があります。

ただし、施術後～2、3日、長くても1週間をめどに赤みや腫れは引いていくため、徐々に気にならなくなります。

赤みや腫れがあっても、基本的にはハイフの施術後はメイクが可能です。

赤みや腫れが目立つときは、ファンデーションやコンシーラーで隠すとよいでしょう。

長い間赤みや腫れが取れないときは、肌の組織内で何らかのトラブルが起きている可能性があります。

1週間以上経っても赤みや腫れがひどいときは、クリニックに相談しましょう。

必ず小顔効果を実感できるわけではない

• 効果を実感しやすい
• 小顔にはハイフがおすすめ

ハイフの効果を調べると上記の文言をよく目にしますが、あくまで「効果に期待ができる」で、「必ず小顔になる」と保証していません。

施術を受けたとしても、「何も変わらない」と感じる方もいます。

とくに脂肪が少ない方や筋膜のゆるみがない方は、効果を得づらい場合があります。

自身に効果があるかどうか、ハイフが向いているかどうかは、前もってクリニックのカウンセリングや問診の際にしっかり相談しましょう。

小顔やたるみ改善にはさまざまな施術メニューがあるため、より効果が望めるものを提案してもらえるでしょう。

治療を継続することが大事

ハイフの効果は長続きするものではありません。

基本的にハイフによる小顔効果は3か月ほどと言われているため、効果を維持するためには継続的にクリニックに通い、施術を受ける必要があります。

単発的な施術では、3ヶ月の期間をめどに効果が切れて以前の状態に戻り、徐々にしわやたるみも見られるようになります。

小顔効果を常に感じたい方は、3ヶ月ごとの施術がおすすめです。

長く効果が持続する場合は半年くらい小顔に見えることもありますが、3ヶ月ごとの施術を想定して検討を進めるとよいでしょう。

【人気】ハイフ施術におすすめの美容クリニック5選

ハイフは、たくさんの実績と経験を持つ美容クリニックで施術を受けるのがおすすめです。

ここでは、ハイフの施術コースを用意しているおすすめの美容クリニックを５院紹介します。

• 品川美容外科
• TCB東京中央美容外科
• 湘南美容クリニック
• 東京美容外科
• 表参道メディカルクリニック

それぞれ、特徴や料金を紹介するため、参考にしてください。

品川美容外科

品川美容外科は、これまでに1,000万件以上の症例を持つ人気の美容クリニックです。

開院から34年の歴史を持つクリニックのため信頼性が高く、豊富な経験と信頼できる技術力で、一人ひとりの肌の悩みにアプローチしてくれます。

しわやたるみ解消・小顔のためのハイフのメニューも充実しており、メスを使わない小顔治療に興味がある方におすすめです。

ハイフのメニューでは、業界最速の治療時間をうたっているため、スムーズに治療を済ませることができます。

人気のハイフ機器である第3世代タイタンは、とくに引き締め効果が高いといわれています。

TCB東京中央美容外科

TCB東京中央美容外科は、ハイフを含むさまざまな美容施術コースを設けている人気の美容クリニックです。

ハイフでは、目周りのリフトアップや40代女性向けの顔＋顎下のリフトアップメニューがあります。

公式ホームページの症例写真も充実しており、ハイフの施術を受けると具体的にどのような変化があるのか事前に知りたい方にはとても参考になります。

たるみ改善から小顔効果も十分に期待ができ、二重あごを改善したい方にもおすすめです。

全国的に多くのクリニックがあるため、自宅や職場近くで通いやすい場所を見つけることができます。

湘南美容クリニック

湘南美容クリニックは、日本、海外で144院展開している大手のクリニックで、高品質な施術をリーズナブルな価格で提供しています。

ハイフの施術機器にはウルトラセルQ+を使用しており、全顔コースでは1ショットあたり45円で650ショットの施術を受けることができます。

代表的なウルトラリフトプラスHIFUをはじめ、SBCハイフシャワー、ウルセラ、ウルセラトリプル、輪郭スッキリQ+～脂肪溶解リニアHIFU、などハイフの種類も豊富で、自身に合った施術が可能です。

ミドル世代向けのプレミアムセットもあるため、加齢によるたるみが気になる方にもおすめめです。

東京美容外科

東京美容外科は、開院してから19年間医療事故ゼロの技術レベルが高いクリニックです。

東京美容外科の医師は、「美容外科医師歴10年以上」「形成外科学会から認定を受ける」「東京美容外科で3年以上経験」のいずれかの条件を満たす必要があります。

非常に厳しい基準をクリアした医師だけが施術しているため、美容医療での失敗が心配な方におすすめです。

ハイフマシンには「ウルトラセルQ＋」を使用しています。

痛みが大幅に軽減された機器のため、麻酔なしでも施術が可能です。

表参道メディカルクリニック

表参道メディカルクリニックは、芸能人やインスタグラマーにも人気で、テレビや雑誌などでも多く取り上げられているクリニックです。

ハイフマシンには照射時の痛みが少ない「ウルトラセルQ＋」を使用しており、さまざまな肌悩みにアプローチできます。

初めての方には初回料金が用意されています。

たとえば、ハイフ前顔では、400ショット77,000円（税込）が66,000円（税込）とリーズナブルな料金で施術が可能です。

まとめ

ハイフ（HIFU）は、近年人気の美容施術メニューです。

多くの美容クリニックではハイフのリフトアップメニューを取り入れており、たるみやしわ解消から小顔効果が期待できます。

ハイフは比較的早い段階で効果を実感できるため、納得のいく結果につながりやすい施術方法です。

小顔を目指して日々努力を重ねていても効果が得られない場合は、美容クリニックでのハイフ施術に目を向けてみるのもよいでしょう。

ただし、注意点やデメリットもあるため、この記事を参考に事前にしっかりと知識を付けたうえで、自身に合ったクリニックを選んで。

※本記事の情報は2022年4月時点のものです。

※本記事は公開・修正時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。キャンペーンを含む最新情報は各サービスの公式サイトよりご確認ください。

<参考＞

レディアス美容クリニック恵比寿

顔たるみ銀座美容クリニック

湘南美容クリニック