ボトックス注射をすると笑顔がひきつる？ひきつる原因やボトックス治療に失敗しないための方法を解説！

美容クリニックにてボトックス注射をした方の中には、「術後から笑顔がひきつってしまう」「笑うと顔に違和感が出る」など、皮膚のひきつりを感じている方もいます。

顔のシワ改善や小顔効果は得られたとしても、笑顔がひきつったまま治らなければ、満足のいく施術だったとはいえないでしょう。

なぜボトックス注射をすると笑顔がひきつる場合があるのでしょうか。

今回は、施術後に笑顔がひきつる原因やボトックス治療に失敗しないための方法を解説します。

これから施術を受けてみようと考えている方は、ぜひ参考にしてトラブルのない治療を目指しましょう。

ボトックス注射とは

ボトックス注射で起こるひきつりの原因を知るために、そもそもボトックス注射がどのようなものか理解しておきましょう。

A型ボツリヌス毒素を利用した薬剤を注射し筋肉を緩める施術

ボトックス注射では「A型ボツリヌス毒素」を使用した薬剤を注入することで筋肉を緩め、シワの改善や小顔効果などを得ることができます。

「毒素」というと安全性について心配するかもしれませんが、天然のたんぱく質からできた毒素であり、分解・精製をしたものを使用します。

毒性のある薬剤を注射するわけではないため安心しましょう。

ボトックス注射は美容医療だけでなく、医学にも応用されています。1980年代に医学で応用されたのが始まりです。当初は疾患などの治療への使用目的として使用されていました。

ボトックス注射をすると笑顔がひきつると言われている原因

ボトックス注射は疾患の治療にも使用されるため、美容医療で使用してもトラブルが起こるリスクは低いといわれています。

しかし実際にボトックス注射を打った後に、笑顔のひきつりを感じている方は一定数います。その原因を2つ説明しましょう。

表情筋の動きが抑制されてしまうため

ボトックス注射の薬剤は筋肉を緩める作用があり、適切でない部位へ注射すると表情筋が緩んでしまいます。

表情筋は本来緩めるべきものではないため、緩みによって動きが抑制されてしまい、ひきつりの症状が出てきます。

ボトックス注射が表情筋に影響を与えてしまった場合、顔面の下半分の筋肉が抑制されます。

顔面の上部の筋肉は動くため笑顔を作ることはできますが、全体的なバランスが悪く、下半分が動かないことでひきつりを感じてしまうのです。

ただし、あごにボトックス注射を打った場合は、ひきつりの症状はあまり出ません。あごの表情筋はそこまで動くことがなく、笑顔を作る際にもほぼ影響が出ないためです。

表情筋の動きが抑制されてしまっても、通常は施術を受けてしばらくすれば症状は改善されます。

注入し過ぎると他の表情もできなくなったり強張ったりしてしまう

ボトックス注射を打つ際、薬剤の量が多過ぎたり施術を受ける頻度が高過ぎたりすると、笑顔以外の表情にも影響を与えることがあります。

量が多い、頻度が高い場合は、注入する位置が適切であっても、表情筋を動かしにくくなるのです。

笑顔が不自然になるだけでなく、口角を上げ下げしたり、怒った表情をしたりした際に、強張りによって表情に変化が出なくなってしまいます。

強張りの症状についてもひきつり同様に数週間すれば改善されますが、適切な量・頻度で注射し、不快な症状が出ないようにするのが大切です。

ボトックス注射で失敗しないための方法

ボトックス注射を打ってシワなどの悩みが改善されたとしても、ひきつりや強張りの症状が出ては困るでしょう。

ここからは、ボトックス注射で失敗しないための方法を5つ紹介します。術後のトラブルを防ぐために、5つの方法を試して失敗のリスクを減らしましょう。

事前のカウンセリングをしっかりと行う

適切な治療にするには、やはり事前のカウンセリングが重要です。

カウンセリングでは、施術の希望だけでなく、肌質や顔・筋肉についても細かくチェックします。そのうえでどこにどれだけ注射すれば効果が高く、副作用が少ないかを医師が見極めます。

カウンセリングで肌や顔に関する悩みや気になっている点を伝えていないと、術後に副作用が出るリスクが高まってしまうため注意しましょう。

カウンセリング前に問診票へ記入するはずですが、正しく記入することも心がけてください。

注入する薬剤や量に気をつける

注入する薬剤の品質が悪いと、ひきつりや強張り、その他の副作用が出やすくなるため注意が必要です。

本来は高価であるはずの薬剤が格安であったり、聞いたことのない格安の薬剤しかなかったりするような場合は別のクリニックを選びましょう。

なかには質の悪い薬剤を使用している美容クリニックもあるため、「病院だから大丈夫」と過信しないことも大切です。その他、注入する薬剤の量にも気をつける必要があります。注入量が多過ぎると笑顔のひきつりや表情の強張りなどのリスクが高まり危険です。

ボトックス注射のメニューにより注入量が異なる場合がありますが、必ず医師がおすすめする量を選びましょう。

量が多いほうが効果が高いとの見方もありますが、多過ぎるのもよくありません。どの量が適切かは医師が熟知しているため、希望するメニューでは量が多いと判断されたら素直に従いましょう。

短期間で繰り返し打ち過ぎないようにする

ボトックス注射は、一般的に最低でも3〜4か月程度は間隔を空けて注射することが推奨されています。

なぜなら、3か月より短い期間で注射を打ち続けてしまうと、ボトックス注射の薬剤に対して抗体ができ、効果が感じられなくなってしまうからです。

定期的に打つ場合、同じ美容クリニックであれば医師がすすめる間隔で予約を入れれば問題ありません。

クリニックを変える場合は必ず3か月は期間を空け、前回いつ打ったのかをカウンセリング時に医師へ伝えましょう。

ボトックス注射は何度か施術を受け続けることで効果が持続するものですが、決められた期間より短いスパンで打つと、反対に効果が得られなくなってしまうため注意してください。

症例・口コミを見て実績のある医師・クリニックを選ぶ

ボトックス注射は経験が少ない医師が行うと、注入量や注入箇所が適切でなく、効果が出なかったり副作用が強く出てしまったりするリスクが高まります。

美容クリニックの公式サイトには、ボトックス注射の症例が掲載されているはずです。事前に確認し、実績のある医師を選ぶようにしましょう。

口コミについては医師だけでなく、クリニックに対してのものも必ずチェックしてください。

ボトックス注射で有名な医師がいても、クリニックの口コミ評価がイマイチなら、念のためそのクリニックは避けたほうが良いでしょう。

近頃は口コミサイトだけでなく、InstagramなどのSNSでも症例を探すことができます。Webで調べるだけでなくSNSも上手に活用していきましょう。

アフターケアや保証内容を確認する

ボトックス注射を打った後の、アフターケアや施術に対する保証内容はクリニックによって異なります。

万が一のことを考えると、アフターケアや保証が充実しているクリニックを選ぶほうが安心です。術後のアフターケアが適当であると、副作用や注射部位の炎症を起こします。

どのようなアフターケアを行うかまでは公式サイトに記載されていないことも多いため、不安に思うことがあればカウンセリング時に質問しておきましょう。

残念ながら、ボトックス注射は失敗しても1からやり直せません。注入した薬剤をなくしたい場合は、自然に効果が薄れていくのを待つしかないのです。

ただし、対処法が全くないというわけではありません。注射をしてから3〜4か月後の注射で修正や微調整は可能です。

この場合、保証に含まれていれば無料ですが、含まれていないと有償となってしまいます。

やり直しする時のことを考え、保証があるかどうかだけでなく、どんな場合に適用されるのか内容まで確認しておきましょう。

ボトックス注射のメリット

ボトックス注射によって表情がひきつる可能性があると聞くと、治療を受けるのが怖いと感じるかもしれません。

しかし、本来は副作用のリスクが低く、多くのメリットが得られる治療です。具体的にどのようなメリットがあるのか解説します。

顔のシワが改善できる

顔のシワは皮膚のたるみだけでなく、筋肉の動きによってもできるものです。顔を動かす表情筋に力が入り過ぎると皮膚は引っ張られますが、筋肉が緩むと今度は皮膚が縮みます。

この「引っ張る」「縮む」の動きが繰り返されることも、顔にシワができる原因です。

顔にボトックス注射を打つと表情筋が緩み、皮膚の引っ張りと縮みの動きを抑制できるため、シワの発生を防げます。

顔の中でも小ジワが目立ちやすい眉間や額、目尻へ注射する方が多いため、気になっている方はぜひ治療を検討してみてください。

フェイスラインをスッキリさせ小顔になれる

ボトックス注射をエラに打つと、エラが目立ちにくくなることでフェイスラインがスッキリして見えます。エラに打つボトックスは「エラボトックス」と呼ばれ、切らない小顔治療として人気です。

エラが目立つのは、エラの部分にある「咬筋（こうきん）」と呼ばれる筋肉が、食いしばりや歯ぎしりなどで発達し過ぎてしまうのが原因の一つです。

咬筋にボトックス注射を打つと筋肉が緩み、徐々に萎縮することでエラは目立ちにくくなるのです。

フェイスラインをスッキリさせて小顔効果を得る方法は他にもあります。

しかし手軽に済ませたい、メスを入れる施術は怖いという方は、まずは注射で済むエラボトックスからはじめると良いかもしれません。

口角を上げることにより若々しい印象になれる

口角の周りには、口角を下げてしまう働きをする筋肉があります。筋肉が発達すると、口角は常に下がり気味になってしまい、なんとなく老けた印象に見えてしまうでしょう。

口角を下げる筋肉にボトックス注射を打てば、口角が下がりにくくなり、反対に口角が上がりやすくなります。

口角が下がった状態から上がった状態になるだけで、若々しい印象になりやわらかな表情に見えるようになるためおすすめです。

部分的に痩せられる

ボトックス注射で筋肉を緩めると、徐々にサイズが小さくなるため部分痩せも可能です。

ボトックス注射を打てる顔以外の部位には二の腕、ふくらはぎなどがあります。これらの部分は脂肪を落としても、筋肉が発達していると自力のダイエットではなかなか細くなりません。

ボトックス注射によって部分的に痩せたい場合、注射を打ってから2〜3週間経った頃から徐々に筋肉が小さくなり、2〜3か月経った後に元の状態より細くなったと感じてきます。

筋肉を自身で萎縮させるのは難しいため、筋肉太りに悩む方には効果的な治療です。

ワキガ・多汗症の改善も可能

ボトックス注射は、ワキガ・多汗症の改善も可能です。汗が出る汗腺の近くにボトックス注射を打つと、汗腺が活動しにくくなるため、汗の分泌量が抑えられます。

汗の量が減ると、汗による不快なニオイも軽減させることができます。ただし、汗腺をなくすわけではありません。

一度施術が終わった後は6か月程度の効果が続きますが、継続させたい場合は定期的に治療する必要があります。汗が多くなる夏だけ効果を得たいのであれば、年に1回程度の施術でも問題ないでしょう。

ワキガ・多汗症の治療のためのボトックス注射も、他の箇所へ打つ際と同じく短い時間で施術は完了し、基本的には麻酔も必要ありません。

ボトックス注射のデメリット

ボトックス注射に限ったことではなく、どのような治療にもメリットだけでなくデメリットもあります。

デメリットを知らずに治療すると、「思った施術と違っていた」と後悔するかもしれません。

満足のいく施術になるよう、ここで紹介する4つのデメリットも事前に確認しておいてください。

失敗すると不自然になってしまう

ボトックス注射を打つ位置が適切でなかったり、量が多過ぎたりすると、表情筋に影響を与えてしまいます。

その結果、ひきつった笑顔になる、左右で表情が異なるなどの症状が出て、不自然に見えてしまうのがデメリットです。施術によっては失敗しても見た目の変化はない場合もあります。

しかし、ボトックス注射の失敗は見た目の変化が出やすく、不自然になり他人からも「違和感がある」と思われやすいため注意が必要です。

効果を維持するには繰り返し打つ必要がある

ボトックス注射の効果はメスを使用する施術とは違い半永久的ではありません。そのため、効果を維持したい方は、繰り返し注射を打つ必要があります。

効果を維持する施術の間隔は、クリニックによって異なりますが、3〜4か月ごと、5〜6回ほど注入するのが平均です。

たとえば、1回50,000円の施術を5回注入すると、費用は250,000円かかります。効果を持続させたい方は、5回分の費用である250,000円をあらかじめ調べておき、問題なく繰り返し打てるかを確認しておきましょう。

繰り返し打つ際は、絶対に医師から言われた施術を受ける間隔を守りましょう。

クリニックを変えて3か月より短い期間で施術を受けてしまうと、打ち過ぎによるトラブルが出るリスクが高まります。

稀に赤み・腫れ・内出血などの副作用が起きる可能性がある

ボトックス注射は比較的副作用の少ない施術ではありますが、全く起こらないわけではありません。

稀に赤みや腫れ、内出血などの症状が起きる可能性があるため、副作用がないほうが良い方にとってはデメリットでしょう。

ただし、いずれもメイクやマスクで隠せる程度の場合が大半です。メイクも基本的に当日から可能な施術のため、その日や翌日以降に予定に大きな影響を与えることはないでしょう。

もし施術後の副作用が心配で、仕事上メイクができないなど不安が残るようであれば、カウンセリング時に医師へ相談しましょう。アフターケアの際に副作用が出にくいケアなどを教えてくれます。

また、実際に施術を受けた方の口コミをチェックし、副作用がなかったと答えている方が多いクリニックを選ぶのも一つの方法です。

即効性はない

ボトックス注射は即効性はありません。初回の効果は注射を打ってから数日〜1か月ほどで感じられるものです。

それに対して、メスを使用する施術は1回でも即効性を感じられる場合が大半です。

「早く効果を感じたい」「すぐに目に見える変化を感じたい」と思うなら、ボトックス注射では効果が薄いと感じるかもしれません。

しかし、メスを使用する施術は副作用が出やすく、ダウンタイムも長いというデメリットがあります。症状によっては、数日間は仕事や学校を休まなければならないケースもあります。

その点、ボトックス注射であれば、初回だけでなく2回目以降も副作用が出ることはありません。即効性はない分、日常生活に影響を与えにくいため、どちらが良いかよく検討して選びましょう。

【人気】ボトックス治療がおすすめの美容クリニック5選！

ボトックス注射の施術が受けられるクリニックは数え切れないほどあるため、クリニック選びを悩んでしまう方もいるでしょう。

ここからは人気でおすすめのクリニックを5つ紹介するため、ぜひ参考にしてください。

TCB東京中央美容外科

TCB東京中央美容外科は、アラガンビューティーアワードを3年連続で受賞しており、ボトックス注射の実績が豊富な美容クリニックです。

体に負担をかけない優しい施術が特徴で、薬剤によって差はありますが効果の持続性が長く人気があります。

TCB東京中央美容外科では、他のクリニックではあまり見かけない、花粉症の改善のためのボトックス注射メニューもあるのが特徴です。

はじめての方は、美容目的でボトックス注射を打ち、効果に満足したら花粉症や肩こりなど他のメニューも受けてみると良いかもしれません。

カウンセリングは何度でも無料のため、気になる方は一度相談だけでもしてみてはいかがでしょうか。

品川美容外科

品川美容外科では、シワ取りや小顔効果だけでなく、肩こりや多汗症、脚痩せのためにもボトックス注射も用意されています。

薬剤の種類は3種類あり、薬剤を選んだうえで注射する部位を選ぶ流れです。

品川美容外科の会員になると下記の表より安い価格で注射でき、メニューによってはそれよりもさらに安い初回価格もあります。

品質が安定しているボトックス注射を、ここまでお得に受けられるクリニックはなかなかないでしょう。継続して打つ予定の方は品川美容外科の会員に入るとお得です。

東京美容外科

東京美容外科では、難しいとされているボトックス注射の修正が可能です。

東京美容外科以外のクリニックで注射したものでも修正できるため、効果がなくなるまで待つのが難しい方はカウンセリングを受けてみてください。

その他、術後の感染症対策として、皮脂腺ブロック注射を打つこともできます。適切な処置を行えば感染症を起こすリスクは高くありませんが、心配ならオプションでつけると良いでしょう。

聖心美容クリニック

聖心美容クリニックでは、VST認定医がボトックス注射の施術を行います。VST認定医とは、ボトックスの製造元であるアラガン社による認定医制度にて認定された医師です。

定期的に研修へ参加し、技術を学んでいるため、副作用のリスクが低く、効果が長持ちしやすい施術が受けられるのが魅力的といえるでしょう。

「もう少し気にならなくしたい」など、細かな要望に耐えられるのも熟練の技術を持つ医師ならではです。

早いと3〜4日で効果を実感できるため、ぜひ一度カウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。

城本クリニック

城本クリニックで施術を行う医師は、ボトックスビスタの講習セミナーを受け、修了証まで取得している知識・経験が豊富な点が魅力です。

正しい指導を受け、認定された医師による施術ですからより安心感も高いでしょう。

また、カウンセラーや看護助手はおらず、有資格者のみが対応を行います。薬剤の管理も医師が担当しているため、品質が安定しているのも城本クリニックのおすすめポイントです。

開院から30年以上が経つ老舗のクリニックのため、安心・安全の施術を受けられるでしょう。

ボトックス注射に関するよくある質問

最後に、ボトックス注射に関するよくある質問を6つ紹介します。

事前に頭に入れておくと、スムーズにカウンセリングを受けられるためより安心です。

ボトックス注射を打てる部位は？

ボトックス注射を打てる部位は、次のとおりです。

注射の目的	ボトックス注射が打てる部位
美容目的	眉間/目尻/おでこ/マリオネットライン/フェイスライン/鼻あご/眉下/目の下/首/口周り/エラ
多汗症の改善	手/脚/ワキ/額/前頭部/鼻/耳周辺
部分痩せ	腕/ふくらはぎ

目的によって打つ位置が異なるため、どのような目的かをカウンセリングで相談し、その内容に基づいて医師が注射を打つ部位を決めるといった流れです。

医師の判断で希望の部位に打てないこともあるため注意しましょう。

ボトックス注射はやり直しはできる？

基本的には、ボトックス注射を一からやり直すことはできません。なぜなら、注入した薬剤をすべて抜くことはできないからです。

ただし、薬剤は一度入れたらずっと体内に残り続けるわけでなく、次第に体へ吸収されます。

注射を打ってから3〜4か月で効果は消失するため、やり直したい部位もその頃には気にならなくなります。修正案としては、追加で別の部位にボトックス注射をする方法があります。

以前施術をした部分を確認しながら追加で注射をしたり、効果が完全になくなってから、新たに注射したりすることで、気になる部分を改善することができます。

いずれにしても、やり直しや修正を希望する際は医師に相談することが重要です。

初回の施術を行ったクリニックとは別のクリニックで再施術をするのであれば、カウンセリング時に、気になる点をしっかりと伝えることが大切です。

麻酔は必要？

ボトックス注射は極細の針を使用するため、基本的には麻酔は必要ありません。針を刺す際にチクッとした刺激と、薬剤が入る際の違和感は少しありますが、激痛を感じることはないでしょう。

しかし、痛みの感じ方には個人差があります。それでも痛みが心配な方は、表面麻酔や笑気麻酔などで痛みをやわらげることができます。

カウンセリング時に相談すると施術時に麻酔を使用してくれます。ただし、麻酔は有料のクリニックも多いため、事前に料金を確認しておきましょう。

ダウンタイムに気をつけることは？

ダウンタイム中に気をつける点は、次のとおりです。

• 長時間、熱いお湯での入浴
• サウナ、岩盤浴
• マッサージ、エステ
• 飲酒
• 激しい運動

これらの行動を行うと赤みや腫れなどの副作用が強く出たり、長引いたりするリスクが高まります。施術当日はぬるま湯でシャワーを浴びる程度にしておきましょう。

マッサージ、エステについては術後3日を過ぎるまでは控えてください。セルフマッサージも同様です。

その他、洗顔やスキンケアの際に肌を強くこすらないよう注意することも忘れないようにしましょう。

また、ボトックス注射を打った後、4時間はできるだけ横にならないようにしてください。体を横向きにすると、打った薬剤が流れてしまい、せっかくの効果を得られない可能性があります。

疲れて横になりたいと思っても、術後4時間が経過するまで待ちましょう。

1回でも効果は得られる？

ボトックス注射は1回でも効果が得られますが、施術から1か月程度経たないと効果を感じにくいこと、術後3〜4か月で効果が消失することが特徴です。

そのため、効果を継続させたいのであれば、繰り返し施術を受けることを検討しましょう。

施術当日から効果を感じたい、半永久的な効果を得たいと思う方は、ボトックス注射ではなくメスを使用する施術を検討したほうが良いかもしれません。

リスクはある？

ボトックス注射には笑顔がひきつる、笑ったときに左右差が出るなどのリスクがあります。

どのような美容施術にもリスクはつきものですが、信頼できる医師・美容クリニックを選ぶことでリスクを下げることができます。

ボトックス注射による副作用などのリスクを避けたい方は、次のポイントに注意して施術を決めましょう。

• ボトックス注射の実績が多い医師、クリニックを選ぶ
• しっかりとカウンセリングを行う
• アフターケアや保証内容まで見てからクリニックを選ぶ

まとめ

ボトックス注射で笑顔がひきつることがありますが、その原因は注射の位置が悪く、表情筋に影響を与えてしまった、量が多過ぎた、打つ頻度が高過ぎたなどです。

適切な施術を行う医師であれば笑顔のひきつりは起こりにくいため、実績が豊富で信頼できる医師を選ぶようにしましょう。

腫れや内出血などの副作用が起きることは稀ですが、ダウンタイム中の過ごし方が不適切だとトラブルが起こりやすくなります。

控えるべき行動はやらないよう注意し、医師から伝えられた点があれば、しっかりと守って過ごすようにしましょう。

正しい知識を持ってボトックス注射を打ち、シワやマリオネットラインなどの悩みを解消してください。

※本記事の情報は2022年10月時点のものです。
※本記事は公開・修正時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。キャンペーンを含む最新情報は各サービスの公式サイトよりご確認ください。
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＜参考＞
TCB東京中央美容外科
品川美容外科
東京美容外科